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0302雑記草
030202今日は誕生日なので、小学一年生の娘がお祝いをくれた。初めてだった。小児薬の樋屋奇應丸*1の空き箱に二本の紙テープを交互に折って作った手足のロボットだった。空き箱の胴体に黄色い紙を貼り、そこには黒い紙で作った目と口が貼ってあった。片目をつむってにこりとしている。
更に小さなお年玉袋が付いていた。その袋には151円が入っていた。彼女の財力からすれば相当な額*2である。
非常に嬉しかった。
*1 樋屋奇応丸へようこそ!
*2 愛の大きさ
030203娘からのお祝い*0で思い出した。去年の夏、義理の妹夫婦に小学四年生の息子を乗鞍岳*1へ連れて行ってもらった。その時のお土産は乗鞍岳の石だった。
現在、家の中にある石は、この乗鞍岳の石、義理の妹にもらった何処かで拾ってきた丸い石、翡翠海岸*2で拾った翡翠らしき石、石ではないが、友人が拾ってきたベルリンの壁*3の欠片、である。
高校生の頃、日本で一番古い石の発見地*4を見に行ったことがある。最古の石は採取が禁止されているのでその近くにあった「日本最古の石の隣の石」を拾ってきたことがある。それは実家にまだあると思う。
*0 誕生日のお祝い
*1 信州山岳ガイド「乗鞍岳」
*2 TOYAMA TRAVEL NAVIGATOR/TRAVEL GUIDE/KUROBE&UNAZUKI
*3 ベルリンの壁
*4 18 七宗町 「日本最古の石にふれるみち」7.2km
030204半導体素子を製造する技術*1を使って小さな機械や装置を作る研究*2がなされている。今まで考えられなかった様な小さな機械*3をマイクロマシンと呼んでいる。
マイクロマシンはこういった蟻の頭の大きさぐらいの部品*4を組み合わせて作る場合もあるのかもしれない。この様な小さな部品をどうやって組み立てるか*5が大きな課題であろう。
建設が終わって超高層ビルの屋上に残っているクレーンを地上に降ろす*6ように、少しづつ「小さな機械を作る」機械*7を作っていけば、最後には物凄く小さな機械が出来るかも知れない。
こういったマイクロマシンは何に使うのか。体の中に入れて病巣を取り除いたり*8、配管の中に入って配管の損傷箇所を修復したり、いろいろ使い道*9はありそうである。これらマイクロマシンはまだまだ研究段階で、本格的に実用化されるのはまだまだかなり先の話だろう。特に半導体素子製造工程を使って製作した可動部分のある装置*10で現在、実用化に至っている物は殆どない。
身近で実用化されているマイクロマシンで思い浮かぶのは、DLP(Digital Light Processing)式プロジェクタ*11だろう。外観は全然小さくないが、中に組み込まれている部品*12がマイクロマシンなのである。このDLPの画像再生原理*13はDMD(Digital Micromirror Device)*14と呼ばれる縦横に綺麗に並んだ沢山の小さな鏡に、光を反射させて画像を作る。それぞれの小さな鏡は入力する信号に従ってそれぞれ独立にある角度で傾くようになっている。ある角度に傾けば光がスクリーンの方に反射して、他の角度の時はスクリーンに光が行かないようにプロジェクタの箱の中で吸収してしまえば、鏡一つ一つが画素となり画像が描けることになる。光の強弱は鏡が光をスクリーンに向けて反射させている時間で調整*15できる。DMDを三つ用意してそれぞれに三原色を反射させて合成*16すれば画像の色が再現できる。またDMDが一つでも、赤の画像の次は緑の画像といった具合に三原色を素早く入れ換えてやれば、残像によって画像は総天然色*17に見えてくる。
この角度が変えられる小さな鏡は半導体素子製造工程を用いて作られる*18。これはアメリカのテキサスインスツルメンツ*19という会社が発明した。研究所や大学などで盛んにこういったいつ実用化されるか解らないような微小な歯車やモータ*20を作っていた中、テキサスインスツルメンツ社は実用化に漕ぎ着けたのである。
微小な可動部分を持つ装置が身近で実用化された、現在唯一の例ではないだろうか。
*1 富士総合研究所 エレクトロニクス マイクロマシン (MEMS)
*2 科学技術界の先祖帰り
*3 RF NORIKA.COM [RFSYSTEM lab.]
*4 Introduction of PIDC - Professional Capabilities
*5 Communications for 2000: MEMS Corner Cube Retroreflector for Smart Dust
*6 石川島運搬機械のホームページ タワークレーンのひみつ
*7 マイクロマシン技術 Micromachine Technology 世界最小のマイクロ旋盤
*8 Google 検索: ミクロの決死圏
*9 マイクロマシン技術の研究開発
*10 MEMS: Enabling the Next Silicon Revolution
*11 モバイルプロジェクタ
*12 製品仕様(DMD)
*13 DPX-1の特長1
*14 DLP(TM) の技術と投影のしくみ
*15 Projectiebeeldschermen.
*16 USHIO LIGHT EDGE 19
*17 DLP(TM) の技術と投影のしくみ 方式による違い
*18 丸文株式会社 映像機器
*19 Texas Instruments Welcomes You
*20 Parylene Coating Services, Equipment and Dimer from Specialty Coating Systems
030205果てしなく無限に増殖する物欲*1を無くすことは不可能に近い。無くすことが出来なくとも、抑えることは出来る。欲しい物を明確に限定すればいいだろう。何でも欲しければいくら手に入れてもいつまで経っても物欲は満たされないが、欲しい物を厳選してそれを手に入れるためにどうすればいいかを常に考えるようにすれば、それを手に入れた段階で一時的に物欲が満たされる。
あれが欲しい、どうすれば手に入れられるか、という思考が長い時間をかけて現実に具体的な物に変化する過程を十分経験すれば次から次に物が欲しくなると言うことはなくなるような気がする。
物欲の中で厳選した物を忘れないように「物欲メモ」というのを作って、何かの機会にそれを見るようにする。このメモは財布の中に入れてあるので気が付いた時にはいつでもそれを眺めることができる。
現在、財布の中に4年ほど前に書いた物欲メモが入っている。六つの項目が書き込まれており、そのうち五つが手に入っている。長い間、思考するうちに、当初は高価であった物が技術革新により価格が低下して結果的に安く性能の良い物を手に入れることが出来た場合もある。
この雑記草も「物欲メモ」の役割がある。ここに書いてまだ満たされていないのは「諸橋漢和大辞典*2」や「Bell&Ross*3」などがある。
*1 物欲を抑える方法
*2 諸橋大漢和
*3 Bell&Ross
030206横山裕一(ゆういち)*1という漫画家の絵が気に入っている。考えてみると横山という名字の漫画家は何となく多い。横山隆一*2、横山泰三*3(横山隆一氏の実弟)、横山光輝*4、横山まさみち*5、横山大観*6など。横山大観は漫画家ではない。
この横山裕一という人が描く人物の顔*7が面白い。鼻は大抵スーッと引いた二本線で目は菱形になっている。最も際だった特徴はその菱形の目の中に描かれる黒目の部分である。短い太めの横線である。人間の瞳は丸いと決まっている*8から、漫画では大抵は黒丸か点になっている。ところが横山氏*9の場合は横棒である。
この発想はどこから来たのだろうか。馬*10や山羊*11の瞳孔は横一文字である。これからだろうか。漫画やイラストに出てくる人物の顔は自画像でなくとも作者の顔の特徴が再現される場合が多い。恐らく横山氏の鼻はスラッとしているのだろう。それでは目はどうなっているのだろうか。まさか瞳孔が横一文字*12になってはいないと思う。
*1 ギャラリーサイゾー横山裕一
*2 横山隆一記念まんが館
*3 横山 泰三・横田 海
*4 横山光輝の世界
*5 日本漫画家協会 横山まさみち
*6 ゆかりの人々/横山大観
