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0411雑記草


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041101

 末の娘が骸骨*1のことを「じゃりじゃり」と言っている。何故骸骨*2が「じゃりじゃり」なのかよく解らない。

 骸骨*3のお化けが歩く時の擬音というか擬態語として「がしゃがしゃ」「じゃらじゃら」などが考えられるのだからそれからそれほど離れていない。何かで骸骨*4が音を出して歩く姿を見たのだろうか。そういえば「がしゃどくろ*5」という妖怪がいるのを思い出した。因みに水木しげる*6が描いた「がしゃどくろ」は歌川国芳*7の「相馬の古内裏*8」が元になっている。



*1 AE Living Skeleton: a Tour of Human Bones
*2 学問のアルケオロジー 明治37年の坪井正五郎
*3 【人体模型販売】人体骨格模型 直立型4
*4 scal2 人体骨格模型(ミニスケルトン)
*5 (6)がしゃどくろ
*6 水木自慢
*7 Kuniyoshi_Utagawa.jpg 落合芳幾
*8 MSN エンカルタ 百科事典 ダイジェスト - マルチメディア - 歌川国芳「相馬の古内裏」

041102

 電気洗濯機が壊れた。ゴゴゴと変な音が出だした。数ヶ月前には掃除機が壊れた*1。結婚を機に電化製品を同じ時期に買い揃えたので、やはり同じ時期に壊れ出すのだろうか。製造会社*2もほぼ揃えてあった。当時購入した物であとまだ壊れていないのは、電気冷蔵庫、電気炊飯器、テレビジョン受像器である。テレビジョン受像器だけは別の製造会社*3だ。これから次々と壊れ出すのだろうか。

 壊れた部分は大した部分ではない。洗濯槽内の水をかき混ぜる「パルセータ*4」と呼ばれる回転翼とモータの軸とのかみ合わせが馬鹿になってしまっただけである。これだけだが水をかき混ぜることができないので一切洗濯ができない。

 この部分は洗濯機の動作中、一番力が掛かりそうな所ので壊れやすいのだろう。交換部品が製造会社で保有されているだろうか。洗濯機の部品の保有期間は、製造打ち切り後6年*5以上となっている。購入したのは10年以上前なので少し心配だが、このパルセータの交換の頻度は一番多いはずだから保有の期間や個数も十分あると思われる。部品がなければ新調する予定である。



*1 新しい掃除機(2)
*2 ナショナル ホームページ|National
*3 Sony Japan|ソニーグループ ポータルサイト
*4 じしゃく忍法帳 / 第70回「電気洗濯機と磁石」の巻
*5 社団法人 全国家庭電気製品公正取引協議会/公正競争規約の紹介 / 製造業表示規約の紹介

041103

 新しい掃除機を買って*1から三月が経過した。この掃除機は紙のごみ溜め式*2である。

 本当は紙のごみ溜の要らないサイクロン式の掃除機*3が欲しかったが、溜まったごみを捨てる回数を考えると紙のごみ溜め式の方が楽のような気がしたので諦めた。

 三月も経過したが、ごみ溜めの交換はまだ一度もしていない。交換時期は掃除機が知らせてくれる仕組みになっている。交換が必要な時はランプが点灯する。このランプはまだ点灯したことがない。

 この機能がちゃんと働いているか心配になってきた。ごみ溜めはぱんぱんに 膨らんでいる。ごみ溜めの口から中を覗き込むとごみが一杯溜まっているが、丁度真ん中はぽっかりごみの穴が開いた状態になっている。ごみ溜めの中でごみがドーナツ状になっているのである。ごみ溜めの底が見える状態なので、まだまだ吸えるようだ。

 サイクロン式でここまでごみを溜めながら吸引力を持続させることができるのだろうか。



*1 新しい掃除機(2)
*2 電気掃除機 MC-P2XD | ナショナル
*3 ダイソン株式会社:デュアルサイクロンクリーナーなどの開発、製造、販売

041104

 悪口の数え唄があった。子供の頃、父や叔母などから教わった。

 (一)言ったろか (二)憎たらしい (三)さんびんた (四)知りもせんのに (五)ごてごてと (六)ろくでもにゃあ (七)ひっちくでぇ (八)はったろか (九)くそだぁけ (十)飛んでけぇ

 子供の頃の知りうる語彙で勝手に修正しながら覚え込んだので、意味のよく判らない単語がある。童歌はこういうことがよく起こる*1。「(三)さんびんた」は何のことなのか。これに関しては父親に聞いたことがあった。確か、往復びんた*2のことだ、と説明された。その時は納得したが、往復びんた*3なのに「三びんた」一体どういうことか。手の甲で左頬を打った後、仕上げに手の平でもう一度右頬を打つのが正式な往復びんただったのだろうか。悪口の唄なのに、この「さんびんた」だけが異質である。さんびんたを喰らわせるぞ、という意味なのか。

 悪態として「さんぴん」というのがある。三一侍(さんぴんざむらい)の略で、年収が三両一人扶持*4(さんりょういちにんぶち)であったところから身分の低い若党*5や侍を軽蔑して呼んだ言葉である。

 三両一人扶持を「三一」と略し、「一」を「ぴん」と読んで「さんぴん」である。「ぴん」は「ピン*6からキリ*7」の「ぴん」で、その語源はポルトガル語の「pinta」らしい。そうなると「さんぴん」は「さんぴんた」と言うこともできる。

