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0001雑記草


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000101

 パナマ運河*1の独占使用権はアメリカ合衆国からパナマに返還された。確か返還*2されたははずだ。しかし香港ほど騒がれていない。

*1 ニュースの言葉 パナマ運河国際会議
*2 在日パナマ大使館のホームページ

000102

 餅つきをやると分かるが、餅米は杵でついた部分が餅になってくるのではなく、臼と接触した部分が餅になる。これを手で返しながら蒸した餅米全体を餅にしていくのである。

 かつて家庭用電気餅つき器*1が流行った時代があった。これは餅屋で使うような杵でつくような餅つき器ではなく、杵のない自動餅つき器であった。臼というか釜に蒸した餅米を入れて電源を入れると釜が細かく振動して餅がつける。

 杵がないのにどうして餅がつけるか不思議だったが、餅つきをやるようになって餅つき器で餅がつけるのが分かってきたような気がする。しかしなぜ臼と接触した部分が先に餅になるのだろう。

*1 東芝家電商品のご紹介 -もちつき機-

000103

 水金地火木土天海*1。太陽系の惑星の頭文字を太陽から近い順にならべたものである。

 水金地火木土天「冥」「海」じゃないかと思う人があるかもしれない。1979年に冥王星と海王星の順番が入れ替わり1999年にまたもとに戻った。1979年の入れ替わりの時、数十年後に元に戻るという話を聞いたことがあったので理科年表で調べてみたら、1999年前半に入れ替わったとあった。1999年前半というのは多少の測定誤差があるかもしれない。現時点では半年以上経過しているので完全に入れ替わっているであろう。

 冥王星の存在を人類が知ったのは1930年*2である。太陽を一周するのに247.8年かかるのだから順番が入れ替わったのも初めてである。おいおい、冥王星は太古の昔からあるのだろうから何度でも順番は入れ替わっているのではないのか、と言いたいかもしれない。しかし冥王星の発見は1930年だからそれ以前は冥王星があるかどうかは判らない、というより誰も知らないのだから「ない」のと同じだ。

*1 惑星の座を失うか、冥王星
*2 冥王星探査

000104

 まじないは自分の努力ではどうしようもない事柄でよい結果を望む場合や悪い結果を望まない場合に使われるものである。自分で努力すれば何とかなりそうなことでもまじないをする場合もある。
 会社の屋上などにある神社や神棚はまじないの一種だろう。企業内神社*1というのは結構ある。商売が巧くいくのもいかないのも本来はその人の努力なり知恵が重要なのであるが、それでも神憑りを期待しているというのは興味深いところである。

 七草粥*2七五三*3などもまじないの一種である。こういう昔からあるまじないは病気や天災に対して有効だろうが、科学技術に対してはどうなのだろうか。

 ある企業の研究所内の研究用装置の裏側には「神社のお札」が貼ってある。科学が発達していない時代に天災や病気の因果関係がよく理解されていないためにまじないに頼るというのは十分考えられる。
 しかしその科学の真っ直中でしかも現象の因果関係を探る研究施設で「お札」というのは研究に対する姿勢が疑われそうである。安全祈願のお札だとしても、もしかしたら安全対策を怠っているのではないかと疑われても仕方がない。その研究所では全ての装置にお札が貼ってあるわけではなくある装置だけである。恐らくその装置が壊れやすく毎度その復旧に時間を割かれたりするためかもしれない。

 研究で思ったような結果がでない、装置が巧く動かないのは人間の目に見えない魑魅魍魎のせいではなく自分の知恵のなさ、努力不足に原因があることに気付くべきであろう。またそれに気付いてその原因を究明しようとしたとき、発展があるのだろう。

*1 銀座八丁神社めぐり
*2 七草粥のはなし
*3 明治神宮

000105

 ハイブリッドカーのプリウス*1のタクシーを見かけた。ハイブリッドカーとは電気自動車とガソリンエンジンとの合いの子のことで、プリウスの場合はガソリンエンジンで発電した電気を電池で貯めておき、遅い速度ではその電気でモーターを動かして走り、速い速度が必要なとき等はガソリンエンジンの駆動力を使って走る。
 タクシーは、普通はガソリンを使わず、天然ガスを燃料としている。プリウスのタクシーもガスを用いているのだろうか。またガスタンクを搭載する余地はプリウスにあるのだろうか。