*7 ギャラリーサイゾー 横山裕一
*8 目の事典・目の構造
*9 ギャラリーサイゾー 横山裕一
*10 乗馬クラブクレイン/お楽しみページ/馬辞典/馬を知ろう
*11 Photos of Llama parts and eyes-page 3 ※ただし、写真はラマ
*12 S-K Inst Tyler Lab Eye Page
030207数学における直観主義*1という考え方を作ったのはBrouwer*2という人である。Brouwerは日本語ではブラウエル、ブラウアー、ブラウワーと表記される。
直観主義というのは、ある命題*3の真偽は必ず決定できると考えるのではなく、「真偽どちらか決定不能」という場合もある筈だ、という考え方であるらしい。
従って、ある命題が「真」であることを証明するのに、それが「偽」と仮定すると矛盾するからこの命題は「真」だ、というのは認めないと言うことである。「真」か「偽」か判らない状態があるから、「偽」でないなら「真」、「真」でないなら「偽」というのは通用しない、というのだ。ただし、虱潰しに調べることが可能なことはその限りではない。
この直観主義を説明するために作られた「ブラウエルの問題*4」というがある。円周率を十進数の小数に展開したとき「0123456789」と数字が並ぶところがあるか、という問いである。
Brouwerが生きている間に計算された円周率の最高桁数は100,265桁*5であった。1961年にD. ShanksとJ. WrenchとがIBM7090*6を使って8.72時間かけて計算した。Brouwerが死んだ1966年には250,000桁まで計算されていたが、「0123456789」という数列は出現しなかった。
1997年、この「0123456789」という数列が173 億 8759 万 4880 桁目に現れる*7ことが判った。1961年にShanksとWrenchとが円周率をコンピュータで計算した当時、Shanksはある人に「人類が知り得ない円周率の桁数は何桁目から」と聞かれた。彼はすぐに「10億桁目*8」と答えたらしい。
10万桁で9時間近く掛かっているので、10億桁ならばその1万倍の桁数を計算しなければならない。円周率の計算*9は「円周を直径で割る」といった作業ではないので、かけた時間に比例して計算される桁数が増えていくわけではないが、単純にそうだとしても当時のコンピュータでは9万時間以上掛かるので、事実上出来ないのと同じと考えられたのだろう。
それの更に17倍の桁数でようやく「0123456789」が出てきたのだから、Brouwerが決定不能の例として持ち出しても不思議ではなかった。とはいっても現在このBrouwerの問題の決着は付いている。「3が1兆桁連続して現れるか」ぐらいにしておけばよかったかもしれない。現在の最高記録は1兆2000億桁*10だから、あるとしても当分出てこないかも知れない。しかし「ない」とは言い切れないのである。
*1 第1章 集合論と不完全性定理
*2 Luitzen Egbertus Jan Brouwer
*3 命題
*4 Brouwer's Cambridge Lectures on Intuitionism
*5 A chronology of pi
*6 Nostalgia Gallery IBM7090.jpg
*7 πの世界記録515億3960万桁計算の概要
*8 The occurrence of the sequence 0123456789 within #tex2html_wrap_inline149#
*9 金田・佐藤研究室ホ−ムペ−ジにようこそ! ダウンロードのページ
*10 金田・佐藤研究室ホ−ムペ−ジにようこそ!
030208David Blatner*1著「The Joy of π*2」という本を持っている。日本語にも翻訳されていて「π[パイ]の神秘*3」という題名でアーティストハウス*4という出版社から出ている。円周率にまつわる話題がぎっしりと書かれている130ページぐらいの本である。ちょっと変わっているのは、最初のページから最後のページまでの余白を使って円周率の100万桁が印刷されているのである。円周率の数字と混同しないようにか、ページ番号は「one hundred fifteen」といった具合に書かれている。
わざわざ洋書を持っている理由は、翻訳版が出ていることを知らなかったためである。ある日、洋書屋に立ち寄って、この「The Joy of π」を見つけた。こりゃ面白い本だと思い、即座に買った。わざわざ洋書屋でこんな本を見つけ出して所有しているのは、半径50km以内には自分だけだろうと何ら根拠のない幸福感に浸っていた。暫くして別の本屋でこの本の翻訳を見つけたのである。悔しいので見つけた翻訳本の表紙だけ見て中身は見ていない。当然買わなかった。
「The Joy of π」は数年前に買ったのだが、英語で書かれているので殆ど読んでいない。久しぶりに先日のBrouwerの問題*5について書くためにパラパラと眺めていたら、面白い話題を見つけた。
ローマ字のアルファベット*6の26文字を順番に円周上に並べて、左右対称になっている文字を消していく。消される文字は「A、H、I、M、O、T、U、V、W、X、Y」である。残った文字は「B、C、D、E、F、G(6文字)」「J、K、L(3文字)」「N(1文字)」「P、Q、R、S(4文字)」「Z(1文字)」となる。「J、K、L(3文字)」から見ていくと、その次から「N(1文字)」「P、Q、R、S(4文字)」「Z(1文字)」一周まわって「B、C、D、E、F、G(6文字)」でそれぞれのかたまりの文字数が「31416」となる。
円周率は3.141592・・・なので、「31416」はちゃんと円周率の近似値になっているのである。
このこと自体驚くべきことだが、これを見つけたマチンガードナー*7はすご過ぎる。一体、何がきっかけでこんなことに気付いたのだろうか。気付いたと言うよりも無理矢理探したのだろうが、どうしてアルファベットから円周率を探そうと思ったのか。何とかして「いろは*8」から探し出せないだろうか。
*1 WalkerBooks.com - Authors: David Blatner
*2 The Joy of Pi
*3 *** ArtistHouse *** Books
*4 *** ArtistHouse ***
*5 Brouwerの問題
*6 母音
*7 整数に近い無理数
*8 あさきゆめみし
030209DVDでキャプテン・スカーレットを見ていたら*1、「謎の円盤UFO*2」が見たくなった。「ユーフォー*3」と読まずに「ユー・エフ・オー」と読む。これはサンダーバードやキャプテン・スカーレットのような人形劇ではなく、人間が出演するSFドラマである。制作はジェリー・アンダーソンで、1970年の作品である。
1980年には人類はSHADOという組織*4を結成し月面に基地を建設して、宇宙からの侵略に対抗しているという設定の特撮が満載のテレビジョン連続ドラマであった。
DVDが出ているかamazon*5で検索したら、出てきた。アメリカ製のDVDで日本国内のDVD再生機では見ることが出来ない。DVDには再生できる地域が決まっており、それ以外の地域では見られないように地域(リージョン)コード*6という信号が含まれている。このコードと合致したDVD再生機でないと画像が出力されない。アメリカと日本とではコードが違うので、普通アメリカ製のDVDは日本国内で販売されているDVD再生機では見ることが出来ない。
しかし家にあるDVD再生機はどこの地域コードのDVDでも見られるように出来る*7のである。買った当時はこの様な機能は不要と思っていたが、役に立つようになってきた。
早速DVD*8を買った。アメリカ製だから吹き替えがないのは承知していた。英語の字幕があるだろうと思っていたら、入ってなかった。
登場人物が動いている場面や特撮の場面は画像だけ見ていても内容が容易に推測できるが、ロビーなどで座って対話している場面は殆ど理解できない。しかも製作予算の関係からか、対話の場面が非常に多いような気がする。
雰囲気が味わえれば、よしとしよう。
*1 Mako'sPage キャプテン・スカーレット
*2 謎の円盤UFO
*3 U.F.O.