 「さんぴん」を稼ぎの低い者、貧乏人などに対する悪口とすると「さんぴんた」というのも悪口になる。するとこの数え唄の(三)は「さんんた」ではなく「さんんた」だったのかも知れない。

 「(七)ひっちくでぇ*8」は名古屋弁で「くどい」という意味、「(八)はったろか」は張り倒してやろうか 「(九)くそだぁけ」は糞たわけである。



*1 めじろ、ロシヤ、野蛮国(2)
*2 国語辞典 英和辞典 和英辞典 - goo 辞書: びんた
*3 愛と青春の往復びんた
*4 国語辞典 英和辞典 和英辞典 - goo 辞書: ふち
*5 国語辞典 英和辞典 和英辞典 - goo 辞書: 若党
*6 国語辞典 英和辞典 和英辞典 - goo 辞書: ピン
*7 国語辞典 英和辞典 和英辞典 - goo 辞書: キリ
*8 なごや弁 は行

041105

 子供の頃、替え歌もいくつか教わった*1。その中に「靴が鳴る*2」の替え歌があった。

 おててんぷら つないでぶちん ノミの金玉 まっ黒け

 ここまでしかない。これ以降は聞いた記憶がない。もしかしたら続きもあったかもしれないが、「ノミの金玉」の節までいくと笑えて仕方がなかったので、それ以降は必要なかった。

 子供の頃は「うんこ」「しっこ」といった類の単語さえ入っていれば笑えた*3。「金玉*4」などという単語は笑いの壺そのものである。子供の頃は心底笑えたような気がしたが、大人になってからはこんな単語だけではなかなか笑えなくなった。ただ「ノミの金玉*5」という発想は今でも面白いと思う。



*1 悪口数え唄
*2 d-score 楽譜 - 靴が鳴る ---- 清水かつら/弘田龍太郎
*3 ザ・ドリフターズ [イザワオフィス]
*4 金玉
*5 FLEAS: Images

041106

 子供の頃、替え歌もいくつか教わった*1。その中に「*2」の替え歌があった。

 これは父と母と両方に教えて貰ったような気がする。ある月夜の晩、一緒に外を歩いていた時にこの替え歌を両親が歌った記憶があるが、これは子供の頃に見たテレビジョンドラマの一場面か何かと記憶とがごちゃ混ぜになっているのかも知れない。

 たでたで がきつ いるうまいるうま いるまんま んーぼのような がきつ*2

 各節の言葉をひっくり返しただけの替え歌である。

 父が「んーぼのような」の部分を特に強調して歌っていたのが、印象的であった。



*1 替え歌(2)
*2 シリーズ 日本のうた 月
*3 Tsuki 文部省唱歌 つき ctuki.mid

041107

 石垣島*1での写真に不可解な物があった。

 この写真*2である。これは石垣島の戦争遺跡の一つである「電信屋(デンシンヤー)*3」の内部の写真の一枚で、写っているのは便所である。

 写真の右下に白く半円状の物が写っている。これは一体何か。撮影に使ったカメラはリコーのGR1v*4である。GR1vを正面から見るとこうなっている*5。撮影する時にはレンズが飛び出してくる。写真のように画面の右下に何か写るとすれば、カメラを構える時の右手である。右手の人差し指か中指を伸ばせばレンズの右下に届くが、そんな持ち方には滅多にならない。滅多にないからたまたま写ってしまったのか。

 それとも現像過程でできた異常反応部分なのか。撮影した場所柄から、昔ならばこういった写真は心霊写真*6にされてしまったであろう。



*1 今年二回目の石垣島・西表島
*2 0410170106.jpg
*3 今年二回目の石垣島・西表島(10)
*4 写真の傾き
*5 Ricoh Camera Website
*6 心霊写真

041108

 先日故障した洗濯機*1は無事直った。パルセータ*2と呼ばれる洗濯槽内の水をかき混ぜるための回転翼が滑って回らなくなってしまったが、取り替えたら直った。

 洗濯機は十年以上前の製品だったが、部品は保有されていた。ただし色違いである。家の洗濯機の洗濯槽の色は肌色だが、今回取り替えたパルセータは紺色である。洗濯に回転翼の色は全く関係ないので問題はない。

 新しい洗濯機に買い換えるいい機会だったが、もう少し使うことになった。ただ、掃除機と同様*3にモータが壊れたら買い換えるつもりである。



*1 洗濯機の故障
*2 じしゃく忍法帳 / 第70回「電気洗濯機と磁石」の巻
*3 新しい掃除機

041109

 家のパソコンには簡易的なファイルのバックアップのために外部ハードディスクが取り付けてある。大容量のものは120GBと160GB*1とで、インターフェースはIEEE1394である。パソコンのOSはMacなのでこのインターフェースはFirewire*2と呼ばれている。

 バックアップするファイルはフィルムスキャナ*3で電子化した写真が中心である。フィルムスキャナで読み込んだデータはパソコンに内蔵されているハードディスクに保存する。その後、外部のハードディスクにもコピーして保存している。

 最近気付いたのは、電子化された写真のファイルが外部のハードディスクにちゃんとコピーされていないことがあるということである。コピーしている段階では異常は全くないが、コピー直後にファイルを開くとそのファイルが壊れていて正常な画像が表示されない。一体どう対処すればいいのか。とにかくこんな状態ではバックアップになっていない。



