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明治飛行場(その1)

 ここは愛知県安城市根崎町。海軍がここに飛行場を建設した当時は碧海郡明治村という地名でした。明治38年の知事訓令に基づく町村合併の一環として成立した村であることから明治村という名前になったそうです。因みに愛知県稲沢市(当時は中島郡)にも明治村があったようです。いずれも昭和30年に近隣の市に吸収され明治村の名は消失しました。その十年後昭和40年に愛知県に再び明治村が開村しました。ただし明治時代の建築を保存展示する野外博物館の名称です。
 これは燃料貯蔵庫だそうです。入り口の「つば」のようなものは本来コンクリートの上に土を被せて使うため、入り口に土がこぼれ落ちてこないようにするものだと思います。


 横から見た様子です。


 中身です。例によって農機具入れになっています。


 入り口の詳細な様子です。貯蔵庫の底に亀裂が入ってコンクリートの上部が少し傾いているようです。


 別の角度から見た全景です。排気口の跡のようなものがありました(白丸)。


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参考文献: 戦時下・愛知の諸記録95 発行者 あいち・平和のための戦争展実行委員会
      戦時下・愛知の諸記録96 発行者 あいち・平和のための戦争展実行委員会
      角川日本地名大事典23 愛知県 発行 角川書店

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制作 1999年8月24日