*4 秘密基地
*5 Amazon.co.jp: Amazon.co.jp and you're done.
*6 DVD Recording Guide / 第2回
*7 DVD
*8 B0000687BN.01.LZZZZZZZ.jpg
030210DMD*1でベルを思い出した。グラハム・ベルは電話を発明した。よく知られているのは音声を電線で伝達する有線電話だが、ベルは電線を利用しない「無線電話」も発明した。現在の携帯電話のように電波を使う電話ではない。電波は1888年にヘルツによって発見*2された。ベルが電話を発明したのは1876年、彼が死んだのは1922年*3だから、ベルが電波を使った電話を発明しても不思議ではないが、電波ではない。
光を使った電話*4である。音声の電送経路に光を使う電話は光ケーブル*5として今では完全に実用化されているが、ベルの時代には光を細長いガラスの中に通す*6という発想はなかった。自由空間を伝わる光を使う。しかもその光の源は太陽の光である。
音声による空気の振動を鏡の振動に変換する*7。その鏡に太陽の光を反射させ、反射した光を離れた場所で捉える*8。鏡が振動すると光の反射する方向が振動に伴って変化する。離れた場所で凹面鏡を使ってその光を集める*9。凹面鏡の中心には光が当たると電気抵抗が変化する物質が置いてある。ベルはセレンを使った。セレンは半導体なので光が当たると電気抵抗が変化する*10。音声によって強弱が出来た光がセレンに当たるとその電気抵抗が光の強弱に従って変化するので、これに電池をつなげてコイルに電流を流して振動板を振動させれば音声が再生される*11。
ベルのphotophone特許が成立したのは1880年*12で、電波の発見は1888年なので、この時点では電波を使った電話の発明はあり得なかった。
ベルはこれを「photophone*13」と呼んだ。字面が面白い。「光」と「音」とをそれぞれ表すギリシャ語が良く似ているというのを改めて気付いた。このページ*14では、「フォトフォン」をベルが発明したテレビジョン電話と勘違いしている。字面だけ見て判断してしまったのだろう。
このページ*15には音声を鏡の振動に変換する送話器の実物らしき写真が掲載されている。この絵*16を見ると上記の鏡は単に送話器に太陽光線を反射させるための鏡のようにも見える。上記のページではphotophoneの実験を行ったのはベルとその従兄弟の「Charles Bell」である、と書いてあるが、従兄弟の名前は「Chichester Bell*17」らしい。「Charles」はphotophoneの共同発明者「Tainter*13」の名である。こういったちょっとした間違いがあると記事全体の信憑性を疑われてしまうので非常に勿体ない。
後にChichesterとCharlesはエジソンの蓄音機*18を改良した「graphophone*19」を開発して売り出した。
仕組みがDMDに何となく似ているのでベルの光電話に付いて書いたが、もっと似ているのはレーザ盗聴器*20である。光電話の原理をそのまま盗聴に応用している。筆者がベルの光電話を知ったのはレーザ盗聴の記事を書いたのがきっかけであった。
*1 身近なマイクロマシン
*2 じしゃく忍法帳 / 第65回「電波と磁石」の巻
*3 グラハム・ベル電話機発明
*4 AG Bell Home Page The Photophone: the First Wireless Telephone
*5 NTT西日本/もしも!?の時あなたの電話は? Emergency optical cable
*6 光ケーブルとは?
*7 Recording Technology History PDRM0430a.jpg
*8 SOUND CHOICE ASSISTIVE LISTENING TECHNOLOGIES
*9 Recording Technology History PDRM0431a.jpg
*10 太陽光発電ミニ辞典
*11 2−2 ベルの光電話実験(自然光を用いた光通信の実験)
*12 Recording Technology History Tainter Patents to 1886
*13 Recording Technology History 1. Photophone patent 235,496 granted 1880/12/14
*14 InterCommunication No.14 (Japanese) Cybercasting
*15 TelecomWriting.com: Digital Wireless Basics: Mobile Phone History Page Four
*16 Elements Homepage optical%20fig%201.JPG
*17 About Dictaphone - A Brief History
*18 新冠町ホームページ このページではレ・コード館に収蔵している蓄音機を紹介します。
*19 Bell & Tainter's "Graphophone"
*20 レーザ盗聴
030211小学生の頃、学友の間に伝わる噂があった。この噂は上級生から伝わって、下級生に伝えられていった。
「名古屋港*1には無修正の外国製のエロ本が沢山廃棄されている」という噂であった。当時、海外のヌード雑誌は肝心な部分が「墨塗り」であった。それが全く施されていないというのだ。小学生の夢は膨らむばかりである。夢ばかりではない。
どうやって名古屋港に行けばいいのか、地下鉄*2じゃないと行けない、今度の遠足は名古屋港らしい、だれそれが凄い本を拾ったらしい、と寄ればそんな話ばかりしていた時期もあった。
学友と話しているうちに、どうして名古屋港にはエロ本*3が落ちているのだろう、という疑問が湧いてきた。当時の信頼できる消息筋によると「外国船の船乗り*4が停泊中に自分の国から持ってきたエロ本をそこら辺りに捨てていく」というのだ。今考えると道端に落ちている雑誌と同じ様な連想だが、当時は成る程と思った。恐らく税関*5で没収された猥褻雑誌が名古屋港のどこかの倉庫に保管されているはずだ、という大人による民間伝承が、「税関制度*6」が小学生にとって理解しにくいため、「船員が捨てた」という話しにすり替わったのではないだろうか。