*1 HDA-iEシリーズ
*2 FireWire
*3 スキャナを買った

041110

 先月買った「ラトルバック*1」は実に不思議である。机の上に置いて時計回りに回転させると暫くして回転が止まり、今度は反時計回りに回りだして止まる*2透明なプラスチックの固まり*3なので何も仕掛けがない。

 なぜこの様な振る舞いをするのか説明書に書いてあるが、読んでもよく判らない。動きを詳しく見ていくと、最初に手で時計回りに回すと普通に回り、数回回ると長手方向の両端がバタバタと上下して、今度は反時計回りに回りだし止まる*4バタバタと鳴って*5逆に回る*6のでrattlebackという名前になったらしい。

 とにかく時計回りに回転しにくい形になっているようだ。単純な形状だけで回転しにくい方向が出来上がる*7というのは何とも不思議な感じがする。逆回転を防ぐには複雑な形状が必要*8な気がしてならない。

 机との摩擦力と形状とから計算すれば、バタバタという運動が回転運動に変換されたり*9逆回転を始めたりする*10のが証明できるようだが、直観的にどうもわからない。

 このラトルバックは匙を使って簡単にできるらしい*11



*1 科学玩具
*2 Rattleback.mpg
*3 ラトルバック (Rattleback)
*4 spacepet.mpg
*5 国語辞典 英和辞典 和英辞典 - goo 辞書: rattle
*6 国語辞典 英和辞典 和英辞典 - goo 辞書: back
*7 The Amazing Rattleback!
*8 ワンウェイクラッチ
*9 ラトルバックの力学
*10 Autolev Sample Problem: Rattleback (Wobblestone)
*11 HITACHI : 機械研究所 - 創作おもちゃ

041111

 上の娘*1が新聞広告の裏に何か絵を描いて見せにきた。描かれているのは人の顔のようにも耳が垂れ下がった犬のようにも見える。「この人の名前は何か」と訊くので、人間だった。女なのか男なのかと聞き返すとよく判らないと言う。娘は、顔は判るのだが名前が思い出せないようだ。書きなぐった絵なので本人以外には全く判らない。

 垂れ下がった耳に見えたのは髪の毛のようだ。男か女か判らなくて髪の毛が長いなら假屋崎省吾*2かと尋ねたら、違うという。

 家族みんなで考えていたら、娘は少し名前を思い出してきた。「モリ・・・、モリゾー・・・かな?」とつぶやいた。モリゾーと言えば、開催意義がよく解らない愛知万博のマスコットの名前*3である。余りにも違いすぎる。娘は「そのモリゾー」ではないという。

 娘から「どこから見ても見つめられる」というヒントが出てきた。ようやく判った。「モナリザ*4」だった。モナリザとモリゾー*5とは音が似ていると言えば似ている。確かに知らなければ、モナリザが男か女かも解らないかもしれない。何となく假屋崎省吾とも似ている。

 娘はこういう読み違えをよくやる。つい先日もオンラインゲーム*6を「オイラン*7ゲーム」と言っていた。当然、「花魁*8」が何なのかを知らない。



*1 ハープシコード
*2 假屋崎省吾 ホームページ
*3 愛知万博
*4 Monna Lisa
*5 松坂屋:EXPO2005 愛・地球博:
*6 オンラインゲーム ‐ インフォシークゲーム
*7 The Oiran
*8 花魁道中絵はがき 第1〜3輯

041112

 今まで買い込んだり貰ったりしたDVDの数を数えたら180枚以上あった。映画が殆どである。01年の11月頃にDVD再生機としてプレイステーションを購入*1してから買いだした。三年間で180枚なので月に五枚も手に入れたことになる。

 一枚のDVDの再生時間が大体二時間ぐらいだとすると、鑑賞するのに毎月まる一日かければいい計算だが、まだ見ていないDVDは30枚近くある。一方、ゲームソフトは全部で10枚以下である。

 最初に購入したDVDは「雨に唄えば*2」だった。中古のDVDだった。未だに最後まで見ていない。これを購入した後、次々と新しいDVDを買い込んだため、そちらを見る方が優先になってしまってそのままの状態である。

 フランスの映画監督のゴダール*3は一本の映画を20分しか見なかったと言う。20分間見ては他の映画館にはしごしていたようだ。「不良のための読書術*4」という本にそう書いてあった。

 20分見ただけでその映画の全部が理解できるというような芸当はできないが、最初の数十分でつまらないと感じた映画のDVD鑑賞を止めることはできる。どんなDVDでも金を出して買ったのだから全部見ないと勿体ないような気がするが、つまらぬ映像を見ている時間の方が勿体ない。このことは前出の「不良のための読書術」の主題だが、書籍もDVDも同じである。

 ところが途中で見なくなったDVDは殆どない。厳選して買っているからだろうか。「雨に唄えば」は、それ程つまらないとは思っていないのだが、全部見切れていない。三年経っても全部見られないというのはつまらないと言うことか。



*1 PS2
*2 雨に唄えば - goo 映画
*3 ジャン=リュック・ゴダール--「ジャン=リュック・ゴダール」のフィルモグラフィ -- Jean-Luc Godard
*4 本の買い方

041113

 バックアップのための外部記憶装置のハードディスク*1が心許ないので、内部取り付け用のハードディスクを買ってしまった。たまたま、店頭で中古品が5000円程度で売っていたので早速購入してしまった。

