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0308雑記草
030802プロバイダをYahoo!BB*0に変えた。
今まで回線としてNTT西日本のフレッツADSL*1、プロバイダとしてODN*2を使ってきた。
変更したきっかけはODNの契約内容が数ヶ月前に知らぬ間に変更されていたことによる。メールか何かで告知があったと思うが、全く見覚えがない。ADSL*3接続料金の引き落とし金額を見て、変更されているのに気付いた。実際には契約内容や料金には変更がなかったのだが、実質的な変更であった。
ODNのADSLの料金体系が変更され従来の料金から値下げされた。筆者が加入していた契約内容はADSLとダイヤルアップ接続*4とが可能であった。ODNのADSLに加入した当時はこの契約しかなかった。
料金体系の変更でダイヤルアップ接続を省きADSLのみの契約が出来た。これによって筆者が契約している内容の新規加入は廃止された。ADSLとダイヤルアップ接続とが可能な契約は他にも色々なサービスが含まれる別の体系に組み込まれ、その料金は従来よりも高い設定となった。
ADSLのみの接続契約は、筆者が契約しているADSLとダイヤルアップ接続とが可能な契約よりも料金が安くなった。ADSLとダイヤルアップ接続とが可能な契約は新規加入はなくなったが、筆者のような従来からの契約者はその契約が継続され、料金も据え置きになっていたのである。
そもそもADSLの契約する人の殆どはダイヤルアップ接続など必要としていない。定額料金で常時接続したいからADSLにするのである。ダイヤルアップ接続が可能になっている意味が全くない。
従って、従来からの契約者に対してはダイヤルアップ接続を省いた契約に自動的に変更するのが基本である。それを業者の都合で料金を値下げせずに据え置き、値下げされた契約へ変更するにはわざわざ変更手続きをしなければならないというのは以ての外である。実質的には勝手に高い料金の契約に変更させられたのである。
腹が立ったのでODNとは解約することとした。
*0 Yahoo! JAPAN - Yahoo! BB
*1 フレッツ・ADSL
*2 ODNホームページ
*3 ブロードバンド
*4 アナログ回線でダイヤルアップ接続[通信サービス(ADSL・光)]All About Japan
030803ホームページコンテスト*1に参加してみたら「審査員特別賞スペシャル*2」という賞を頂いた。
参加を申し込んだサイトは「遺構探訪*3」「雑記草」「精密雑学*4」の三つで、受賞したのは「精密雑学」だった。
賞品も貰えたので嬉しかった。
*1 Tripodからのお知らせ
*2 contest.gif
*3 遺構探訪
*4 精密雑学
030804リコーがフィルム式のカメラ製造事業から今年度中に撤退する*1、と聞いていた。真相は少し違うらしい。
日本国内の市場ではデジタルカメラに特化するらしいが、国外向けではフィルム式のカメラの事業を継続いていくらしい。とりあえず故障した時の部品の心配はなくなった。
写真工業*1という雑誌にそう書いてあった。
*1 リコーのカメラ
*2 写真工業出版社 写真工業2003年8月号目次
030805知人*1に蝶の標本を貰った。彼が自分で採集して展翅*2した。
今年の春、沖縄旅行*3に行った。行く前にその知人にそのことを話したら「沖縄の蝶を捕ってきてくれ」と捕虫網、三角紙と三角ケース*4を渡された。筆者は蝶に関して殆ど知らないので、とにかく見かけた蝶を捕ってきた。とはいっても一頭しか捕れなかった。知人に捕ってきた蝶を渡すと、その蝶を見るなり日本全国どこにでもいる「アカタテハ*5」だと笑っていた。
この徒労に報いるためにくれたのだろう。
標本にされていた蝶は石垣島で採取した蝶で「スジグロカバマダラ*6」と「リュウキュウアサギマダラ*7」の二頭が展翅してある。
箱の大きさは16cm×13cm*8で丁度よく心憎いぐらいである。万年筆の箱*9というか文房具の一種のような感じでいい。
ところで何故、蝶は「一頭」「二頭」と数えるのだろう。他の昆虫は「一匹」「二匹」である。昆虫は「頭」と「胸」と「腹」に分けられるので、そのうち「頭」に注目して「一頭」「二頭」になったという説*10、英語での数え方からという説*11、などがあるらしい。前者は他の昆虫は「匹」なのに蝶だけ「頭」になる理由が判らないし、後者は英語で本当に「two heads of butterflies」というのか分からない。
詳しく考察しているページ*12を見つけた。何故、蝶だけ「頭」なのかの真相はよく分からないが、論文で「匹」と書くとその論文の格が下がる*13という話が紹介されていた。
知人に聞いてみると、蝶の触覚を鹿の角に見立てたのではないか、という。head*14は「鹿の角*15」という意味もあるので、これが語源かも知れないと言っていた。
*1 釣り銭
*2 標本展翅入門_世界の蝶や甲虫の昆虫標本の専門販売店ノーチラス。
*3 アクアポリス
*4 昆虫採集と昆虫標本の作り方 採集の基本と用具
*5 森林公園の仲間たち(鳥、植物、虫など) akatateha.jpg
*6 チョウの写真と説明 スジグロカバマダラ・カバタテハ(チョウの園)
*7 チョウの写真と説明 オオゴマダラ・リュウキュウアサギマダラ(チョウの園)
*8 chou.jpg
*9 【筆記具】ペリカン 03case.jpg
*10 気分爽快トップ 「そぼQ」1月31日木曜日 「イカは、どうして1パイ2ハイと数えるの?」
*11 雑学 蝶々の数え方
*12 硯箱 2001年9月分
*13 大阪市立自然史博物館 質問コーナーログ5
*14 head - Definition by HyperDictionary.com Webster's 1913 Dictionary 16.