*1 トヨタ自動車

000106

 百人一首の蝉丸*1の歌で「これやこの ゆくも帰るも別れては 知るもしらぬも 逢坂の関」というのがある。名神高速道路の逢坂山のトンネルに「蝉丸トンネル」というのを見つけたときは感動した覚えがある。
 確かすぐ隣のトンネルの名前は「大津トンネル*2」だから蝉丸トンネルの名付けには苦労したかもしれない。第二大津トンネルでは風情がない。日本で初めて開通した高速道路だからそんな無粋なことはできなかったかもしれない。それに上りの車線では「第二」「第一」と続くのは何か変だろう。
 それにしてもいい名前のトンネルだ。「蝉丸隧道」の方が趣がありそうだが、わざとらしいのでトンネルの方がいい。

*1 百人一首探求の旅紀行
*2 滋賀県大津市音羽台付近

000107

 最近の男子の小用便所*1では人が前に立つと自動的に水が流れ、離れるともう一度水が流れるようになっている所が多い。また蛇口などで手をさしのべると自動的に水が出る自動蛇口が多くなってきた。

 この自動蛇口を動かす為にわざわざ電気をひいてきたり、電池を内蔵したりして*2モーターやセンサ*3を働かせて蛇口の開け閉めをしているのもあるだろうが、自家発電式もある。水道の流れを利用して内蔵された水車を回しそれで小型発電機を回して電気を作り、充電池に充電する。その電気を利用して弁の開閉と人や手が近づいたかどうかをセンサで判断する。人が来て用を足せば水が流れて再び水車が回転して電気が充電される。

 公園などの公衆便所で滅多に人が来ないとどうなるか。人が来たかどうかを見分けるセンサは少しではあるが常に電気を使う。人が用を足さないと水が流れないので発電ができず充電池の電気がセンサにどんどん使われてしまう。
 すると自動蛇口はどうするか。充電池の電気が少なくなると人が来なくても自分で勝手に水を流して充電するのだそうである。誰もいない夜の公園で人知れず便所の水が流れる。現代の妖怪「水流し」の誕生である。

*1 Duchamp: Fountain
*2 トイレ自動洗浄機
*3 人の出入りを検知して制御する人体検知センサー

000108

 πの100万桁目の数は「1」である。この場合の「桁」とは3.14・・・のうち1桁目は「3」、2桁目は「1」、3桁目は「4」で、頭から数えたものである。コンピュータがあるから時間と財力さえあれば桁数はいくらでも計算して増やすことが出来る。1997年にはKanada氏とTakahashi氏が日立のSR2201というコンピュータを使って515億桁を計算した。
 同じ人によって最近はもっと計算されている*1ようだ。

 πは割り切れる数ではないので正確に計算しようとすれば小数点以下の数はいつまでも続く。つまり1÷4=0.25の様に終わらない。しかも1÷3=0.333・・・の様に割り切れないけど同じ数字が永遠に続くというものでもない。もしπがこの様な数だとすると100万桁目の数字は計算しなくても判る。従ってスーパーコンピュータを使って515億桁計算する酔狂な人は現れない。

 1÷3=の値の515億桁目の数字は「3」である。そのかわり1÷3=1/3=0.333・・・や1÷7= 0.14285714285714・・・という様に分母分子が整数の分数として表すことができる値は同じ数字や同じ数字の組み合わせが循環するので何桁目がどんな数かはその数そのものを計算せずに知ることができる。これを有理数と呼んでいる。

 一方、分数で表せない数は無理数と呼ばれている。√2を小数で表そうとすると1/3の様に分数では表せないので小数点以下の数は循環しない。√2=1.41421356・・・の515億桁目の数は√2そのものを計算しないと判らない。では、なぜπの515億桁目を計算する人がいるのに√2のそれを計算する人がいないか。√2はX*X=2の解(答え)の一つだから何となく判ったような数なのだろう。ところがπは有理数を係数とする代数方程式の解としても表すことができない数なのである。この様な無理数を特に超越数と呼んでいる。πの他によく知られた超越数は自然対数の底であるeがある。

 それでもπである理由は小学校の算数で出てくる数であり最も身近な超越数だからであろう。
 実際、円周率πで必要なのは3.14159迄ぐらいで515億桁迄は必要ない。必要とする人類は今までもいないだろうし今後も出現しないだろう。