 パソコン内部のインターフェースはSCSI*2である。このハードディスクの容量は9GBしかない。電子化した写真を保存するだけなので暫くの間は十分用が足せる。

 これでパソコンの中には三つのハードディスクが内蔵*3されたことになる。パソコンを買い換えたいと思っている*4のだが、なかなか実行できない状態にしてしまっている。



*1 壊れるデータ
*2 ASCII24 - アスキー デジタル用語辞典 - Ultra Wide SCSI
*3 パソコンの電池交換
*4 軌道不能状態

041114

 自動車のエンジン警告灯がまた点灯*1した。今回は前回のようにエンジンの回転が不規則になると言うことはない。走行には全く問題はない。ただ、警告灯が点灯しているのである。

 早速、ディーラに電話をして点検を行って貰った。

 原因は「ラムダセンサー*2」という排ガス中の酸素濃度を測定する部品の故障らしい。

 エンジンの燃焼室内にガソリンを噴射*3した割に排気ガス中の酸素の濃度が多ければ、燃焼しきれないガソリンが残っていることになり、ガソリンの量が適切ではなかったことが解る。これにより理想的なガソリン噴射量を調整*4することができる。

 特に調子が悪かったという感覚がない。この部品交換によって何かが変わるだろうか。燃費がよくなると嬉しい。



*1 自動車の故障
*2 ボッシュ・イン・ジャパン/最新トピックス 2002年2月 ラムダセンサ−、生産累計2億5千万個を達成
*3 Howstuffworks "How Car Engines Work"
*4 ガソリンエンジン制御システム

041115

 カメの水槽を覗き込むとクサガメの一匹が昼間なのに目をつむってじっとしていた。死んだのかと思って様子を見ていたら目を開けて動き出した。このところかなり寒くなってきた。もう冬眠の用意させる時期*1である。

 今年も例年通りに水苔を水槽に入れてやった*2今年捕まえた1才のイシガメが2匹いる*3が、これらも一緒に冬眠させる。幼亀は冬眠を失敗しやすいと言われている。冬眠の失敗の原因は水温の大きな変化による体力の消耗*4と思われる。飼育下では十分栄養を与えているので問題はないと考えられるが、水槽なので水温の変化が自然よりも大きくなりそうである。

 そこで冬眠中でも水槽内の水を循環させる。水が動いていれば水温の急激な変動は避けられるであろう。冬の川と同じ様な環境を作り出すわけである。

 去年は水苔を入れたら、それを踏み台にして亀が一匹逃げてしまった*5。今年は猫のいたずら防止のために水槽の周りに柵をして更にその上には網がかぶせてある*6ので大丈夫だろう。ただし小さいカメは柵の隙間から抜け出る可能性がある。しかしすでに子亀達は水槽のどこかに潜ってしまって冬眠に入ったようなのでその可能性は非常に低いと考えられる。

 来年の春には全ての亀が無事に活動を再開するのを願っている。



*1 亀の冬支度
*2 亀の冬眠の準備(2)
*3 銭亀の由来
*4 【30】イシガメ池の冬眠支度
*5 亀の脱走(6)
*6 亀の脱走(7)

041116

 「華氏451*1」という映画*2のDVDを観た。1966年の作品である。書物を読むことが禁じられた未来社会が舞台になっている。この映画には未来の公共交通機関としてモノレールが出てくる。

 モノレールには色々な形式*3がある。映画に登場するモノレールは、車両がレールにぶら下がる「懸垂式*4」である。懸垂式には車輪がレールの外側を走る方式と内側を走る方式とがある。上野動物園のモノレール*5は前者の方式、湘南モノレール*6千葉モノレール*7は後者の方式でサフェージュ式と呼ばれる。

 映画に出てきたモノレール*8はサフェージュ式だった。これはどこかで見たことがある。

 名古屋の東山動物園*9残っている昔のモノレール*10だ。そっくりである。残っているモノレールの説明には「フランスサフエージュトランスポール社から技術導入して云々*11」と書いてある。映画に登場するモノレール*12フランスに作られた実験用路線*13で撮影されたらしい。

 現在は軌道そのものは撤去されてしまったようだ。映画に登場した車両は残っているらしい。積極的に保存されている*14わけではなく、屋内だが捨て置かれている状態*15のようだ。ごみと一緒に野ざらしになっている車両*16もある。

 一方、名古屋の方は売店の上で軌道と一緒に保存*17されている。



*1 松岡正剛の千夜千冊『華氏451度』
*2 華氏451 -- 映画 「 華氏451 」の詳細情報
*3 日本のモノレールの歴史
*4 モノレールってどんな乗り物?
*5 恩賜上野動物園モノレール40形懸垂電車完成
*6 湘南モノレール株式会社
*7 千葉都市モノレール株式会社ホームページ
*8 Fahrenheit 451
*9 東山動物園ホームページ
*10 Higashiyama04.jpg
*11 zakkimage/Higashiyama03.jpg
*12 Monorails in History II
*13 ALWEG COMPETITION KONKURRENZ
*14 鉄道博物館
*15 Saran, France - SAFEGE Monorail...
*16 Le Méro Suspendu Safege Préparation du Safege à Huisseau sur Mauves - Août 1994
*17 Higashiyama01.jpg

041117

 モノレール*1の「サフェージュ式*2」という言葉は如何にもフランス語っぽい。

 ベージュ*3コラージュ*4オマージュ*5ラグランジュ*6などどれもフランス語である。

 「サフェージュsafege」もそんなフランス語の単語だと思ったが、辞書には載っていなかった。調べてみると略号だった。「Société Anonyme Française d'Etude de Gestion et d'Entreprises*7」で意味は「フランス研究管理事業株式会社」だろうか。