*15 Big Game Shoulder Mounts - Adirondack Reflections - Antler Furnishings from the Adirondack Mountains
030806プロバイダをYahoo!BB*1に変えた。通信速度が気になるので測ってみた。
契約では最高12Mb/秒*2の通信速度が出るはずだが、測定*3してみると約1.2Mb/秒で約1/10の速度である。筆者の実用上は全く問題はないが、何となく釈然としない。
以前のフレッツADSLの1.5Mb/秒では、0.5Mb/秒だったので、速度は倍以上速くなっている。最高速度が10倍程度あるのに実際の速度は倍程度となった。ADSLの信号は減衰しやすい*4ので仕方がない。
電話局と家との電話回線の距離を調べると4.5km程度ある。直線距離では2kmぐらい*5なのに回線の長さは倍になっている。
家の前の電柱に敷設されている電話線を見てみると、電話線が家の前で終わっている。家の前が電話線の終点になっているのだ。しかもその電話線は電話局がある方向と反対の方向から来ている。相当遠回りしているのである。これではどうしようもない。
*1 Yahoo! BB
*2 Yahoo! JAPAN - Yahoo! BB Yahoo! BB > メニュー > Yahoo! BB 12M
*3 SPEED TEST
*4 フレッツ・ADSL│サポート情報│プラン選択参考ツール
*5 ブロードバンド(3)
030807こんなことを忽然と思い出した。
昔、「TVジョーカーズ笑*1」というテレビジョンのバラエティー番組があった。その中で「日常佐半次捕り物控」という題名のショートコントがあった。これは長谷川一夫の銭形平次*2のパロディーである。
「親分、てぇへんだぁ」とがらっ八*3(パロディ版での名前をどうしても思い出せない)が佐半次の長屋に飛び込んでくると、佐半次は「どうした八(単に「八」という名前だったかもしれない)。てめぇのてぇへんだは聞き飽きた」とたしなめる場面から始まっていた。事の次第をがらっ八から聞き終えると「うむ、そいつぁ、日常茶飯事だなぁ」と答えるのがお決まりであった。
佐半次のライバルは、同心の「表 参道(おもて さんどう)」とその手下で目明かしの「山手 環八(やまて かんぱち)」という設定になっていた。「表参道」とは明治神宮の表参道*4のことであり、「山手環八」とは都内道路の環状八号線*5のことである。
佐半次は堺正章*6、参道は南方英二*7、環八は小林のり一*8が演じていた。南方英二はチャンバラトリオ*9の一員、小林のり一は三木のり平*10の息子、そして堺正章は長谷川一夫の銭形平次のがらっ八役、堺俊二*11の息子であった。がらっ八役は三木のり平もやったことがあった*12ようだった。
*1 TVジョーカーズ笑
*2 ノスタル爺のホームページ 銭形平次の部屋
*3 日本映画+時代劇TV:銭形平次
*4 原宿&表参道パーフェクトガイド「OMOSAN.COM」
*5 84.環状八号線
*6 財団法人エイズ予防財団 / 日本エイズストップ基金
*7 大阪日刊・お笑い処世術
*8 のり平アニメCMの歴史
*9 イベントの企画運営 文化音楽クリエイト 漫才・漫談
*10 すきなCM。なつかしのCM。
*11 ノスタル爺のホームページ 銭形平次グラフィ
*12 銭形平次捕物控 美人蜘蛛
030808月の土地*1を分譲しているらしい。数十年前にもこういった月の土地、火星の土地を売るというのが確かあった。
何故月の土地を買う気になるか。遊び心である。人類が本当に必要があって月の土地を売買する時代はあと百年ぐらいは来ないだろうから、架空の土地売買は全く問題はない。
この「月の土地」を販売するという発想はアメリカで生まれた*2。この遊び心の捉え方はおそらくアメリカ人と日本人とはでは、随分違うだろう。
アメリカ人は純粋に面白がって、架空の土地の権利書を購入しているのだろうが、日本人は少し違うだろう。日本人の場合は、アメリカでこの権利書がある程度売れていることが必要なのである。アメリカで売れていないと面白味を感じることが出来ない。純粋に「月の土地を買う」という行為を面白がることはない。
例えば本当にこの会社で月の土地を買ったとする。知人か誰かに月の土地を買ったことを話すとしよう。すると月の土地の売買のことを知らない知人は「騙されてるんじゃないの」というかもしれない。するとそれに対してどうやって説明するだろう。「いや、遊びなのだ。アメリカでは結構売れているらしい」と説明するのではないだろうか。
この月の土地の権利書の発行が日本の会社であったら、日本では殆ど売れない。アジアや中近東、アフリカの国々の会社が発行しても売れない。西洋の国々の会社が発行しないと日本では売れないだろう。
女性の下着や自動車など、西洋人を広告に使う場合が非常に多いことなども合わせて考えると、どうしても価値の基準を西洋文化に無条件で置いてしまう癖が日本人は抜け切れていないことが解る。まぁ、情けないと言えば情けないが、日本人は自分の価値観*3の基準を太古の昔から他国や他人としてきた*4のだから仕方がないのだろう。
*1 ルナエンバシージャパン【月の土地★火星の土地】
*2 月の土地紹介
*3 価値観の見直し
*4 3 志賀島の金印発見・「光る物がみつかったぞ!」1
030809月の土地を売る*1だけでは夢が小さい。夢が小さいというか、せせこましい。「土地を手に入れる」というのは日常の生活が基準となった発想である。どうせ宇宙で何かを買うのなら地球で出来ないことをやった方が面白い。「土地を買う」ことは地球でも出来る。
そこで筆者が考えたのは「星を売る」商売である。月の土地ではなく、夜空の星その物を売るのである。星を買うことは今のところ地球上では出来ない。「星を買う」のは宇宙ならではの行為である。
太陽系の小惑星*2の一つを買うのでは何となく詰まらない。
恒星*3を売る。北極星や太陽、シリウス*4など明るくて有名な星は売らない。10等星以下の暗い星を売る。10等星でも35万個ぐらいある*5らしいので、商品在庫は問題ない。
発見されている星には名前が付けられて*6、さまざまなカタログ*7で整理されている。
カタログに掲載されている恒星*8を片っ端から、権利書を付けて販売するのである。「あの星は俺の物だ」と勝手に主張してもらっても何ら問題はないだろう。所有すると言うこと*9はそのものを自由に使用したり、それで利益を得たり、処分することができる状態のことである。「恒星を所有する」ということは、それを主張したところで全く意味がない。所有できるのは権利書そのものだけで、その記述内容は単なる文章的表現に過ぎず、当然何らかの収益効果を生み出す物ではない。
法律的にはそうだが、権利書に物語があればそれなりに楽しいだろう。星を所有するということは、その星の王様もしくは女王様*10ということである。その星での法律を作るのも自由に出来る。