名古屋港はかなり大きな港*7である。エロ本が捨てられていてもこれを見つけるのは至難の業であろう。小学生の儚い夢であった。
*1 名古屋港のホームページ
*2 名古屋市営地下鉄のご案内
*3 川崎ゆきおサイト エロ本
*4 Matrozen/Dekdienst
*5 財務省 名古屋税関
*6 税関ホームページ
*7 大きくて力持ち
030212Bell&Ross*1から待望の少し小さめの腕時計が出た。
今までのBell&Rossの腕時計*2は直径が37.5mm*3で、腕が細めの筆者には大きすぎる。いくら時計の意匠が自分にとって素晴らしくても腕に付けた時に様(さま)になっていないと格好が悪い。大きい腕時計の代表格Panerai*4というのがある。意匠はなかなか良いのだが、これも大き過ぎる。フランク・ミュラー*5もいいのだが、やはり大きい。
Bell&Rossから新しく出た腕時計は直径が34mmである。「Medium34」という名付けられている。詳細が掲載されているページの内容は全てJavaScript*6で記述されているので、ここで直接リンクを貼ることが出来ない。面倒であるが、Bell&Rossのサイトの表紙*1から「Thecollection」>「Medium34」とクリックして頂ければ、辿り着くことができる。
物欲が沸々と湧いてきた*7。欲しいのは針が沢山付いている*8腕時計である。そして自動巻*9がいい。
ところが「Medium34」の針が沢山付いたものは自動巻ではない。水晶振動子式*10である直径37.5mmのこの時計*11の34mm版しかない。
悩ましいところである。
*1 Bell & Ross
*2 Bell&Ross公式サイト The Vintage Collection 126
*3 Bell and Ross Vintage Watches
*4 OFFICINE PANERAI
*5 フランク・ミュラーの時計
*6 DOKUGAKU JavaScript
*7 Bell&Ross
*8 Vintage 126 Steelメタルバンド
*9 The Vintage Collection 126
*10 機械式腕時計
*11 The Vintage Collection 120
030213BMWの自動車には1リットル*1のガソリンでどれだけの距離を走っているかを表示する燃費計が付いている*2。近頃は運転手が環境保全に配慮し易いように国産の自動車にも付けられている*3。BMWは20年ぐらい前から燃費計がメーターに装備されていた*4。
この燃費計は走行中の瞬間の燃料消費量を表す。アクセルペダルを踏み込めば燃料の噴射量が増えるのでメータが振り切れる。現在のBMWの自動車はこの瞬間的な燃費計に加え、平均的な燃費も表示されるようになっている。
殆どの自動車は、エンジンで使うガソリンの量を電子的に制御している*5ので、その電気信号と速度とを計算してメータで表示するのは技術的に何ら難しいことはない。かつてはキャブレター*6という機械的な仕組みで燃料を制御していたので燃費計というのは簡単には出来なかった。
国産でも20年以上前からガソリンの量を電子制御する自動車は存在したが、燃費計を付けるという発想はなかった。当時は走行中の瞬間的な燃料消費量が判っても何も嬉しくはない、という風潮があった。
現在は、自分の運転の仕方でどれだけ燃料を消費するかを知ることによって少しでも環境に配慮した運転を心がけることが出来る、という価値が認知されてきたのだろう。燃費計は意味無し、という人は少なくなってきている。
BMWの瞬間燃費計*7は針が右に振れるほど燃料を多く消費していることを示すようになっている。従って一般に燃費といえば「ガソリン1リットルで何キロ走るか*8」なので、目盛りは左から右へ数値が小さくなっている。目盛りの単位は「km/L」である。計器は大抵、右回り*9なので、これは違和感がある。針が右に振れるほど燃費が良くなることを示すようになっていれば、数字も右に行けば大きくなるので、普通に考えればこちらの方が見やすい。
運転していると加速時には燃費計の針が右にぐっと振れる。そして定速走行になれば燃料の消費量が少なくなるので針は左に傾いてくる。ところがどんどん速度が落ちてくれば燃料を使っている割には走る距離が短くなるので再び針は右に傾きだす。
自動車を停止させると針はどうなるか。自動車は止まってもエンジンは動いたままなので燃費は「0km/L」である。本来ならば針が右に振り切った状態にならなければならないが、針は一番左になっている。燃費が最も良い状態と最も悪い状態とが同じ表示になっているのである。
アクセルペダルを踏み込んだ時は、燃費計の針は右に傾き、自動車が停止した状態でも針が右に傾いているとなるとやはり違和感が出るのだろう。それにしても何故、右に傾くほど燃費が悪くなるような目盛りにしたのだろうか。逆に針が右に傾くほど燃費が良くなるようにすれば、目盛りの数字も左から右に大きくなるし、停止した時とアクセルペダルを踏み込んだ時との燃費の関係がうまく合う。
この逆目盛りの理由は、ヨーロッパでは燃費の表示が「100km走るには何リットル必要か」だからである。単位は「L/100km」となる。従って燃費が悪くなるとこの数値は増える。日本式とは逆である。アクセルペダルを踏み込めば燃費が悪くなるので針が右に振れて目盛りも増える。だから違和感はでない。燃費計自体はヨーロッパ式で作られているので、日本仕様では目盛りだけを「km/L」にしているから数値の並びが逆になる。
当然、ヨーロッパ式でも目盛りが違うだけだから自動車が停止している時は針は左である。理屈では加速時もエンジンを動かしたままの停止時も「燃費が悪い」状態であるが、感覚としてはアクセルを踏んだ時の方が燃費が非常に悪い気がしてしまう。こういった感覚を優先させたのだろう。それに「速度0km/h」の時に「燃費が最悪」という表示をさせるのは電気回路的に面倒そうである。
*1 デシリットル
*2 BMW Japan 装備内容
*3 auto-ASCII24 【山城利公の“アフター”アドバイス】瞬間燃費計ってないのでしょうか?