 名古屋の東山動物園に残っているモノレール*8説明書*9にあった「フランスサフエージュトランスポール社」というのは様々な会社の連合で構成されていた*10らしい。その中に「S.A.F.E.G.E.」が入っている。

 企業名がそのまま技術や方式の名前になっている。しかもその企業名の由来は その技術とは全く関係ない言葉である。これは「JPEG*11」の由来に似ている。現在、JPEG*12は静止画像データの圧縮方式の名前になっているが、元々は規格策定委員会の名前*13だったようだ。「Joint Photographic Experts Group」なので圧縮技術に関する言葉は入っていない。ただし写真画像に関する単語「Photographic」が入っている。



*1 華氏451
*2 日本エアウェイ開発社申請路線 サフェージュ式パンフレットより
*3 BEIGE TOKYO
*4 ArtLex on Collage
*5 国語辞典 英和辞典 和英辞典 - goo 辞書: オマージュ
*6 Lagrange
*7 Technical Page - Safege
*8 楽しい遊覧鉄道:東山動物園
*9 Higashiyama03.jpg
*10 Le Métro Suspendu Safege
*11 IT用語辞典 e-Words : JPEGとは 【Joint Photographic Experts Group】 ─ 意味・解説
*12 Welcome to JPEG
*13 第14回 :JPEG研究序説 - デジカメPopEye

041118

 「恐怖の報酬*1」という映画のDVDを観た。幼少の頃、テレビジョンで観たことがあった。かなり古い映画である。フランスの映画で主演はイヴ・モンタン*2。1954年作品。白黒。

 この映画には「マリオ」と「ルイジ」と名付けられた登場人物がでてくる。イヴ・モンタンはルイジ役である。テレビゲームの登場人物の名前*3はここから採ったのか、と思って感心した。特に映画のルイジ*4ゲーム登場人物*5の姿格好の原形になっていると思われる。

 ヴェラ・クルーゾー*6という女優が出ている。舞台が中央アメリカなので暑い。暑いので映画に登場する男も女も薄着である。ヴェラ・クルーゾー*7も袖のない服を着ている。脇の下が見える場面が何ヶ所かあった。脇の下には毛がぼうぼう*8と生えていた。

 ヨーロッパでは余り剃らないというのを昔、本で読んだことがあった。フランス映画なので剃らない女優*9が出てきても不思議ではない。しかしかなり古い映画である。最近のヨーロッパはどうなのだろう。昔と思うと剃る人が増えている*10のかも知れない。



*1 恐怖の報酬 -- 映画 「 恐怖の報酬 」の詳細情報
*2 Les acteurs du cinéma français
*3 ストーリー&キャラクター紹介
*4 CIN92027_034.jpg
*5 ファミコンミニ/スーパーマリオブラザーズ
*6 ヴェラ・クルーゾー
*7 Classic Movies VÉRA CLOUZOT
*8 自然のままの少女
*9 hairy pits hairy armpits armpit hair natural unshaved women hirsute female underarm hair videos pictures underarms
*10 Skinema Freeze Frame: What is it about body hair?

041119

 先月に東京駅で買った「水飲み鳥」*1は実に不思議である。水を用意するだけで動力が得られる*2

 構造は単純である*3。全体がガラスでできており、頭と尻の部分が液溜めになっていてこれらを細いガラス管がつないでいる。ガラス管は尻の液溜めの底の方まで伸びている。頭の方はフェルトのような物で覆われて見えないが、単に液溜まりなったいるだけである*4。中に入っている液体は説明書によると色を着けたエチルアルコール*5と書いてあった。他の情報*6だと「塩化メチレン*7」や「エーテル類*8」などが使われとあった。とにかく室温に近い沸点を持つ液体ならば何でもよい。エーテル類のジエチルエーテルの沸点が34.5℃に対してエチルアルコールは78℃なので室温に比べてちょっと高いような気がする。購入した平和鳥に入っているのは本当にエチルアルコールだろうか。

 水飲み鳥が水を飲む原理も簡単である*9。最初に頭の部分を水で濡らしておく。頭から水が蒸発すると気化熱を奪って中の色付きの液体の蒸気が凝結して頭の中の圧力がどんどん下がる。尻の液溜めでは室温によってどんどん液が蒸発して、液溜め内の液面を押し下げて細い管を通じて頭の方に液体を押し上げる。液が頭に溜まるとくちばしを水に漬けるぐらい全体が傾く。傾くと尻の部分の管の先が液面から出てしまうので頭に溜まった液は尻に流れて戻る。戻る液に押されて中の蒸気は頭に集まる。この時、頭のフェルトから蒸発した分の水分も補給する。これの繰り返しである。

 水飲み鳥の動作原理を熱力学などで説明したりして悦に入っているだけ*10では駄目である。人が考えた仕組みを理解するだけでは意味がない。なぜその仕組みを生み出せたのか、を考えないと本当の理解にならない。

 水飲み鳥が不思議なのはこの点である。水飲み鳥はどうやって発明されたのだろう。何がヒントになったのだろう。構造はコーヒーのサイフォン*11に似ている。これだろうか。サイフォンでコーヒーを作っている時に何かの拍子で倒れたのを見て思い付いたのかも知れない。キップの装置*12にも似ている。こちらの方が倒れやすいかも知れない。