 例えば1兆桁目を計算したときは計算結果が出た瞬間にその数が最も円周率πに近い値である。しかし円周率πの真の値は誰も知り得ないので計算結果が真の値と言えるであろう。その真の値を人類最初に垣間見る事ができるなら計算する意義があるかもしれない。高精度計算の高速化研究での数値計算の一例としての円周率計算の意義とは別に。

*1 πの世界記録?2061億5843万桁計算の概要

000109

 日本地蔵辞典という辞典がある。村田書店刊 本山桂川著 7210円。
 地蔵*1は釈迦入滅後、弥勒*2が現れるまで六道の一切衆生を救済する菩薩。弥勒が現れるとされるのは釈迦入滅後から56億7000万年後である。56億7000万年という数字に根拠はあまりなく経典から導き出される最も近い数字は57億6000万年らしい。

 諸星大二郎*3の「暗黒神話*4」ではタケシが全宇宙の根本原理であるブラフマン*5から強大なエネルギーを与えられアートマン*6となり地球に戻ってくるのが56億7000万年後である。
 太陽の寿命*7は約100億年で現在46億年経過していると計算されているらしい。あと54億年の寿命というのは弥勒出現の年と妙に一致していて非常に面白い。

*1 大馬鹿地蔵
*2 弥勒菩薩立像
*3 Welcome to Morohoshi Comic Page
*4 諸星 大二郎(暗黒神話)
*5 インド思想
*6 インド思想
*7 銀河系内の天体

000110

 「四つの4」という数学パズル*1がある。必ず「4」を四つ使って演算式を作りその答えを1、2、3…と順番に作っていった時、いくつまでの数ができるか、という問題である。

 例えば44÷44=1、4/4+4/4=2、(4+4+4)÷4=3 ・・・と、このように必ず「4」を四つ使うのが条件である。あとはどんな演算記号を使ってもよい。四則演算はもちろんのこと、マイナス「-4」、階乗「4!(=4*3*2*1=24)」、小数点「4.4、4.44、.444など」、循環小数「.4・(=0.444444…=4/9)など」、累乗「4^4(4の4乗=4*4*4*4=256)、4^44( 4の44乗=3.094850098213451e+26)など」、平方根「√」、対数「log4_4(4を底とした4の対数=1)、log4_√4(4を底とした√4の対数=0.5)など」あらゆる記号を使ってよい。

 四つの4しか使えないのでそれ程大きな数は出来ないと考えてしまうだろう。単発に大きな数字は作れる。 4^444(4の444乗)は2.063650512248692e+267だが、この数の前の数つまり 4^444-1はどうやって作るのか、といわれたら困ってしまうだろう。順番に作るのがこのクイズのルールだから単発で作っても意味がない。
 ところが世界には凄い人がいて、いくらでも大きな数が順番に「四つの4」で出来ることを示した人がいる。勿論5^555(5の555乗)も4^444-1も作ることが出来る。どのような演算式になるかここに書きたいのだが、余白がないので割愛する。

*1 数学の部屋

000111

 昔の人形は人形師が一体一体に魂を込めて作るので人形師の命も少しづつ削られていくのだ、という伝説があった。だから人形はおいそれと捨てられないし、不思議な魅力があるとされる。フランスの人形師で有名なジュモー*1は一体を作る毎に魂をすり減らしたとブラック商会変奇郎*2が言っていた。

 現代の大量生産品で設計にかなりの時間や人手がかかる複雑なもの、例えばLSI(大規模集積回路)やハイテク電化製品、自動車などの日本の設計開発技術者や生産担当者は大抵命をすり減らしながら薄給で働いている。なのに出来上がった製品は昔の人形師が作った人形のように生きているみたいだとか魅惑的だというような評価はなされない。ためらいもなく捨てられることが多い。それは何故か。
 大量生産をすると作った人の製品に込められた魂は薄められてしまい、出来上がったものには殆ど残っていないのだろう。怨念や魂も物理的に濃度が薄くなったりすることがこれで証明されているかもしれない。

*1 Long Face Jumeau
*2 少年チャンピオン辞典

000112

 今日、歯医者で親知らずを抜いた。抜いた歯は想像していたよりも汚く、虫歯もできかけていて、歯石*1もばっちり付いていた。
 先生にこの歯はどうするのですか、と聞いたところ「医療廃棄物*2なので業者さんに引き取ってもらいます」ということなので、捨てられるのもしゃくなので頂いてきた。元々自分のものだから頂くというのも変な感じだ。
 家で改めて見てみたら、見れば見るほど汚い。あんまり汚いので歯ブラシで歯磨き粉を付けて磨いてやったら少しは綺麗になった。抜いた歯の記念撮影をして、本棚の奥にしまった。