*4 BMW Japan E-635 主要諸元
*5 ガソリンエンジン制御システム
*6 MARIN JET 100%活用術
*7 MOTORMAGAZINE MEDIALOG TOP NEW MODEL EXPRESS BMW 318i Touring more photos2
*8 自動車の燃料消費率に関する公表(2003年分)
*9 時計の針
030214外国語で書かれたページをそのまま自動翻訳するサイトをよく使う。使うのはExcite翻訳*1とAltavistaのBabel Fish Translation*2である。LYCOS*3やOCNにも翻訳ページがあるが、これはExciteと同じ様だ。Amikaiという会社がそれぞれに同じ翻訳技術*4を提供している。その他にinfoseek*5にもあるが使ったことはない。
単語を調べる時はgooの辞書*6やBartlebyの辞書*7を使う。
殆どの用途は英語から日本語への翻訳である。海外のページを検索する場合は日本語を他の言語に翻訳することもあるが、検索なので単語だけの翻訳である。
OCNでは韓国語から日本語、日本語から韓国語の翻訳も出来る。AltavistaのBabel Fish Translationでは英語が中心であるが、様々な言語の翻訳をしてくれる。英語以外のページを読む時には非常に重宝する。
ところで何故「Babel Fish」という名前なのだろう。「babel」は世界の言語の多様性はバベルの塔*8を建設しようとして神の怒りに触れたことが起源であるという聖書の中の逸話*9からだと思われるが、「fish*10」はどこから来たのか。
初期のキリスト教会では魚はキリストの象徴*11であったらしい。ギリシャ語でIesous CHristos THeou Uios Soter (Jesus Christ Son of God Savior: イエス・キリスト 神の子 救世主) の頭文字ichthusがギリシャ語の魚を意味したからである。
これが関係しているのだろうか。
*1 Excite エキサイト : 翻訳>ウェブページ翻訳
*2 BAltaVista's Babel Fish Translation Service
*3 Lycos翻訳
*4 OCN翻訳サービス
*5 Amikai - Amikai Portal
*6 goo [英和辞典]
*7 Bartleby.com: Great Books Online -- Encyclopedia, Dictionary, Thesaurus and hundreds more
*8 TDK Science Museum: “焼物”の技術史
*9 JBS日本聖書協会 / 聖書全文検索 創世記 / 11章
*10 Bfishheading.gif
*11 Rudolf Koch: Christian Symbols
030215雑記草を自動翻訳サイトで英語に翻訳するとどうなるか。Excite翻訳*1で翻訳すると、こうなる*2。「雑記草」が「Miscellaneous-notes grass」になっている。とAltavistaのBabel Fish Translation*3では、こうなった*4。「雑記草」は「Miscellaneous grass」になった。
ついでに韓国語にも翻訳*5してみた。かなり雰囲気が変わって面白いが、ハングル*6も韓国語も知らないので、「雑記草」が何と訳されているのか判らない。筆者がチャンジャ*7を買う近所の店では韓国語教室を開催しているので、いつかは通いたいと思っているが、なかなか実現しない。
このサイト*8では、更に多様な言語への翻訳に対応している。「Babel Fish Translation」の翻訳はこのサイトの技術を使っている。英語が中心なので日本語から直接英語以外の言語に翻訳は出来ないが、日本語を一旦英語に翻訳すれば色々な言語に翻訳できる。
日本語から英語に自動翻訳した時点でかなりいい加減な文章になるので、それから更に他の言語に翻訳すればもっと無茶苦茶になっているだろう。翻訳と言うより「変換」と言った方がいいかもしれない。試しに雑記草を一旦英語にして*9からロシア語*10、中国語繁体字*11、中国語簡体字*12に「変換」してみた。韓国語と同様に何となく味わい深い。
興味深いのは「名前」の扱いである。Excite翻訳では筆者の名前を固有名詞として認識した。Babel Fish Translationでは「後藤」は固有名詞扱いだったが、「吉孝」は一般名詞として「good fortune filial piety(幸運と孝行)」と訳してしまった。名前の意味としては合っているが、やり過ぎである。
*1 Excite エキサイト : 翻訳>ウェブページ翻訳
*2 Miscellaneous-notes grass
*3 AltaVista's Babel Fish Translation Service
*4 雑記草
*5 OCN: AmiWeb
*6 巧克力
*7 春夏冬
*8 SYSTRAN - Information and Translation Technologies
*9 Miscellaneous-notes grass
*10 SYSTRAN
*11 SYSTRAN
*12 SYSTRAN
030216小学生の頃、近くのショッピングセンター*1へ母親に兄弟でよく買い物に連れて行ってもらった。母親の買い物の間は、ショッピングセンター内の本屋で立ち読みをしていた。
ある時、衝撃的な本を見つけ、立ち読みでは済まないので、母親に頼んでその本を買ってもらった。その本は講談社の子供向けの読み物ふくろう文庫の「ふしぎ博士のふしぎな発明」という本である。エジソンの音声モータ、圧搾空気動力飛行機、マシンガン式写真機など題名通りの不思議な発明品の挿絵が満載だった。この本を数十年見ていない。恐らく実家の物置を探せばまだあるはずだが、今まで探したことはない。
最近、インターネットでその本に出ていた挿絵*2を見つけた。小さな絵*3だったが、見逃さなかった。
原著は「Victorian Inventions」という題名で作者はレオナルド・デ・フリーズとある。インターネットでは絵の検索*4は出来るが、絵「で」検索したり、記憶にある絵を言葉で表しても検索は殆ど出来ない。インターネットじゃなくてもこういった芸当は難しい。
音楽の検索は出来るようだ。音楽の音階は言葉みたいなものだから絵よりは遙かに簡単かも知れない。このページ*5では絵で描かれたピアノの鍵盤で旋律を入力し、その入力した旋律に大体合致したクラシックの曲を選び出してくれる。このページと合わせて調べれば*6、誰の作曲でどんな題名かが判る。絵ではこうはいかない。
今回、この小さな絵を見逃していたら、あと数年は探し出せなかったろう。題名が判ればインターネットでいくらでも検索できる。見覚えのある懐かしい絵*7が出てきた。そしてかつての挿絵が満載されている本が別の形で存在している*8ことも判った。早速購入*9した。
見ると見覚えのある懐かしい挿絵が次々と出てきた。「ふしぎ博士のふしぎな発明」には載っていなかった挿絵も沢山入っている。そして何とベルの光電話*10も掲載されていた。ベルの光電話は世界的に変な発明と思われているようだ。
*1 タマコシNEWS
*2 発明グラフティ
*3 19c.jpg
*4 Google イメージ検索
*5 Classical Music Search
*6 CLASSICAL MUSIC ARCHIVES - CLASSICAL MUSIC
*7 Details of Veteran bicycles, Victorian inventions, Nursery rhymes, Fred the giant, Whistles
*8 タイトル 図説 創造の魔術師たち(ずせつ そうぞうのまじゅつしたち)サブタイトル [19世紀]発明家列伝(19せいき・はつめいかれつでん)著 者 Leonard de Vries(レオナルド・デ・フェリス)訳 者 本田 成親(ほんだ・しげちか)
*9 Amazon.co.jp: Amazon.co.jp and you're done.
*10 ベルの光電話
030217少しずつ暖かくなってきた。家の一番大きなミドリガメが晴れた日の昼間には冬眠から起きて、甲羅干しをしている*1のをよく見かける。
冬でも動き回れる点が日本で爆発的に増えてしまっている*2原因の一つかも知れない。冬でも動き回れるぐらい寒さに強いと言うことは、冬眠の失敗の確率が低いと言うことである。自然の状態でもヌマガメ*3の幼亀は冬眠に失敗して死んでしまうことがあるらしい。冬眠の前に、越冬できるぐらいの栄養分を十分に蓄えることが出来ない場合に餓死してしまうのだろう。ミドリガメが冬でも動き回れるというのは、冬眠前の栄養分の蓄え方が上手いのか、蓄えた栄養分の使い方が上手いのか判らないが、とにかく有利なのは間違いない。
ただ、冬の間に動き回れると言っても餌を食べるわけではない。体温が低くなっているので餌を食べてもうまく消化出来ないのだろう。そうなると何のために動き回るのかよく判らない。甲羅干しは体温の上昇とビタミン形成のため*4だから、甲羅干しをしてから餌を食べるかといえばそういった様子もない。水槽の中にはオイカワやヌマエビが同居*5している。甲羅干しをしてもこれらを捕って食べられるような俊敏な動きになるわけではない。一日中日が出ている間、単に甲羅干しをしているだけである。
冬眠中は一切動かないと言われているイシガメやヌマガメも、家の場合は違う。イシガメ*6が甲羅干しをしているのを見かけた。実際の池と較べればかなり幅が1mぐらいある大きな水槽でも水温の変化は大きいのだろう。良く晴れた日には水槽の温度が上昇して、春になったと勘違いしてしまうのかも知れない。
*1 亀の冬眠の準備
*2 検索メニュー アカミミガメ
*3 猿沢池のカメのページ ヌマガメ科3種とスッポン科1種の見分け方
*4 甲羅干し
*5 亀の引っ越し
*6 イシガメ(3)
030218マーク*1や蔵書票*2などで、その絵柄が物語り風の意匠になっているのが好きである。マークではこれ*3がいい。子供が凧を揚げている風景をマークにしている。以前、この会社*4のマークにはユニコーンが描かれていたような気がするが、現在の凧の方が断然いい。
気に入ったマークが大きく印刷してある眼鏡拭きが家にある。眼鏡拭き自体は東レのトレシー*5である。印刷されている*6のは、学術図書の出版社「エルゼビア*7」のマークである。オランダの古い出版社*8らしい。
そのマークは、葡萄の木がからみついた樹木の下にひげを生やした老人が立って、その老人が生っている葡萄の実をいじっている*9、と言う絵柄である。このマークが大きく眼鏡拭きに印刷されているのである。家にはトレシーが何枚もあるが、マークが気に入っているのでこればかり何年も使っている。広告効果*10がかなりあると思われるが、筆者はこの出版社の書籍を買ったことはない。
絵柄が気に入れば、その由来が気になる*11。気になっていたが今まで調べていなかった。この出版社のサイトにその由来が書いてあった*12。このマークは1620年から使われているらしい。樹木はニレの木*13で老人は独りぼっちのようだ。左側にある「NON SOLUS」というのはラテン語の標語で「独りではない」という意味らしい。
更に詳しいことはこのサイト*14に書いてありそうである。
*1 マーク
*2 ART PAGE Site.1 にようこそ 川上澄生作 蔵書票 Sumio Kawakami
*3 logo.gif
*4 Welcome to Calmic Ltd.