*1 科学玩具(2)
*2 bird_mov
*3 TV: Carnot engine movie
*4 水を飲まない水のみ鳥
*5 エタノール(エチルアルコール)
*6 水のみ鳥:持ち寄り情報
*7 参考 ジクロロメタン(別名:塩化メチレン)について
*8 ジエチルエーテル
*9 気化熱
*10 Google 検索: 水飲み鳥 熱力学
*11 珈琲問屋 - COFFEE TONYA -
*12 キップの装置

041120

 すぐ近くの室内装飾品を扱う店が今年いっぱいで閉店するので安売りをしていた。玄関の上がり端(はな)に敷いている敷物*1が古くなって色褪せているのでこれを買い換えようと思い妻と下の娘と出掛けた。

 玄関の敷物を買うつもりだったが、思った物がなかった。ついでに見ていた絨毯でいい柄があったので買ってしまった。三畳程度の大きさで7万円以上もした。これでも閉店大安売りで半額だった。中国製で素材は絹である。段数は120段*2。120段だと1フィート(約30cm)角に色糸の結び目が120×120個ある。計14400ピクセルになるがそこまで模様が細かいわけではない。

 模様は花柄ではなく、幾何学的な模様である。それが気に入って決めた。一緒に来た娘もこれがいいと言っていた。店で決めた時、妻はまぁまぁという様子であったが、家に敷いたら上の子供達が「いいねぇ」と言ったので気に入ったようだ。

 中国緞通という言い方があるが、絨毯*3緞通*4との違いは何か。どちらも室内の敷物を指す。業界では絨毯は機械織り、緞通は手織りで、更に絨毯は部屋全体に敷き詰めて、緞通は板の間や畳の上に敷いてその柄を楽しむといった使い方らしい。

 これを敷いた部屋は三畳以上ある板の間なので「緞通」として使っていることになる。



*1 Google 検索: 玄関 マット
*2 ExcelHuman エクセルヒューマン EH株式会社|商品情報:中国美術緞通
*3 国語辞典 英和辞典 和英辞典 - goo 辞書: 絨毯
*4 国語辞典 英和辞典 和英辞典 - goo 辞書: 緞通

041121

 明治時代以前の春画*1は猥褻画像だろうか。ここでの猥褻かどうかは、web上にその画像を公開してインターネットを通じて閲覧可能な状態にした場合、法律に触れるかどうかである。最近描かれたものであれば、芸術としての価値が殆どないので、性器など具体的に描かれていると県条例*2などに触れそうである。

 芸術ならばいいかといえば、芸術とは何かということになる。性器の具体的な描写のある春画は過去には出版できなかった*3らしい。明治以前のものでも日本国内では修正が施されて出版物となっていたようだ。これが可能になったのは、今から十年ほど前、陰毛の写った裸体を書籍に掲載することがなし崩し的に咎められなくなった頃*4からだろうか。

 江戸時代でも春画は問題有りとして修正や改竄されてきた*5ことがあったようだ。

 現在は、修正の施されていない春画が書籍として普通に出版されている。web上に多くの春画が修正無しに公開されている*6。当然、画像が保存されている装置が日本国内に設置されている場合*7もある。

 以上から自分のサイトでの春画の掲載は「問題なし」と思われる。



*1 Google 検索: shunga
*2 Google 検索: 青少年 健全 育成 条例
*3 浮世絵春画名品集成
*4 文藝春秋編 日本の論点PLUS
*5 新潮社
*6 浮世春画の研究
*7 歌川 ※リンク先はアメリカ合衆国になっているが、原本データは日本国内の装置で保存されている

041122

 性行為の一つに異性もしくは同性の二人が同時に互いの性器を口で愛撫するというのがある。現代の日本ではそれを「シックスナイン*1」と称することが多い。

 「椋鳥*2」「二つ巴*3」などという日本語の名称もあるようだ。しかし「むく(69)鳥」らしいし、家紋の二つ巴*4は数字の「69」そのものの形なので、これらは古くからの呼称でないことは明白である。

 英語では「sixty-nine*5」と言うらしい。行為の名称が西洋の外来語なので、行為自体も西洋から来たものだと思っていた。ところがどうも違うらしい。江戸時代に書かれた春画*6の中には上記のような性行為を描写した物*7がある。この絵は艶本の挿絵で歌川豊国*8によって1820年頃に描かれたらしい。

 当時はその行為を「相舐(あいなめ)」と称したと言われているが、実際はどうか分からない。こういった関係の情報は世俗的なので不正確なのが普通だからである。



*1 69
*2 Google 検索: 椋鳥
*3 Google 検索: 二つ巴
*4 家紋100種 16.jpg
*5 sixty-nine. The American Heritage® Dictionary of the English Language: Fourth Edition. 2000.
*6 春画は猥褻画像か
*7 ainame.gif
*8 初代歌川豊国展

041123

 電子化した写真を整理していたらある写真*1に目が留まった。この写真は岐阜県美術館*2で撮った。真ん中に写っている赤い四角い箱は、この美術館が所蔵する常設作品*3である。

 解説の部分を拡大*4してみると「エレクトロニック・ラーガ」と読める。作者の名前は読み取れない。web上で調べてみると佐藤慶次郎*5という人の作品だった。

 箱の上にある二つの金属製の半球に手を触れると、その触れ方によって様々な音が出るようになっていた。「ラーガ*6」とはインドの古典音楽*7旋法*8らしい。「エレクトロニック・ラーガ」とはそれが電気仕掛けになっているということであろう。