星を買いたい人はまずインターネットを通じて申し込む。恒星の在庫台帳の中から自分の気に入った星を選ぶ。選んだら、何問かの質問に答える。質問の回答からその星にまつわる物語が自動的に生成される。好きな食べ物がチョコレートとぶどうとであるなら、その星の主食は「干しぶどう入りチョコ」となったりする。権利書は全世界に通用するように日本語、英語、その他主要言語に翻訳される。申込後、権利書は一冊の本にまとめられて数日後に手元に届く。
ここまで考えると本当に商売として成り立つ*11ような気がしてきた。
*1 月の土地
*2 小惑星
*3 基礎知識 - 1.恒星
*4 チャンドラが撮影したシリウス連星系
*5 基礎知識 - 1.恒星 恒星数 402.gif
*6 基礎知識 - 1.恒星 ■恒星の名前
*7 MISAO Project Home Page Supported Catalogues
*8 PIXYシステムとXML desktop.gif
*9 sanseido co.,ltd.六法・法律書−「所有権」の誕生
*10 星の王子さま公式ホームページ
*11 [メニュー]特許・実用新案の出願と審査に関して(詳細情報)
030810朝起きて、亀や魚へ餌*1をやる。亀は水に浮いた餌の粒を必死になって食べる。毎日欠かさず餌をやっているので、食料の心配はないはずだが、飯が食えるのは今しかないと必死になっているように見える。
亀たちは餌を食べ始めると糞をし出す。食い物を腹に入れれば糞は押し出される。腸は一本の管だが、硬いわけではないので口から餌を入れれば、そのまま自動的に糞が出てくるのではないだろう。餌を食べた刺激で直腸の蠕動運動が活発になり、糞が出てくるのだろう。人間とよく似ている。
いつものように餌をやるとウンキョウ*2が糞をした。糞の形は人間と全く同じで円筒形のものを一、二本排出する。水中でも形が崩れない程度の固さで、いかにも健康そうである。
よく見ると、糞の中に直径1mm程度の目玉のような黒い球が二つある。ちょうど人間で言えば、未消化のトウモロコシが大便の表面に顔を覗かせている状態である。
一体何だろう、と思いながら件(くだん)の糞を見つめていたら、一つの目玉が糞から浮き出して水面で消えた。亀の屁だったのだ。音はしないが亀も屁をこくようだ。
ヌマガメ*3というのは、屁をこいたり、人間の大便によく似た糞をしたり、鼻提灯を出したり*4で、なかなかあなどれない。
*1 Tetra Internet Web Site テトラ レプトミン
*2 ウンキョウ
*3 猿沢池の淡水ガメ ヌマガメ科3種とスッポン科1種の見分け方
*4 亀の鼻提灯(2)
030811最近はかなり昔に買ったCDを聞きながらパソコンを操作している。本棚に並んでいるCDを適当に取りだしてパソコンのCDドライバに入れて再生する。
十年以上も聴いていないCDが沢山あることに気付く。学生時代にはCDの「ジャケット買い*1」をよくやっていた。「ジャケット買い」というのはCDやレコードの箱だけを見て中味を聴かずに買うことである。「ジャケット買い*2」だけでは何のことなのか分からないので、「CDのジャケット買い」と言った方がいい。何れにしても略し過ぎているのでわけの分からぬ変な造語である。
Elli Medeirosというフランスの歌手のCDがある。今は無き六本木WAVE*3で買ったと思う。
確かジャケット買いで購入した。Gパンに白いTシャツを着て横たわるElli Medeirosの姿*4が気に入って買ったのである。
現在、彼女はどうなっているかが知りたくなってインターネットで調べてみた。彼女のサイト*5があった。なかなか凝ったサイト*6で格好いい。
*1 ジャケット買い
*2 Google 検索: ジャケット買い
*3 Google 検索: 六本木WAVE
*4 Elli Medeiros - Bom Bom - Bide et Musique
*5 Elli Medeiros
*6 Logz du site www.ellimedeiros.com
030812歌音と書いて「かのん」と読ませる場合*1があるらしい。人名ならそれをどのように読むかは命名者や本人に任されているので、問題はない。戸籍法*2では読み仮名をどのようにしなければならないという規定はない。戸籍には「氏名」を記載しなければならないが、その読み仮名は記入する必要はない。「イチロウ*3」と書いて「じろう」と読むと主張しても何ら問題はない、筈である。
人名の場合は上に書いた通りだが、固有名詞として「歌音」を「かのん」と読んで欲しいというのはいささか*4無理がある。人名と違ってそれ以外の固有名詞はある程度一般の常識を基準にしていないと受け入れられない。受け入れられなければ名前を付ける意味がない。
おそらく「観音」を「かんのん」と読むので、「音」は「のん」と読んでも間違いはないと言うつもりなのだろう。
間違いである。「観音」は「観」の「ん」と「音」の「お」とを連続して発音するので「かんのん」と読んでいるだけであって、「音」を「のん」と読むからではない。「安穏(あんのん)」「陰陽(おんみょう)師」などの「穏」「陽」はそれぞれ単独もしくは他の場合では「のん」「みょう」と絶対読まないのと同じである。
「歌音」だから音楽の作曲技法の「カノン」*5を想定しているのだろう。パッヘルベルの「カノン」*6かもしれない。何れにしてもカノンと「歌」とは直接関係ないので、読み方だけではなく意味もずれていることになる。
原理原則を無視すれば、単に無教養と思われるだけである。自らも気を付けなければならない。
*1 Google 検索: "歌音 カノン"
*2 戸籍法 戸籍の記載
*3 太郎次郎
*4 キャスト紹介 伊佐坂難物
*5 対位法
*6 d-score.com - パッヘルベル
030813お盆*1なので家族で妻の実家に泊まりがけで行った。
岐阜県の高山市郊外*2なので、光害*3がない。大接近している火星*4を見るのに打ってつけである。
望遠鏡は三年前に買った。息子にクリスマスの贈り物として買い与えた。当然のことながらサンタからの贈り物*5ということになっている。息子がサンタにお願いした物と全く違っていたので、その年のクリスマス当日、息子が大泣きした。それ以来全くその望遠鏡を使っていなかったが、それがようやく役に立ちそうである。
妻の実家へは自動車で向かった。家族五人分の着替えなどと件の望遠鏡とを自動車の荷物入れに入れると一杯になってしまった。自動車はセダン型*6なので元々荷物入れの容量はそれ程大きくない。そんなところに天体望遠鏡を余分に入れるのだから、荷物入れの中は鮨詰め状態である。冬ならば衣服の量が増えるので全部入らなかっただろう。
何日か泊まった。持っていった望遠鏡を自動車の荷物入れから出すことは一度もなかった。毎晩曇り空で星が全く出なかったのである。
*1 盂蘭盆
*2 飛騨 丹生川村 公式サイト
*3 光害防止委員会
*4 火星
*5 サンタのひげ(3)
*6 新車購入
030814ウランガラス*1を見に行った。妻と岐阜県の高山市にある博物館*2に行った。