*5 クリーニングクロス 東レ トレシー TOP
*6 クリーニングクロス 東レ トレシー ノベルティ用 オリジナル
*7 Elsevier - Japan
*8 Elsevier Science | Your gateway to science
*9 elsevier.gif
*10 クリーニングクロス 東レ トレシー ノベルティ用
*11 日立の樹 ONLINE
*12 Elsevier Science: About Us
*13 北海道森林管理局/巨樹・巨木
*14 Non Solus - The Story of the Elzevir Press
030219「パチモン」という言葉がある。「ポケモン*1」「デジモン*2」「ドラえもん*3」「21エモン*4」とは関係がない。
「パチモン」は偽物という意味で使われる。恐らく関西弁だろう。語源はコンパチブルcompatible*5らしい。互換性があるということでコンパチブル、コンパチ、コンパチ物、パチモンと変化したのだろうか。
「パ」が最初に来る言葉だから、それ程古くはない*6に違いない。だから英語が語源でも不思議はない。
ウエス*7(waste: ぼろ布)とかパイラー(pilot: 案内人→ポン引き)と同じように国籍不明の外来語だが、意外と英語が語源になっている言葉の一つである。
*1 ネズミーランド
*2 デジモンウェブ-DIGIMON INTERNET COMMUNICATION
*3 ドラえもんチャンネルへようこそ!
*4 KiDS ROOM -キッズ・ルーム-
*5 goo [英和辞典]: compatible
*6 パチモン饅頭
*7 WEX Web site
030220蔵書票*1を作りたくなってきた。蔵書票*2とは、本の表紙の見返し*3に貼り付けたりする小票のことである。蔵書印*4と同じでその本の所有者を示すのに使う。
今から十数年前に蔵書印を何個か自分で彫ったことがある。印といってもその材料は水牛や石やツゲ*5ではなく、ゴム版画のゴムを彫って作った。図柄*6は文字ばかり*7ではなく、つげ義春*8の随筆集に出てきた挿絵を彫ったり、自分で作った花押*9を更に蔵書印用に加工して彫ったりした。一番よく使ったのは花押入り蔵書印だった。
蔵書票の存在を知ったのはエッシャーの版画*10であった。ちょうど蔵書印を彫った頃だった。蔵書票には特に興味がなかった。蔵書印は印を彫って直接、蔵書に押印すれば終わりである。ところが蔵書票*11は一旦他の紙に刷らなければ使えないので、面倒に思えたのである。
現在はパーソナルコンピュータを用いて簡単に印刷物を作ることが出来るようになった。印を彫ったり版画を作ったりするのもいいが、コンピュータで絵柄を作って印刷してもいい。手軽に様々な絵を蔵書票に出来る。
印刷する紙は少し凝った方がいい*12。和紙がよさそうだ。しかも和紙で作れば、本自体は酸性紙*13でぼろぼろになっても蔵書票だけは残る。
インクジェット式プリンタ*14で印刷するのは難しいかもしれない。熱転写型プリンタ*15ならばなんとか印刷できそうだ。家にあるプリンタはたまたま熱転写型プリンタ*16なので試してみることが出来る。和紙が手許にないので直ぐにはできない。
図柄ならすぐ出来る。作ってみた*17。元の絵は「ふしぎ博士のふしぎな発明*18」から持ってきた。
早く和紙を手に入れてこれを和紙に印刷してみたい。
*1 マーク(4)
*2 蔵書票ホームページ
*3 本の各名称
*4 蔵書印ホームページ
*5 Welcom ! SANBY @ Web 印鑑
*6 本居宣長記念館 国学者の蔵書印・蔵書票
*7 国立国会図書館:国立国会図書館について:国立国会図書館要覧:沿革:国立国会図書館蔵書印
*8 夢幻堂 Navigator 「つげ義春」
*9 ★・・・花押つづり・・・★花押ショップ
*10 M.C.Escher picture gallery
*11 武田史子銅版画ギャラリー
*12 紙の温度ホームページ
*13 酸性紙と中性紙
*14 @IT:Insider's Computer Dictionary [インクジェット・プリンタ]
*15 @IT:Insider's Computer Dictionary [熱転写プリンタ]
*16 マイクロドライプリンタ//アルプス電気
*17 Exlibris.jpg
*18 ふしぎ博士のふしぎな発明
030221数日前に突然ある方から電子メールを頂いた。雑記草で記事にした筆者所有の時計*1を譲って欲しいというのである。
その時計はSEIKOの「Alpinist*2」という自動巻腕時計である。この時計は既に製造が中止されていたらしい。中に組み込まれている「4S系*3」と呼ばれる機械自体も製造が中止されているらしく、この機械を組み込んだ腕時計を入手するのは難しい状況にあるようだ。現在は水晶発振式Alpinist*4となっている。
この方は文字盤が黒色のAlpinist*5を所有しているらしいが、象牙色のもの*2は入手できない状態らしい。
全く使っていなかったので、譲ることにした。息子に譲ろうと考えていたので、この際なので聞いてみたら要らないという。持っているだけでは勿体ないのでメールを頂いた方に売ることにした。
取引は円滑に滞りなく完了した。Yahoo!オークション*6なら(+1)の評価*7でろう。
*1 Bell&Ross
*2 alpinist.jpg
*3 なかひろ時計館 国産 舶来 ロレックス エクスプローラー サブマリーナ オメガ スピードマスター クロノグラフ なんでも アルピニスト SEIKO Alpinist
*4 セイコー腕時計アルピニスト(SEIKO アルピニスト
*5 J Ian Ramsay Personal Index Page Seiko Alpinist Review
*6 Yahoo! Auctions: オークション
*7 Yahoo! ヘルプ - その他
030222数ヶ月前からまたもや完全にZipが動作しなくなっていた*1。本体を何度も叩いてみたが動かない。今度こそ壊れたと思った。
半年以上前に動かなくなった時*2、このことを記事にしたらSM作家の館淳一氏*3からインターネットのオークション*4を使うと安く手に入ると教えて頂いたことを思い出した。氏もオークションで手に入れたZipをお使いになっていてらしい。
探してみると何個か出品されていた。入札をして810円で落札した。近くの店ではZipの中古品が4800円で売られていることを考えればかなり安い。
本体さえ手に入れば、それだけを入れ換えればいいので電源*5や接続ケーブルなどは要らなかった。早速届いた荷物を開いて中に入っていたZipと壊れたままになっていた家のZipとを入れ換えた。
送られてきたZipが上手く動かない。やはり810円では動作保証はされないので、諦めるしかないと思った。念のため、一緒に入っていた電源をつないでみたら問題なく動作した。