 金属の端子に手を触れて音を出すと言えば、テルミン*9という電子楽器がよく似た音の出し方を採用している。テルミン*10とはソ連出身の科学者テルミン*11が1920年に発明した電子楽器*12で、アンテナに手を近づけたり遠ざけることによって音を制御する仕組みになっている*13。最古の電子楽器らしい。

 現在、テルミン*14は、シンセサイザーの発明者モーグ*15の会社で製造販売*16されている。



*1 raga.jpg
*2 岐阜県美術館ホームページ
*3 平成12年度 常設展 第3期展示
*4 raga2.jpg
*5 企画展「佐藤慶次郎とまど・みちお展」
*6 ラーガの紹介
*7 インド古典音楽&楽器
*8 国語辞典 英和辞典 和英辞典 - goo 辞書: 旋法
*9 Electronic Musical Instrument 1870 - 1990
*10 テルミンって何?
*11 The Theremin
*12 :::::: MOOG MUSIC :::::: History of the Theremin
*13 『テルミン』〜THEREMIN,AN ELECTRONIC ODYSSEY〜
*14 Theremin Vox - Lev Sergeivitch Termen: The Inventor of the Theremin
*15 :::::: MOOG MUSIC :::::: About Bob Moog
*16 :::::: MOOG MUSIC :::::: Etherwave® Theremin, Standard

041124

 モーグ*1と言えばシンセサイザーである。シンセサイザーといえばスイッチト・オン・バッハ*2であり、ワルター・カーロスである。現在、ワルター・カーロスは性転換をしてウェンディ・カーロス*3と名乗っている。

 モーグ・シンセサイザー*4を知ったのは「スイッチト・オン・バッハ」というLPレコード*5買ってからである。幼少の頃、試聴盤に入っていた電子的な不思議な音で奏でられたこのバッハのレコードが猛烈に欲しくなり何とかして手に入れた。

 レコードのジャケットにはバッハに扮した人の後ろにシンセサイザーが鎮座ましましている*6。沢山のスイッチやダイヤル、差し込み端子。音がこの装置によって生み出されているのを想像しながら、何度もレコードを聴いていた。装置に備え付けられたそれぞれの差し込み端子に配線をすることで様々な音を作っていく。手許にレコードがあるので、当然、モーグ・シンセサイザーは既に存在していた*7のだが、その仕組みは近未来に思えた。

 数年後のある日、テレビジョンを見ていたらエレキギター*8でバイオリンやピアノの音を出している人が生放送で出演していた。来日したモーグ氏だったのか、それとも全く違う人なのか。モーグ氏が開発した様々な楽器*9を探したら似た物*10はあったが、テレビジョンで見た装置は見つからなかった。違う人だったのだろう。



*1 ラーガとテルミン
*2 帰ってきた「スイッチト・オン・バッハ」
*3 Wendy Carlos HomePage
*4 シンセサイザー小史
*5 レコード盤の生産
*6 SOBNew.jpg
*7 moog77.jpg
*8 エレキギター(2)
*9 MOOG ARCHIVES Home Page
*10 Moog Archives moog liberation

041125

 楽器が全然弾けないが、シンセサイザー*1は昔から何となく欲しいと思っていた。モーグ・シンセサイザ*2みたいな形のものがいい。筐体に木材が使ってあるのがいい。モーグ・シンセサイザーならば特許が一杯詰まっていそう*3なのでわくわくしてしまう。モーグでなくても特許は沢山入っているのだろう。全然弾けないけど、とにかく一度はシンセサイザーを所有してみたい。しかし値段がかなり高そうである。

 小さいシンセサイザーなら安いだろうか。「Minimoog*4」という小さそうな名前の付いたシンセサイザーがある。値段は30万円以上するので全く安くない。更に小さい「Micromoog*5」というのがあったらしいが、現在は製造されていない。

 日本のシンセサイザーはどうか。KORG*6という会社の「microKORG*7」というシンセサイザーがなかなかいい。昔、KORGは京王技研*8という名前だったが、知らぬ間に会社の名前が変わっていた。

 microKORGは、筆者にとってシンセサイザーへの憧れの源泉である「つまみ」や「差し込み」*9の数が少ないが、機能は沢山ありそうである。筐体の一部に木材が使われている点も心憎い。値段は5万円程度である。新たに純粋な物欲の対象*10ができてしまった。

 「つまみ」と「差し込み」とが満載の小さいシンセサイザー*11を見つけた。この「シンセサイザー」は単独では音を出すことが出来ない。元々、音を作るための電子回路は入っていないからである。パソコンで音を作る「ソフトウェア・シンセサイザー*12」の設定がこの小さな「シンセサイザー」を用いてもできる*13ようになっている。「つまみ」や「差し込み」が沢山あるのにパソコンがないと音が作れない。これは何とももどかしいシンセサイザーである。



*1 モーグ・シンセサイザー
*2 Robert Moog and The Moog Synthesiser
*3 Moog Patents
*4 :::::: MOOG MUSIC :::::: Voyager Performer Edition
*5 Synthmuseum.com - Moog : Micromoog
*6 KORG INC.
*7 microKORG Synthesizer/Vocoder|KORG INC.
*8 石橋楽器店/懐かしのキーボード
*9 Moog Archives 3C T-Shirts
*10 新しい掃除機
*11 KORG Legacy Collection|KORG INC.
*12 KORG Legacy Collection|KORG INC. MS-20ソフトウェア・シンセサイザー
*13 KORG Legacy Collectionを堪能する : MS-20|KORG INC.