博物館の中には多くの西洋の骨董品が展示してあった。ウランガラスはその中の一部である。中に入ると係員が説明してくれる。係員は何名かいて、筆者が見に行った時はたまたまそこの館長が説明してくれた。
館長はこの博物館の所有者でもある。当初、ウランガラスとは知らずに収集をしていたらしい。人に大変珍しいガラス工芸品が沢山あると指摘され、散在していたウランガラスを一ヶ所に集め、紫外線ランプ*3をウランガラスに照射できるようにして展示するようになったようだ。
実際に暗いところで紫外線を照射したウランガラスを見ると、大体想像していた通りの色であった*4。蛍光色というのは何度見ても幻想的な気分にさせられるので、見ていて非常に楽しかった。
館長の説明では蛍光色を発することとウラン元素の放射能とがごちゃごちゃになっていた。筆者が唯一知りたかったことは、ウランの放射能によってウランガラスが自ら蛍光色を発するかどうかだった。つまり紫外線ランプがなくても勝手にウランガラスは光っているのかどうかが知りたかった。
そこで館長に質問をした。「真っ暗闇なら紫外線ランプがなくてもウランガラスが光って見えませんか」と聞いたところ、きっぱりと一言「光りません」という返事が返ってきた。質問の内容を誤解されているといけないのでもう一度繰り返して質問をした。すると「紫外線がないと光りません」と断言した。
少し意外だった。「どうだかわからない」もしくは「かすかに光る」という答えを期待していたのだが、きっぱりと「光らない」と言われた。何故光らないのかと言う理由がないのでどうも釈然としなかったが、「光らない」と答えた時の女性館長の大きな瞳がきらっと光ったような気がして面白かった。
*1 ウランガラス
*2 世界のアンティック木の国館(岐阜県>飛騨・高山・奥飛騨>飛騨高山)の「見る」スポット情報/イサイズじゃらん全国観光スポットガイド
*3 サーチライト・ブラックライト・赤外線ライト製造販売−川島工機 ブラックライト
*4 ウランガラスの展示館
030815ウランガラス*1を展示している岐阜県の高山市にある博物館*2ではウラン入りのペンダントを販売していた。
ホルミシス効果*3といって少量の放射線は人体に有用な効果をもたらすという学説があるらしい。これに基づいてウランを陶磁器の中に封じ込めペンダントにして販売しているのである。当然、ペンダントからは放射線が出ている。
どれだけ出ているかを測定するためにこの博物館には放射線の量を測定するガイガーカウンター*4があった。ガイガーカウンターを見るのは初めてだったので嬉しくなって写真を撮ってきた*5。ペンダントを検出器に近づけると激しく反応する。本当に放射線が出ている。
ここの博物館の説明員は大抵このウラン入りのペンダントを身に付けている。これを身に付けているお陰で体調がすこぶるいいそうである。現にかけているペンダントをガイガーカウンターの検出器に近づけると放射線が多く出ていた。
ウランガラスの色とウランの放射能は直接関係がない。むしろウランガラスの愛好家はウランガラスから放出される放射線の量は自然界の放射線量に比較すれば取るに足らない量*6であることを強調しているぐらいである。
それにも拘わらず、この博物館では放射線を積極的に出すペンダントの販売をしている。どちらもウランだからそれ程気にする必要はないかもしれないが、これらを組み合わせる必然性がないのでどうも気持ちが悪い。
このペンダントの製造は焼き物で有名*7な愛知県の常滑*8で行われているらしい。一体、ウランはどこで手に入れるのだろう。それにウランは自由に手に入る物なのだろうか。謎は深まるばかりである。
*1 ウランガラス
*2 世界のアンティック木の国館(岐阜県>飛騨・高山・奥飛騨>飛騨高山)の「見る」スポット情報/イサイズじゃらん全国観光スポットガイド
*3 低線量放射線研究センター 研究成果
*4 ガイガーカウンターSHOP(放射線検知器・放射線測定器)
*5 geiger.jpg
*6 ウランガラスの展示館 ☆ ウランガラスの放射能
*7 常滑焼(とこなめやき) 常滑焼の歴史
*8 常滑市役所
030816日常生活で利用される放射性物質はそれ程多くない。
すぐに思い浮かぶのは夜光塗料*1である。放射性物質が入っている夜光塗料が用いられるの物と言えば、最近は腕時計ぐらいしかない。それも輸入品*2が殆どである。
蛍光灯のグロー管に放射性物質が使われている*3らしい。これはどこの家庭でもある。もしかしたらこれが最も一般的な日常生活で使われている放射性物質かも知れない。
使われている放射性物質は「プロメチウム147*4」という物質らしい。グロー管に使われる理由はグロー管の放電を素早くするためらしい。
そもそも蛍光灯でのグロー管の役目*5は何か。蛍光灯のスイッチを入れるとまずグロー管が紫色に光る。これがグロー管の放電である。すぐにグロー管の紫の光は点滅し、それが終わったと思ったら蛍光灯が点灯する。
グロー管の最初の放電が始まらないと蛍光灯が点灯しない。だから放電し易くすれば、蛍光灯はそれだけ早く点く。蛍光灯のグロー管に限らず、放電にはきっかけがいる。放電現象はなだれに似ている*6と考えられている。エネルギーの高い一個の電子をきっかけにして放電が始まる。その高いエネルギーの電子はどこから来るかというと地球に降り注いでいる宇宙線*7などによって発生する。
グロー管に宇宙線が当たるのを待つよりも自ら電子を発生させた方が早くなだれが起こる。そこで放射性物質から出る高いエネルギーの電子*8を利用すれば、素早くなだれが起こり放電が開始することになる。
コンマ何秒の時間を節約するためだけに放射性元素を使うというのは、何かおおげさ過ぎるような気がしてならない。
*1 夜光塗料(2)
*2 ルミノックス腕時計サイト
*3 Kurashino nakano Houshasen (p.52,53) 放射瀬の利用
*4 原子番号61番 プロメチウム Pr
*5 蛍光灯の点灯の仕組み
*6 Electron Avalanche Mechanisms
*7 研究所紹介 / やさしい解説
*8 :: 放射線の基礎知識 ::
030817ベネッセ*1の子供用教材のマスコットに「しまじろう*2」というキャラクターがある。
しましまのトラのマスコットだから「しまじろう」なのだが、大抵の男親は、トラだから「寅次郎*3」と覚え込んでしまうので、子供にそれは違うと怒られる。
筆者は「しまじろう」の図案が気に入らないので、家では「しまじろう」を購入することはないが、近所からのお下がりの冊子やビデオ、CDなどが山ほどある。
それにしても何故「しまじろう」なのだろう。しまじろうは長男である。なのに「じろう」である。順位付きの名前である「たろう」「いちろう*4」は普通長男に付ける。「じろう」は次男である。
そうではない場合、長男が既に死亡しているなどの理由が思い浮かぶ。そうではないのにそう思われるのは不本意なので、やはり長男に「次郎」「二郎」という名前を付けることは殆どない。