*1 歯石はどのようにしてできるのですか?
*2 医療廃棄物について

000113

 妻のかつての子育て仲間9人が久しぶりに集まって昼飯を食べに行ったらしい。自分以外の8人全員が携帯電話を持っていたそうだ。携帯電話はこれほど普及しているのか、と改めて思った。

 以前、携帯電話の仕組みがよく判らなかった。何が判らなかったというと何故携帯電話に電話をかけることが出来るのかが判らなかった。電波が飛んできて掛かるに決まっているじゃないか、と言われてしまうが、そんなことは判っている。そうではない。何故自分の携帯電話に電波が飛んでくるのかが判らなかった。携帯電話の基地局アンテナがビルの屋上とか田んぼの真ん中の鉄塔アンテナから電波が来るのだ、とまた言われてしまう。しかしそれも判っている。

 携帯電話は日本全国、電波が届くところなら電話を受けることが出来る。携帯電話から電話をかけるときは納得できる。いま居る所に一番近い基地アンテナに自分が掛けた携帯電話から発射された電波が届けば電話が掛かるはずだ。
 しかし自分の携帯電話に掛かってくる電話はどうやって自分の携帯電話に電波を送るのだろうか。例えばAさんが携帯電話を持ったBさんに電話を掛けるとしよう。Bさんは何処にいるか判らないのでIDO*1DoCoMo*2J-phone*3は日本全国の基地局アンテナからBさんの電話の呼び出しの電波を送るのだろうか。その瞬間にはAさん以外の様々な人が何処にいるか判らない相手に携帯電話を掛けているのだから日本全国の基地局アンテナからは同時に膨大な量の電波を発射しなければならない。そんなことをしたら基地局のアンテナに電流が流れすぎてアンテナ自体が融けてしまうかもしれないし、基地局の近くにいた人は電子レンジ*4の中に入れられたかの如く脳がゆであがってしまうかもしれない。

 携帯電話の基地局の設計をやっている友人に聞いてみた。携帯電話は定期的に自分が今、何処の基地局のアンテナの近くにいるかを電波を勝手に送って知らせているらしい。だから携帯電話のスイッチを入れていれば携帯電話の電話局は何処のアンテナから電波を出せばいいのか判るので、わざわざ全国のアンテナから電波を出す必要がないのだそうだ。

*1 au WebPhone
*2 NTT DoCoMo Net
*3 ._ j-phone.com _..
*4 電子レンジで立体押し花

000114

 高速道路に乗るとき自分の自動車の車両登録番号が自動的に読まれている。カードを受け取るとカードに印字してある数字は受け取った時刻などの他に自分の自動車のナンバープレートの下二桁が印字されている*1。実際は全部の番号が読み込まれているのでそのカードを受け取った自動車を特定することが出来るらしい。これはカードの不正使用の防止や事件の捜査*2に使われているようだ。

 元々不正使用や犯罪は犯そうとしていないので、別に自分の車両の番号を読みとられても結構なのだが、不安なこともある。例えばA料金所からB料金所までの距離が50kmしかないのにA料金所から入ってB料金所を出たのが20分後であったとする。そうすると少なくとも時速150km/h出していたことになり、スピード違反の完全な証拠を残していることになる。更にもしこの区間が何らかの理由で時速50キロ制限になっていたとすると、無茶苦茶違反をしていることになる。
 これで罰金を払う場合はあり得るのだろうか。

*1 知ってますか。あなたのラッキーナンバー
*2 N-system

000115

 光の速度は秒速299792458メートルである。そして1メートルの基準は光が1/299792458秒に進む距離である。このことは以前書いた*1

 もともと1メートルの規定は子午線の北極から赤道までの距離の1千万分の1であったようだ。それを元にメートル原器*2が1799年に作られた。このメートル原器を元にして一般の物差しを作っていたのだが、よくよく調べてみると子午線による規定とメートル原器の1メートルが少しずれていた。そこで1889年にメートル原器で1メートルを規定することになった。メートル原器を元にしていると膨張の問題等がある、そこで普遍的な定義をしようということで1960年には1メートルをメートル原器ではなくクリプトン86という原子が出す光の波長を元に1メートルを規定することになった。そして更に普遍的にするために1983年には光の速度で1メートルを規定するようになった。
 光の速度の秒速299792458メートルはほとんど30万kmである。この切りのいい数は偶然だろうか。1メートルは人間が勝手に決めた長さの単位である。光の速さは宇宙が出来てから今日までずっと一定だろう。それを秒速30万kmとしたのは偶然だろうか。