041126

 中古のメモリが安く手に入ったので、殆ど使っていなかったパソコン*1に装着した。つい最近まで殆ど使っていなかったが、置き場所を替えてLAN*2に有線で接続してインターネットが使えるようにした。

 インターネットにつながると子供達が頻繁に使い出した。するとメモリが足りなくてパソコンの動作が緩慢に度々なった。もう少しメモリがあればと思っていたら安いのを見つけたので即座に買った。

 パソコン*3の基板に装着してみるとメモリの高さが数mm高いため中の本体内部の筐体と干渉してうまく収まらない。干渉していたのは少し出っ張っている冷却ファンの保護網*4だった。ニッパ*5でこの保護網を一部切り取ったら干渉しなくなった。メモリが無駄にならなくて済んだ。



*1 Mac-Win間ファイル転送法
*2 ルータ
*3 Power Macintosh G3デスクトップモデル
*4 138_2.jpg
*5 15.ニッパ

041127

 ギャンブル依存症*1という病気があるらしい。正式には「病的賭博*2」と言うようだ。本人の意志が弱いから賭博にのめり込んで抜けられないのではなく、病気そのものらしい。病気だから家族の説得や周囲の人間の忠告は全く役に立たない。医者の治療が必要になってくるようだ。

 借金だらけになってもパチンコなどが止められなくなるらしい。病気だから自分の経済状態は関係ないのである。

 筆者もかなり昔はパチンコに狂った*3。現金が手に入るとすぐパチンコ屋に行っていた。現金を増やすつもりで通っていたが、大抵は激減した。

 パチンコで全く玉が増えずに負け続けている時は、財布の中の現金がどんどんなくなっていった。知らぬ間になくなるのである。自分の手で財布から紙幣や硬貨を取りだして玉貸し機*4に金を入れてパチンコ玉に替えているのだが、その過程が無意識に進行するのである。仲間内でも「負け出すと無意識になってしまう」とよく笑いながら話していた。

 考えてみると病気の入り口だったかも知れない。当時は、借金が今ほど簡単*5ではなかったので、それで歯止めがかかっていたのだろう。



*1 ギャンブル依存症と禁パチンコの画期的方法
*2 病的賭博
*3 軍艦マーチ
*4 SANYO:PRODUCTS
*5 キャッシングの総合情報サイト キャッシング 21

041128

 寒くなってきたので、先日カメの水槽に冬眠用の水苔を入れてやった*1

 先程水槽を覗いたら、一番大きなイシガメがレンガの上で甲羅干しをしている。今日はかなり暖かかったからだろう。甲長が15cm近くある*2ので餌のない季節に少々動き回っても体力を消耗し切ることはないと思われるが、心配である。

 去年はそんなことはなかったような気がする。たまたまそんな姿を見かけなかっただけかも知れない。



*1 亀の冬支度(2)
*2 ishigame.jpg

041129

 庭の山茶花*1の木の下にプラスチック製の透明な水槽が放置してある。中に入っているいるのは山茶花の落ち葉と自然に溜まった雨水だけだった。

 ある日の朝、その水槽を覗き込むと溜まった雨水にヤモリ*2が浮かんでいた。手ですくい上げても全く動かない。と思ったが、尻尾が動いている。まだ生きていたのかと思い陽の当たる場所に置いてみた。

 依然として尻尾は蛸か烏賊の足のようにちょろちょろ動いている。よく見てみるとヤモリの口からは何やら透明な粘液が出ている。完全に本体は死んでいるみたいだ。それでも尻尾は動いている。

 筆者がヤモリ*3を見つけた時は、溺れてからそれ程時間が経っていなかったのだろう。トカゲやヤモリの尻尾はちぎれた後、敵の目を引くためか暫くは動いている。この尻尾は息絶えた本体にくっついたまま勝手に動いていたのであった。



*1 サザンカ(山茶花)
*2 yamori ニホンヤモリ
*3 Yahoo!きっず図鑑 - ずかんカード - 爬虫類 ニホンヤモリ

041130

 陰茎*1のことを「ちんこ」とか「ちんぽ」という。

 筆者は幼少の頃から「ちんぼ」である。「ちんこ」「ちんぽ」「ちんぽこ」「ちんちん」などどれも軟弱極まりない呼称である。当然、「のどちんぼ*2」であるし、「さるちんぼ*3」である。

 標準的な言葉は「ちんこ*4」のようだ。「まんこ*5」とうまく対になっているので、言葉としては明晰で良い。しかし「ちんこ」では力強さに欠ける。益荒男(ますらお)には「ちんぼ」、手弱女(たおやめ)には「まんこ」だ。

 「ちんこ」や「ちんぽ」ならまだしも、最近は「ペニス*6」などと抜かす輩が増えてきている。言語道断である。しかも発音が原語とかなり違う*7。話にならない。



*1 天下の奇祭
*2 いびきはどうしてかくのか
*3 似ている植物
*4 国語辞典 英和辞典 和英辞典 - goo 辞書: ちんこ
*5 国語辞典 英和辞典 和英辞典 - goo 辞書: まんこ
*6 日本財団図書館(電子図書館) 私はこう考える【教育問題について】
*7 Penis Definition | Definition of Penis at Dictionary.com



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