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千畳敷山(湘南平)防空砲台

 ここは神奈川県中郡大磯町東小磯。現在は高麗山公園(湘南平)となっています。1999年10月24日の遺構探訪「三浦半島遠征」に於いて関東地区の砲台跡研究の第一人者であるネーモン氏に最初に案内をして頂いた場所です。
 この写真は高射砲の台座だそうです。この砲台跡の他に、機関銃の銃座が30基前後あるようですが、ここでは遠征当日に公園内で確認した6個の銃座跡を紹介します。

【加筆(2006年3月4日)】のちのネーモン氏の調査により以下のコンクリート建造物は、銃座であることが疑わしいことが判ってきました。その理由は「その数が非常に多く設置のされ方が不規則であること」「他地区の防空砲台跡に同類の遺構が全く見られないこと」などだそうです。ネーモン氏は、兵器類等の専門家にこれらコンクリート建造物に据え付けられるのに妥当な防空機銃が存在したかどうかを鑑定して貰う必要があると考えているようです。

 また遺構探訪では「高麗山(こまやま)砲台」と称していましたが、「千畳敷山(湘南平)防空砲台」が戦時中の正式名称ということが判りましたので、このページの題目も合わせて変更しました。


 これが銃座の跡だそうです。他の5個の銃座も同じ様な大きさで直径60〜80cmです。


 これも銃座跡です。機関銃を固定した鎖が左右に2個付いています。


 これも銃座跡です。


 これまた銃座跡です。これも機関銃を固定した鎖が左右に2個付いています。


 これも同様に銃座跡です。周りに根を張っている木を見ると、これらの構造物が遺構となってからの長い歳月を感じさせられます。


 これで紹介する最後の銃座跡です。これも機関銃を固定した鎖が左右に2個付いています。


参考文献: 
      平塚の戦跡 平塚市
      http://www.city.hiratsuka.kanagawa.jp/IMAGES/senseki/senseki.htm
      砲座跡のある千畳敷(湘南平) 平塚市
      http://www.city.hiratsuka.kanagawa.jp/IMAGES/senseki/sen03_2.htm

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制作 1999年12月11日
改訂 2006年3月4日