しまじろうの場合も「しまじろう」がお兄さんなのに何故「じろう」なのだろうと思う人は多いだろう。「しまじろう」が「とらじろう*3」でない理由はすぐに判るが、「しまたろう」でない理由はすぐには判らない。
調べてみると「しまたろう」がいた。兄ではなく、しまじろうの父親の名前*5だった。
これも何か変である。親が「太郎」で子が「次郎」では、子は親を越えられない。親は子供の成長を願って止まないはずだから、初めから親である自分を一番とした名前をつける発想は通常ない。改名が日常に行われているならばあり得るが、それなりの理由がないと改名できない*6現代ではこの名前の付け方はおかしい。
名前の付け方がおかしいが、しまじろうの母親*7の声がいいので許す。
*1 Benesse Corporation
*2 しまじろうトップページ
*3 男はつらいよシリーズ
*4 SANSPO.COM イチロー(シアトル・マリナーズ)
*5 しまじろうとはなそう
*6 改名
*7 しまじろうとはなそう
030818実家の近くの田んぼにめだか*1が沢山いた。今年はカブトエビが発生する季節*2に田んぼに行けなかった。もしかしたら八月でもカブトエビ*3やカイエビ*4などがいるかも知れないと思って見に行ったが、一匹もいなかった。代わりに田んぼの周りの水路にはめだかがいた。
筆者が幼少の頃にはその水路でめだかを見た記憶がない。上流の農業用水から流れ込んできた鮒などはいたが、めだかはいなかった。
だれかがめだかを放流したのだろうか。もしかしたらカダヤシ*5かも知れない。カダヤシならば蚊の駆除のために人為的に放流したものだろう。
睡蓮鉢*6の中でめだかを飼いたくなった。睡蓮*7は実家にある。睡蓮鉢を買いに行ったが、意外に値段が張る。そこで小さなトロ舟*8を買ってきてその中に土を入れ、睡蓮を植え水を入れた。ついでにたにし*9も沢山入れてやった。めだかをすくった時、水草も一緒にすくってきた。それも捨てずにトロ舟に入れておいた。
数日経ってから覗き込むと小さなたにしが一杯トロ舟の中を這い回っていた。どうも水草の中に潜んでいたらしい。よく見るとひる*10もいる。
金魚用の餌をやるとめだかは睡蓮の葉の下に隠れていてなかなか食べに来ない。一番最初に動き出すのは「ひる」である。突然の土の中から体を伸ばしてきて口で餌を突きだす。ひるが金魚の餌を食べるというのは初めて知った。
*1 メダカ
*2 カイエビ
*3 カブトエビ類(アメリカカブトエビ)
*4 UMINDO Volume 14 (5) 田んぼをのぞいてみよう
*5 カダヤシ
*6 中国物産 いつか 陶器かめ
*7 花の名所 季節を歩く|勧修寺の睡蓮
*8 ガーデン紀行
*9 オオタニシ
*10 福岡市の蝶introduction ヒル
030819「歌音」と書いて「かのん」と読ませる*1場合があることを書いた。よく考えてみるとこういった音の変化はあり得るのではないかと思えてきた。「観音」の様に「おん」の前に「ん」がないと「のん」とは読めないにも拘わらず、「音(おん)」を前の音に関係なく「のん」と読むのが一般化する可能性はある。
「春雨」は何故「はるあめ」ではなく「はるさめ」と読むか。「はるあめ」では少し発音しにくいので、調子を整えるために「あめ」が「さめ」に変化してきた*2のだろう。なぜ「さめ」なのか分からない。「かめ」でも「ため」でも良さそうだが、「さめ」である。「小雨」「村雨」「氷雨」「霧雨」の「雨」を「あめ」と発音すると何となく発音し難いような気がする。慣れの問題かも知れない。
「歌音」を「かおん」と発音するよりも「かのん」と発音した方が何となく楽である。母音が連続すると何となくであるが言いにくい。そういえば「真っ青」も「あお」が「さお」に変化している。
「歌音」を「観音」の類推で「かのん」と読むのはあまりにも蒙昧であるが、母音の連続を避けるために「のん」と読む変化なら違和感はないかも知れない。
そもそも「歌音」とは一体どういう意味なのか。「音」という字を「のん」とも読むことが出来るという勘違いから出来上がった熟語だから、「歌音」自体に意味はあまりない。「かのん」という音が主体であって、それを表記した「歌音」という熟語は、その漢字の組み合わせで曖昧模糊とした印象を伝えているだけである。
こう考えると「歌音」から、「音」の読みの変化で「のん」というのが一般することはやはりあり得ないだろう。
*1 カノン
*2 日本語学概論ブレイクタイム 音と意味との関係〔素材としての文字、用法としての文字〕
030820高速道路のETC*1とは、高速道路の利用料金自動徴収装置*2のことである。これによって料金所で一旦停止しなくとも利用料金を支払えるので便利である、と料金を徴収する側*3は主張している。
確かに便利かも知れないが、このETCを利用するためには自腹を切って自分の自動車に装置を取り付けなければならない*4。取り付けるのは装置と取り付け工賃とで最低でも2万円程度は必要である。ETCを利用することによって、それだけの利益を得ることが出来るのだろうか。
しょっちゅう高速道路を利用する人はそれなりの利益を感じることがあるかも知れないが、年に数回程度の利用では全く嬉しさはない。
行政はETCが普及することで「料金所渋滞の緩和*5」すると主張している。確かに料金回収の効率が格段に向上するので渋滞の緩和にはなるが、「渋滞の解消」にはつながらない。ETCを利用する自動車が増えれば料金所で渋滞は必ず発生する。何故ならETCの門を通過するには減速をしなければならない*6からである。減速すれば流れは滞る。従ってETCは渋滞の本質的な解決には全く役に立たないことになる。
そんな誰のためか分からないような仕組みに自腹を切る酔狂な人はいるものかと思っていたが、最近はかなりいるらしい*7。
そもそも何故金を取る側の都合で、更に払う側が金を余分に出さなければならないのか。もっと他にやり方はないのか。利用料を只にするのが一番いいが、なかなかそれは難しそうである。
大抵の料金所では自動車の登録番号を自動的に読み取っている*8。この仕組みを使って料金を請求するようにすることは出来ないのだろうか。読み取り能力が確実ならば、全く減速は必要ないだろう。通過すればあとで料金の請求が来る。支払は銀行引き落としやコンビニエンスストアなどで済ませる。利用者は道路利用料金以外の負担は一切ない。ロンドンでは渋滞料金をこういった方法で徴収している*9らしい。
ETCはある程度普及するだろう。従来の料金所がなくなるまでには相当時間がかかるに違いない。そうなってから自分の自動車にETC装置を装着しても全く遅くはない。
*1 料金所はノンストップへETC
*2 料金所はノンストップへETC ETCとは
*3 国土交通省 道路局ホームページ
*4 料金所はノンストップへETC ご利用方法
*5 料金所はノンストップへETC メリット
*6 料金所はノンストップへETC 料金所の通り方
*7 ETC累計100万人達成
*8 高速道路の目
*9 auto-ASCII ロンドンでロードプライシング開始---東京プランはどうなった?