 最初にメートル原器が作られた時には既に光の速度は測定されていた。1675年デンマークのレーマー*3によって初めて測定されていた。だがこの時は「メートル」という長さの単位はなかった。だから「30万」とか「3億」という数字はでてこない。
 1メートルという長さの単位を決めるとき何故「子午線の北極から赤道までの距離の1千万分の1」が提案されたのか。もしかしたら光が1秒に地球を7周半分の距離を進むということから出てきた案かもしれない。当時の提案した人は約200年後には「1メートル」が光の速度によって規定される予感があったのだろうか。

 ところで日本刀の一振りは大抵どれくらいの長さか。1メートルである。一命取る。在日日本人の父に教わりました。

*1 光の速度
*2 ZDNet Internet Channel - 今日は何の日?
*3 光(ひかり)の速さ(はやさ)はどれくらいなの?

000116

 太平洋戦争中、愛知県名古屋市緑区の桶狭間*1に、太平洋から夜間に飛来してくる米軍の飛行機を照らす為の照空*2隊があった。先日その遺構を探しに行った。

 戦時中の軍参謀本部が作成した地図*3から場所の見当を付けて、その付近を少しうろついた後、その辺で農作業をしていたご老人に照空隊について聞いてみた。「丁度ここだ」という返事が返ってきた。

 堡塁などは全て削ってしまい全部畑にしてしまった、と言うことであった。だから遺構は全くないらしい。当時の話もして頂いた。設置されていた照空灯は3〜4km先で新聞が読めるぐらいの照度があったらしい。実際に実験もやって見せていたということだ。兵舎もあったが今は跡形もないそうだ。

 もう一つの収穫があった。地図の上では照空隊跡の直ぐ近くにNHKの桶狭間放送局*4があるのだが、実際に行ってみるとアンテナが撤去され敷地内の建造物の窓は全て錆びたトタンで覆われ、完全に廃墟化していたのだ。取材が必要である。

*1 愛知県名古屋市緑区有松町大字桶狭間巻山付近
*2 高射砲と部隊
*3 参謀本部名古屋第一号地図
*4 遺構探訪 日本放送協会 桶狭間ラジオ放送所

000117

 チキンラーメン*1は好きなインスタントラーメンの一つである。鍋で煮て作るよりも丼にチキンラーメンを入れて熱湯を注いだ方が美味しく食べられる。そしてチキンラーメンに不可欠なのは生卵である。袋から取り出したチキンラーメンを丼に入れてその上に生卵を落とす。
 しかし生卵は乾麺の上には鎮座する事が出来ず、大抵は丼の端に流れてしまう。例え巧くラーメンの上に乗ったとしても、湯を注いでいる間にやはり流れてしまう。卵はラーメンの真ん中にあった方がうれしい。
 大抵、生卵は冷蔵庫に入れてあるから冷たいままである。乾麺の上に落としたら卵に向かって湯を注がないと黄身が暖まらず半熟のうまみが出ない。卵をかき混ぜてしまうのであれば気にしなくてもよいのだが、やはり原形をとどめた状態でスープや麺と一緒に味わって食べたい。そのためには黄身がスープと同じ温度になっていないと駄目である。わざわざ卵を少し暖めて丼に入れればいいのだが、これではインスタントの意味が薄れる。やはり段取りなしで食べられるのがインスタント食品である。

 この問題を解決するにはチキンラーメンの乾麺の状態で中央を丸く5mm程度凹ましてくれればよい。是非ともやって欲しい。
 何かのきっかけで日清食品*2の人がこの文を読んでチキンラーメンに反映させても、誰もこれで特許や実用新案は取ることが出来なくなった。今ここで公知にしてしまったからである。

*1 日清食品株式会社
*2 NISSINFOOD PRODUCTS CO., LTD.