もしやと思って家に元からあったZipに送られてきた電源をつないでみたら全く問題なく動作しだした。故障の原因は電源にあったのだ。電源の電圧を測定すると4.4Vしかない。Zipの駆動には5Vが必要なので、これでは正常に動作しない。叩いて動いたりしていたのは動作するぎりぎりの電圧だったに違いない。
元々家にあったZipが壊れていないことが判ったので、これのための電源を買いに行った。1000円だった。現在、コンピュータ*6の上には、二台のZipがともに動作する状態で鎮座坐(ましま)している。
*1 スキャナを買った
*2 Zip(5)
*3 館淳一HomePage 電子書斎t
*4 Yahoo! Auctions: オークション
*5 電源トランスとACアダプターの共同電機 ACアダプター
*6 Umax SuperMac S900/180 (Pulsar 1800) Specs @ EveryMac.com
030223今年の誕生日*1に小学一年の娘から紙で作った小さなロボットと151円とを貰ったことを書いた。
そうしたら読者の一人の方から似たような経験があると電子メールを戴いた。
この方は高校生の頃、当時小学校低学年であった弟さんから筆者と同じように数百円を贈られたが、「その気持ちが嬉しい」と言ってそのお金を返してしまったらしい。雑記草の記事を読んでこのことを思い出されたとのことである。今から考えると弟さんには申し訳ないことをしたと反省されたそうだ。そこでその方から筆者に、娘からの151円をちゃんと受け取ったか、という問いかけがあった。
筆者も高校生の頃に小学生の妹から数百円を貰ったら、恐らく返してしまっただろう。やはりその気持ちだけで十分であるし、もっと自分の好きなように使ってくれればいい、と思ってしまう。
よく考えてみれば、自分の兄の誕生日に自分の大切な金を贈ることが一番自分の好きなような使い方なのだから、これを返されてしまったら立つ瀬がない。贈答を受ける場合には贈答する側の気持ちを最大限に理解し、その気持ちや贈答するに至った状況を十分踏まえた上で受け取らなければならない。
娘から贈られた「151円」はちゃんと受け取った。しかしまだ使っていなかった。たまたまこのメールを受け取った日に、娘に机の上に置いてあった151円の入ったお年玉袋を見つけられた。不満そうな口ぶりで「まだ使ってないの」と言われた。その時は咄嗟に「勿体ないから、とってある」と言い訳をしてしまった。
娘にとって贈ったお金がちゃんと使われるまでは、筆者が受け取ったことにならないということを知った。
*1 誕生日のお祝い
030224永久ゴマ*1という玩具*2がある。「永久に回り続けるコマ」と言う意味だが、本当は黒いコマの台の中には電池が入っている*3ので、電池がなくなればコマは止まる。
中学生の頃、理科の先生に教わってこの「永久ゴマ」を作ったことがある。中にはコイルがあった*3*4。このコイルは鉄クギに細いエナメル線を何千回も巻かないと上手く動作しない。手で巻くのは大変なので、先生は手回しドリル*5を改造して何回巻いたか判るように機械式計数器*6付きのコイル巻き器を作った。結局、筆者が作ったコマは「永久」には回らなかった。回路の接続が正しくなかったのだろう。
コマの中には円盤形の磁石が入っていて、コマの台の中にあるコイルは二重巻きになっている。コマが回ると内蔵された一方のコイルにわずかな電流が流れる。この電流をトランジスタで増幅してもう一方のコイルに電流を流してコマの回転を加速させるのである。
円盤形の磁石*7は大抵は裏表が北(S)極、南(N)極になっている。この永久ゴマに使う磁石は上から見て左右が北極南極なっていないと駄目である。台に内蔵されたコイルに電流が流れるようにするには磁石から発生する磁界が回転に伴って変化しなければならない*8。裏表が北極南極になっているとコマが回転しても磁界は北極か南極ばかりなのでコイルに電流が流れない。先生は左右が北極南極の磁石を探すのが苦労すると言っていた。
この永久ゴマは特許*9になっていた。コマの台は横から見ると浅いすり鉢状*10になっていて、コマが常にコイルの上に落ち着くようになっている。コマの磁石は左右が北極南極になっているので中心からは磁界が全く出ない。コマの軸がコイルの真上にくると磁界の変化がなくなるのでコマが止まってしまう。だから台の中央が少し盛り上がっていて、コマが完全にコイルの真上に来ないようになっている。
乾電池でコマを動かしているので完全に「永久」ではない。太陽電池と充電池を組み合わせればまだ完全に永久ではないが、「永久」度が増す。コマの台にどうやって太陽電池を組み込むかが問題である。外から太陽電池が見えると仕掛けが判ってしまい、面白くない。
永久ゴマはアメリカでは「Top Secret(極秘)」と言う名前になっている。「Top」は「コマ」という意味もあるので洒落になっているのである。英語名は今回この記事を書くに当たって初めて知った。
*1 【楽天市場】スターキッズ 永久ゴマ
*2 Cool electromagnetic toys you can buy
*3 Physics Toys top_secret.html
*4 みんなの科学ファンクラブ 永久ゴマ *5 Homac便利ノート/家のお手入れ/No.2日曜大工の基本(穴を開ける・削る) ハンドドリル
*6 メカニカルカウンタ
*7 KINKI MAGNET INDUSTRY FERRITE MAGNET
*8 川崎火力/発電の原理
*9 NOVELTY ELECTRIC MOTOR (US3783550)
*10 US03783550__.tif Page 1
030225スローガン*1とモットー*2との違いがよく判らなかった。改めて調べてみると同じ様な意味であった。スローガンは団体の標語に使われるが、個人の主張には余り使われない気がする。モットーは個人、団体どちらにも使う印象がある。
スローガンsloganは英語*3で、その語源*4はスコットランド高地人が使うゲール語*5から来ている。元の言葉は「sluagh-ghairm」で「sluagh」は軍隊、「ghairm」は叫びという意味である。日本語なら「鬨(とき)*6の声」になる。従ってスローガンを個人の標語という意味として使うのはずれているかも知れない。
モットーmotto*7はイタリア語が語源*8のようだ。更に語源を遡るとラテン語のmuttumで、これは「ぶつぶつつぶやく」とか「ぶうぶう唸る」という意味らしい。こうなるとモットーを団体の標語の意味で使うのは語源からするとやはりずれているかも知れない。
*1 goo [国語辞典]: スローガン
*2 goo [国語辞典]: モットー
*3 slogan. The American Heritage® Dictionary of the English Language: Fourth Edition. 2000.