030821電車に乗ったら、友人か会社の同僚の結婚式に出席した帰りと思われる若い男性の二人組に出くわした。
彼らの会話を聞いていると「あいつの嫁さん」とか「今日の嫁さんはどうのこうの」と話している。
二十代の若者が「嫁」「嫁」というのにはかなり違和感があった。田舎だから仕方がないのかも知れない。それにしても「家*1」という意識が希薄であるはずの若者が「嫁」という言葉を使うのは、若者の語彙の激減の所為か、それ以外の表現方法がないのか。
考えてみると家制度を意識させない言い方はすぐに思い浮かばない。「奥さん」「奥方」では何やら奥に控えている人という感じで、男性と同列になっていない。「夫人」も「夫」が先のような気がする。「かみさん」「家内」「女房」「妻」「山の神」などがあるが、他人の妻に対しては「かみさん」以外はあまり使わない。「ご新造さん」というのも粋だが、かなり時代がかっている。因みに「山の神」の語源は、いろは歌で「有為の奥山・・・*2」より「山の上は『奥』」という洒落からという説がある。
「細君*3」が一番適切なような気がする。自分の妻を表現する時に「細君」と言うのは、何となく気が引けるのでやったことはない。しかし「嫁」と表現したことは一度もない。「妻」もしくは「女房」「家内」である。他人の妻は「奥さん」「奥様」である。「妻」以外は家が関係した言い方になってしまっている。直截(ちょくせつ)*4的に「家の女」を表現する「嫁」よりはいいと思うが、どうも一貫性がない。
「細君」の復活を期待したい。
*1 お見合いと、結婚相談所について 結婚制度(1)
*2 あさきゆめみし
*3 細君
*4 国語辞典 英和辞典 和英辞典 - goo 辞書: 直截
030822平成13年度の日本の人口動態*1を見ていたら面白い数字を見つけた。
平成13年度の婚姻数は79万9999件だったようだ。おそらくこの数字を実務担当者が上司に報告した時、検算のやり直しをいつもより多く命じられたに違いない。オブライエンの法則*2である。切りのいい数、同じ数字がいくつも並ぶ数というのは管理監督者だけでなく、実務者でも検算を余分に行う傾向があるだろう。
切りのいい数、数字の並びがきれいな数というのは特に他の数に較べて余分な情報を持っているわけではないのに注目してしまう。逆に人の目を引くということはその数字がそういった作用を引き起こすという点で、情報を含んでいると考えるべきだろうか。釈然としない情報である。
*1 平成13年 人口動態統計(確定数)の概況
*2 オブライエンの法則
030823以前、Googleには計算機能がある*1と言うことを書いたことがあった。検索語句を書く部分に数式を入れるとその答えが「予想される検索キーワード*2」として数式の計算結果が出力されていた。これを偶然見つけた時は、何のための機能かよく分からなかった。
現在、「1+1」と入力すると「1+1=2*3」と表示してくれる。
相当難しい計算もしてくれる*4らしい。試しに「ii(虚数単位の虚数単位乗)」を計算してみる。i^i = 0.207879576 *5と出てくる。ii = e -π/2 = 0.207879576*6だからちゃんと合っている。
ほぼ整数である無理数*7(π+ 20)i*8も複素数の形で答えを出してくれる。
これだけの計算機能があれば、わざわざ計算機ソフト*9を起動させなくても閲覧ソフトのみで計算できるので便利かも知れない。
どのくらい大きな数まで計算できるか。「2の1023乗*10」までは計算してくれる。「2の1024乗*11」だと計算してくれない。ならば「2の1023.999999乗」はどうか。計算してくれる*12。
このGoogleの計算機能について検索してみると、世界には筆者と同じ様なことを考える人がいる*13ということが判った。
*1 355/113
*2 Google 検索: caliculator
*3 Google 検索: 1+1
*4 Googleの特殊機能
*5 Google 検索: i^i
*6 Google 検索: e^(-pi/2)
*7 整数に近い無理数
*8 Google 検索: (pi+20)^i
*9 HPの電卓 hpcalc!.jpg
*10 Google 検索: 2^1023
*11 Google 検索: 2^1024
*12 Google 検索: 2^1023.999999
*13 Fun with the Google calculator (kottke.org)
030824以前、愛知県には「いろは」の地名がある*1ことを書いた。インターネットで色々調べていたら「いろは」その物 の地名があることが判った。
千葉県八日市場市*2にある。どんな地名かというと片仮名一文字で「イ*3」だけである。住所は「千葉県八日市場市イ*4」となっている。口伝えで住所を教える時は少し苦労するかも知れない。
「ロ」「ハ」「ニ」「ホ」*5まであるようだ。これらはやはり新田*6の番号がそのまま地名になったのだろう。
八日市場市が出来る前*7は「大字イ」と称していたのだと思う。市制が実施されると共に「大字」という表記がなくなったのかもしれない。
*1 いノ割
*2 八日市場市のトップページ - 八日市場市
*3 マピオン地図 千葉県八日市場市イ付近
*4 Google 検索: 千葉県八日市場市イ
*5 八日市場市スポット天気一覧 | Excite エキサイト : 天気>スポット天気検索>都道府県一覧>千葉県>八日市場市
*6 国語辞典 英和辞典 和英辞典 - goo 辞書: しんでん
