名古屋鉄道知立(ちりゅう)駅*1には古くなったレールをホームの柱等に再利用*2していた。最近の駅の改修工事でそのような柱が少なくなっている。またレール再利用柱が残っていてもペンキの重ね塗りでいつの時代のレールなのか浮き彫りの刻印が判別できなくなった物ばかりになっていた。

　知立駅に行った際、再利用のレールのことを思い出した時には判別可能な刻印を探していたが、なかなか見つからなかった。しかしようやく見つけた。はっきりと「CARNEGIE 1897*3」と浮き彫りになっている。百年以上前の鉄だ。戦後、精製された鉄鋼には放射性元素が含まれている*4と言われている。この百年前のレールは放射能を含まない貴重な鉄材である。

*1　知立 | 名古屋鉄道
*2　レールの再利用
*3　carnegie.jpg
*4　2-5-3-2 体外計測器　3）遮へい