*4 ETYMOLOGY Ski-Smu
*5 ALBA Home Page by Takeshi Mogi Scottish Gaelic page by Takeshi Mogi
*6 goo [国語辞典]: とき
*7 motto. The American Heritage® Dictionary of the English Language: Fourth Edition. 2000.
*8 ETYMOLOGY Mos-My
030226セイコーの腕時計「Alpinist」の取引*1が無事終わった直後に、別の方から譲って欲しいというメールを頂いた。意外と人気があるようだ。
*1 Alpinist
律令時代*1に五畿七道*2と呼ばれる行政区画があった。因みにこの行政区画の境界を畿道界という。030227何故、この様な行政区画が考えられたのか。都がある畿内に通ずるそれぞれの「道」*3を管轄する意味で作られたのだろう。西海道は大宰府*4によって管轄されたが、他の道の実質的な行政単位としての機能はなかったとみられている。
気になるのは南海道である。南海道は四国と海を隔てて淡路、紀伊となっている。四国から畿内への道は淡路を通って紀伊に渡るようになっていた。道が元になっている区分だから当たり前といえば当たり前である。こういった陸続きになっていない七道は他にもあった。初期には武蔵は東海道ではなく東山道に入っていた。このため常陸、下総、上総、安房は東海道の飛び地*5になっていた。房総半島から三浦半島に通ずる海路が発達していたのだろうか。八世紀頃に武蔵は東海道に入れられ、地続きとなった。
日本列島の現代地図*6を見ると五畿七道は巧く考えられている。律令時代にはこんな地図しかなかった*7と思うと、よく考えられたと思う。
日本列島の地質構造図*8を見ると四国と紀伊半島は続きになっている。つまり西海道の領域と地質構造が一致しているのである。これは偶然なのだろうか。
自然に出来る道でも現代の高速道路*9でも、その経路は元々の地形に左右される。従って地質の分布と七道とが一致することは十分あり得る。
*1 廃藩置県
*2 神奈川東海道ルネッサンス推進協議会 東海道ってなぜ「海道」と書くのですか?
*3 道 千キロ漫歩:官道〜街道〜国道
*4 大宰府政庁跡
*5 飛び地
*6 古代の五畿街道
*7 古河歴史博物館 「拾芥抄」しゅうがいしょう
*8 地質調査所の地質図 Map Catalogue / 1:2,000,000 地質編集図
*9 第二東名
030228左利きは矯正すべきか。世間の仕組みが大抵右利き用に作られているから、右利きに直しておかないと一生苦労するという親心があるかもしれない。成長過程で左利きに固定され、本人が世間というのは右利き用に出来ていると気付いた時にどうするかである。不便だと思えば自分から直すだろうし、仕方がないと思えば治そうともしないだろう。
左利きを矯正するかどうかの殆どは本人の問題であるので、左利きの本人が不便かどうかを判断して直すかどうかを決めればいい。親が子供の左利き心配して矯正するかどうかはその親の価値観なのでどちらでもいいだろう。「左利きも個性だ*1」という価値観を持っていれば直す必要は出てこない。
左利き*2のといえば、レオナルド・ダ・ビンチやポール・マッカートニー*3を思い出す。日本人の左利きの有名人*4はどうも思い浮かばない。思い浮かぶのは漫画の上手かった小中学校の同級生ぐらいである。
スティービー・ワンダー*5も左利きと聞いたことがあった。彼が使う鍵盤楽器は普通の配列とは逆で、右側が低音、左側が高音*6になっているというのである。これを聞いた時に信じられず、スティービー・ワンダーのミュージックビデオ*7を何度も見直したことがある。
どう見ても普通の配列であった。鍵盤楽器の鍵盤をの配列を逆にするのは、左利きのギター演奏家がギターの弦の配列を逆にするのとはわけが違う。恐らくギターの弦の逆張りからの発想だったのだろう。
左利きの殆どは本人が不便かどうかであるが、唯一他人に影響することがある。食事である。食事の時に左利きの人が右に座ると落ち着かない。間隔が狭ければ手があたる。前に座れば気になってくる*8。
左利きで矯正しなければならないのは箸だけである。他はどうでもいい*9。
*1 Google 検索: 左利き 個性
*2 ひでゆきの小ネタ部屋 左利きの小ネタ
*3 ド・ビンチ
*4 ひでゆきの小ネタ部屋 左利きの有名人
*5 stevie-wonder.com
*6 The First Left-Handed Piano
*7 MTV.com - Stevie Wonder
*8 鉛筆や箸の持ち方
*9 Google 検索: 左利き 矯正
左利きの箸が気になる*1ことを先日書いた。箸の持ち方が変*2だと気になるということも以前書いた。他人の食事で気になることがもう一つある。大人になっても好き嫌いで食べられないものがあると言うことである。
嫌いな食材が入った料理を出されると手を全く付けないか、その食材だけを箸で除(よ)けて食べるのを時々見かける。出された料理に全く手を付けないのはもてなしてくれた相手に失礼である。もてなしではなく、自分の財布で食べる時でも料理を作った人に対して失礼である。金を出せば何をやっても構わないという狭い了見はいけない。どんなことでもその背後には苦労があるので金を出す方も料理を出す方もお互いに感謝しあった方が気持ちがよい。
ただし、不味いものを店で出された場合はその限りではない。そのまま残しても構わないだろう。だが、好き嫌いがあっては美味い不味いを正当に評価できないので、そういう人は残してはいけない。
大人になっても好き嫌いが激しいというのは本当に情けない。この野菜が食べられない、魚が駄目、というのはお里が知れるというものである。真のもてなしは相手のこういった嗜好を取り入れて為されるもの、という考えがあるかもしれない。しかしそういった情けない人に取り入ることは正しい行いだろうか。出された物は何でも食べられる様にしておくのが、もてなされる側の礼儀だろう。
筆者は出された物は全て食べる。しかし苦手な物はある。「グリンピースご飯*3」がそうである。これはおかわりできない。一膳飯*4は縁起が悪いので嫌われるが、グリンピースご飯だけは駄目である。
げてものは好きである。旅行に行った時、食べたことのない珍しい物を出されると嬉しくなる。イモリの黒焼きとか蜂の子など「虫」の類が結構好きである。
直そうと思えば直せるにもかかわらず、箸を左手で持ち、その持ち方は無茶苦茶で、しかも皿の上で玉ねぎだけを除けて食べる人と食事を同席したらどうしようかと思う。
*1 左利き
*2 鉛筆や箸の持ち方
*3 _KaBaさんの 今日、なに食べる?【簡単家庭料理レシピ集】 J003 グリンピースご飯
*4 お米データベース メインメニュー 枕飯と一膳飯
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