*7 八日市場市の概要 - 八日市場市
030825一番大きな*1亀が逃げ出してから*2三月経った。今年の夏は雨が多くそれほど暑くはなっていないが、いくら何でも本来、沼や川に住むヌマガメ*3の一種であるミドリガメが陸上だけで三ヶ月もの間生きていくのは難しいような気がする。
近所でも庭で亀が死んでいたとか、道で亀が轢かれていたという話しを聞かない。もしかしたらどこかで飼われているかもしれない。近所の家の庭に潜んでいるかも知れない。
近所の家の庭に潜んでいるとすると、もともとその家で飼っていた魚を食い散らかしてしまうので、非常に迷惑な話である。
一体、どこに行ってしまったのだろうか。恐らくもう帰って来ないだろう。
*1 gamera.jpg
*2 亀の脱走(4)
*3 WELCAME トップページ 沼ガメの池の四季〜index
030826数十分で体脂肪が数%減らすことができる全身美容法があるらしい。たまたまテレビジョンを見ていたらそんな美容法を商売にしている人を紹介していた。
そんなことがあり得るのかと思いながら見ていたら測定の結果、前後で数%体脂肪率が低下していた。
体脂肪*1とは体内にある脂肪の総称らしい。人間の場合、その肉を取りだして食べることはないので脂肪は体内にあるに決まっている。それなのにわざわざ「体脂肪」というのは、体重における脂肪の割合を「脂肪率」というと「死亡率」と混同してしまうからだろうか。「脂肪率が高くなると死亡率が高くなる」というと何を言っているのか分からなくなる。
体脂肪率の測定方法は色々ある*2らしい。アルキメデスの原理を使って直接人体の密度を測定することにより脂肪の割合を求める「密度法」、X線の透過減衰量から体内に存在する脂肪の量を求める「DXA法」、人体の電気の通りにくさを測定することにより脂肪の量を求める「インピーダンス法」などがある。
色々なところで見かける体脂肪率測定法は「インピーダンス法*3」である。脂肪は油なので殆ど電気を通さない。脂肪が沢山あれば電気が通りにくくなるので、そこから体脂肪率が算出できる。
数十分で体脂肪を減らす美容法で用いられた測定方法は「インピーダンス法」であった。
インピーダンス法は非常に簡便な方法であるが、人体の電気の通りやすさはちょっとした条件で変動しやすいので他の体脂肪率測定法よりも誤差が大きくなる。従ってこの方法を用いる時には注意が必要である*4。
特に体の表面に汗が出ていたりや皮膚が湿っている状態では電気が通りやすくなるので体脂肪率が実際よりも低く測定されてしまう。激しい運動のあとや風呂上がりに測定した結果は意味がないことになる。
では先程の全身美容法はどうであるか。まさに正確に測定できない条件で測定しているではないか。確かに体脂肪率の測定結果は下げることが出来ているが、「体脂肪率をそのものを減らしている」ことにはならないので注意が必要である。
*1 第152回『体脂肪燃焼スペシャル』 2 page
*2 体脂肪計
*3 体脂肪率とは
*4 正しい体脂肪計の使い方とは
030827MAHARAという名前の時計があった。十年ぐらい前はあったが、最近は全く見なくなった。雑誌で取り上げられることも全くない。
インターネットで調べるとMAHARAのURL「http://www.mhr.ch/*1」は現在、機能していない。
MAHARAのマークは楕円形に「MHR」*2とローマ字で書かれたものだった。最初に見た時にこのマークが気に入ってしまった。時計本体には「MAHARA」という文字がなかったので、このマークを知った時は、「IWC*3」や「BMW*4」のような略号だと思っていた。後に知人から「マハラと読む」と教わった。
「MHR」を「マハラ」と読むと聞いた時、「何じゃそりゃ」と思った。中学生の単語記憶術か、AMGを「アーマーゲー」と読む類*5かと思い、少々がっかりした。せっかくいい意匠の時計なのに「名前がどうもなぁ」という気分になった。それ以来その感覚は消えていない。
マハラと言う名前は「マハラジャ」を想起させるように付けられた*6らしい。時計はこんな感じ*7であった。所有したいとまでは思わないが、好きな腕時計の一つである。
*1 COBALT5
*2 Welcome To Loookwatch.net GIF89ax
*3 IWC: International Watch Co.
*4 BMW: Bayerische Motoren Werke
*5 AMG
*6 時計百科事典:TARGET=e3 薀蓄ま
*7 最高レベルの修理をお約束 MHR修理料金
030828先週から飼い始めためだか*1をよく見ると腹に卵を抱えた個体が何匹かいた。当初、めだかかカダヤシかどちらか区別が付かなかったのだが、これではっきりした。
カダヤシならば腹から仔魚が生まれてくる卵胎生*2なので、腹に卵を抱えている*3のならば、めだかに間違いはない。
カダヤシは「蚊を絶やす*4」という期待からそう名付けられた。原産地は北アメリカで日本に帰化した魚*5である。
カダヤシというと「ヤブガラシ*6」を連想する。小学生の頃、理科の時間に先生から「ヤブガラシ*7」とはどういう意味か知っているかと聞かれたことがあった。「藪の唐辛子*8だと思う」と答えたら、違っていた。
先生は「藪を枯らすぐらい繁るので『藪枯らし*9』という」と教えてくれた。このことがずっと印象に残っている。
*1 めだかとひる
*2 卵胎生
*3 メダカ 卵の観察_クロメダカ 2002年
*4 4.メダカって何だろう?
*5 淡水魚類図鑑 カダヤシ
*6 ジャコウアゲハの生態 photo-002・吸蜜中の雄(植物はヤブガラシ)
*7 ヤブガラシ
*8 唐辛子:日本新薬機能食品事業部
*9 名前の由来
030829天体望遠鏡を高山まで持っていった*1が、結局星を覗くことが出来なかった。昨晩は火星が六万年に一度の大接近の日だったので、空を眺めたきらきらと光る火星がよく見えた。空には雲が半分ぐらいあったが何とか見えていた。
息子に「火星がよく見えるぞ」というと天体望遠鏡で見てみたいという。早速箱に入ったままの天体望遠鏡を組み立てて火星を覗いてみた。
倍率を高めると小さな火星が光の点ではなく、丸く見える。白い極冠*が見えそうなぐらい丸く見える。夜空の天体のうち、写真ではなく、生で丸い状態を見たことあるのは「月」しかなかった。今回の「火星」は月以外で初めて生で見た「丸い天体」である。
幼少の頃、親に天体望遠鏡を買って貰った友達が、それで土星の輪らしき物を観察できたというのを聞いて非情にうらやましいと思ったことがあった。土星の輪らしきものが見えるぐらいなので、当然、土星自体は丸く見えていたのだろう。友達はその頃に既に月以外の丸い天体を見ていたのだが、筆者は昨晩が初めてだった。
「火星が丸い」と子供達とはしゃぎながら見ていたら雲が伸びてきて見えなくなってしまった。
*1 火星の大接近
*2 火星 Mars95.jpg
030830世界の腕時計会社の名前を漢字で表して並べるとなかなか壮観である。中国語のサイト*1を見ていてそう思った。
「勞力士」ROLEX*2
「浪琴」Longines*3
「歐米茄」OMEGA*4
「萬國■」IWC*5 ※■は 金偏に「表」
「百達翡」Patek Philippe*6
「豪利時」Oris*7
「■地亞」Cartier*8 ※■は「上」「下」を上下に組み合わせた字
「江詩丹頼」Vacheron Constantin*9
「勃浪■愛」または「寶珀」Blancpain*10 ※■は 巾偏に「白」
「寶格麗」BVLGARI*11
「崑崙」CORUM*12
「積家」Jaeger LeCoultre*13
「寶■」BREGUET*14 ※■は 王偏に「幾」
「豪雅」TAG HEUER*15
「伯爵」PIAGET*16
「雷達」RADO*17
「愛馬仕」HERMES*18
「精工」SEIKO*19
「玉寶」EBEL*20
「萬寶龍」MONTBLANC*21
「斯沃■」SWATCH*22 ※■は 王偏に「其」
「天梭」TISSOT*23
「先力」ZENITH*24ROLEXは香港の写真などでよく見かけるので、「勞力士」だけでもROLEXのことだと分かるが、他は漢字だけでは全く判らない。調べていると漢字表記は必ずしも一定ではないことが分かったきた。OMEGAは「歐米茄」「歐米加」、CORUM 「崑崙」「昆輪」のそれぞれ二通りの書き方があった。繁体字と簡体字*25との違いかとも思われたが、もともと繁体字での表記を調べたのでどちらも繁体字である。台湾語*26と広東語*27との違いかも知れない。
日本語でも外国語を日本語表記に直す時、「ルイ・ビトン」「ルイ・ヴィトン*28」のように若干表記方法変化することがある。こういった複数の表記方法が中国語にもあるからかもしれないが、漢字の熟語で複数の表記方法があるのは日本語でもないわけではないが違和感がある。
*1 Welcome to Europa Star Chinese
*2 Official ROLEX Website: the perpetual spirit watch collections
*3 Welcome to Longines
*4 Official site of OMEGA watches. Manufacturer of prestige Swiss watches
*5 IWC
*6 Patek Philippe, master watchmakers in Geneva since 1839.
*7 Oris Watches - Official WebSite
*8 Cartier
*9 Vacheron Constantin
*10 www.blancpain.com : Blancpain - Manufacture of Watchmaking Art - Swiss Master Watchmakers since 1735
*11 Bvlgari
*12 CORUM
*13 Jaeger-LeCoultre - Bienvenue - Welcome - Willkommen
*14 Breguet-Swiss watch maker;Swiss luxury watches,fine watches,Moon phase watches,Swiss automatic watches,Swatch watches,expensive watches,elegant watches,Tourbillon,Chronograph,ideal luxury gift idea
*15 TAG Heuer
*16 Piaget Swiss wrist watches and diamond rings
*17 Rado
*18 Hermès scarf, tie and fragrance
*19 セイコー株式会社
*20 Ebel, Swiss watch company: upscale watchmaking specialist since 1911.
*21 MONTBLANC - Is That You?
*22 Swatch Taiwan
*23 Tissot Swiss watches since 1853 Official site
*24 ZENITH - SWISS WATCH MANUFACTURE - SINCE 1865
*25 簡体字と繁体字の変換
*26 台湾語
*27 広東語
*28 サァヰ゛ス
030831今朝早くに、自動車で少し行った所へ息子と一緒に亀を捕りに行った。そこには仔亀がうじゃうじゃといるという話しであった。
辺りに亀はいないかと探しながら川の堤防を歩いていると向こうから馬が来た。普段、道端で馬を見る*1ことなどないので二人ともぎょっとした。すれ違いざまに互いに「おはようございます」と挨拶をした。
見つけたのは今年卵から孵ったと思われるミドリガメが二匹だけだった。しかもそれらは死んでいた。沢蟹も見つけた。これも死んでいた。
馬が歩いていたり沢蟹がいたりで、相当山奥の自然が沢山あるような所だと思うかもしれない。愛知県の平野部*2で少し行けば宅地化が進んでいる所である。とはいっても周りは田圃だらけである。
堤防を歩いていると何か亀がいそうな用水路を見つけた。住宅地の中にある用水路だが、水はきれいである。探してみたが亀は一匹もいなかった。そのかわり底を素早く動く生き物が沢山いた。たも*3ですくってみるとエビだった。ザリガニだった。しかしアメリカザリガニ*4のように赤くない。皆茶色である。しかもその用水路にいるのは5cm以下の小さいザリガニばかりである。大きな赤いザリガニが全くいない。
これはもしかするとニホンザリガニ*5ではないかと、息子と二人で色めきだった。
家に戻って調べてみるとニホンザリガニは北海道と東北地方にしか元々いないらしい。ということは捕まえたザリガニはアメリカザリガニその物であった。アメリカザリガニは昭和初期にアメリカから持ち込まれた*6のだから、それ以前は東北以南には「ザリガニ」がいなかったのである。
アメリカザリガニによって在来種のニホンザリガニがいなくなったと思っていたが、それは北海道、東北の話であって、愛知県ではもともとザリガニなんかいなかったのである。完全に勘違いをしていた。幼少の頃から今までアメリカザリガニがニホンザリガニを滅ぼしたと思っていた。
ということは明治時代より前は田圃や用水路ににザリガニがうろついているという風景は一切なかったことになる。何か変な感じである。
*1 JRAホームページ
*2 マピオン地図 愛知県刈谷市中手町6丁目付近
*3 国語辞典 [ たもあみ ]
*4 メインメニュー アメリカザリガニ
*5 Hokkaido Crayfish Crazy's ニホンザリガニ
*6 京都府レッドデータブック アメリカザリガニ
web上で日本語の類語辞典*1を見つけた。以前から欲しいと思っていた。文章を書く時、表現の重複を避けるために、こういった類語辞典があると便利である。
すぐに辞書が引けるように閲覧ソフトのメニューに並べた*2。この閲覧ソフトはNetscape*3である。筆者が使っている閲覧ソフトはこれと「iCab*4」というソフトである。主に使う閲覧ソフトは「iCab」なのだが、こちらでは類語辞典が上手く動作してくれない。
いちいち使い分けるのが面倒だが、ソフトの切り替えはそれ程手間ではないので良しとする。
*1 シソーラス(類語)検索
*2 ruigo.gif
*3 Netscape Japan
*4 iCab日本語版 トップページ
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