000118

 半年前ぐらいの話である。オーディオ店の前を通りかけたら店内から流れてくる音楽に衝撃を受けた。
 15年ほど前にFMで聞いて以来、ずっと曲名を知りたかった曲だったのだ。

 早速店に入って「Now Playing」で飾ってあるCDジャケットを探した。「RAH Band*1」とあった。少しの間、かかっている曲に耳を傾けていたら、店員が「何かお探しですか」と聞いてきたので

「今かかっている曲、ずっと探していたんですよ」
「ああ、これはRAH Bandですよ。RAHと書いてラーと発音します。scritti politti*2と同じ時代だと思いますよ。これは確か1、2年前に出た日本版のベストCDですね。」

 オーディオ製品の話を全くせずにこの店を出た。店員も商品の話を切り出す様子はなかった。

*1 RAH Band / RAH Band-Greatest Hits
*2 SCRITTI POLITTI

000119

 スキー*1をよくやっていた頃はシーズン近くになるとスキーがしたくて仕方がなかった。今シーズンの滑りのスタイルはどうするか、今年こそは板とウェアを新調しようとか、色々考えたりしていた。週末は何処へ誰とスキーに行くか、誰の自動車で行くかという話題で持ちきりであった。予定が合わないときは一人でスキーに出かけることもあった。

 シーズン中はスキーが面白くてしようがないのだが、シーズンの終わり頃になると一日リフト券の減価償却*2(元が取れたかどうか)を気にしだしたり、休憩時間と滑っている時間とが逆転してくる。
 挙げ句の果てにリフトに座っている間に、「何故スキーなんかやっているのだろう。リフトで山に登ってスキーで下る。これの繰り返し。意味なし」と考えてしまい、スキーで滑って降りてくるのが億劫になってくる。流石にリフトに乗ったまま降りてくるようなことは殆どなかった。しかし一、二回ぐらいはあったかもしれない。
 そしてとうとう最近は全くやらなくなってしまった。

*1 オーストリアスキー教室公式ホームページ
*2 1031減価償却

000120

 コラムニストである天野祐吉氏*1の朝日新聞のコラム「CM天気図*2」で語尾上げ話法を取りあげていた。語尾上げ話法とは相手に疑問を投げかけているわけでもないのに、文の途中で語尾を上げる話法である。これは相手に話を聞いてもらっていること確認をすると同時に自分の発言で断定表現を避け不確定さ曖昧さを残すためのものだ。

 コラムでは語尾上げを表すのに↑記号を使っていた。語尾上げ話法を揶揄するためにその中では至る所に↑記号が使われていた。この記号が付いた部分で語尾を上げて発音して欲しいとあった。
 新聞や雑誌の記事の最後にはその筆者の職業が括弧付きで書かれている。例えば(漫画家)とか(振付師)とかいうふうに。このコラムを最後まで読んでいくとこう書いてあった。

(コラムニスト↑)

*1 天野祐吉|新潮社
*2 アサヒ・コム

000121

 語尾上げ話法*1と並んで気になる言葉がある。こちらの方はかなり昔からある。もしかしたら関東方面の方言なのかもしれない。少なくとも標準語にはこの用法はない。ないと思う。

 それはこんな会話で使われる。くいしん坊万才*2でありそうな場面。

「ねぇ、おばあちゃん。このお料理の盛りつけはどうやってらっしゃるの」
「あい、こんなもんさ使ってやっとりますだ(何弁か不明)」
「へぇー、こんな道具を使ってるんだ」

 最後の「使ってるんだ」の「〜んだ」が気になって仕方がない。普通は「僕はこんな道具を使ってるんだ」というように主語が一人称の場合に使い、二人称や三人称の主語の場合には使わないような気がする。一人称の場合でもいい大人はあまり使わない。もう一つの用法は命令する時である。「さぁ、これを使うんだ」のように。
 だから最後の一文は意外さや驚きを表現しようとしているので「使っているのですか」となるのが普通だと思う。

*1 (コラムニスト↑)
*2 フジテレビ

000122

 資生堂*1のロゴタイプをよく見ると「SHISEIDO」の最初の「S」は二番目の「S」よりも大きい。

*1 CyberIsland of Shiseido

000123

 運転免許*1の更新に行った。自分の誕生日の1ヶ月前から更新手続きが出来るので1/23生まれから2/23生まれの人が沢山集結していたと思うと何か変な気分である。

 これくらいの条件付きで人が集まれば自分の誕生日と同じ人は必ずと言っていいほど見つかるだろう。更に誕生日が同じである人の二人以上の集まりが出来る可能性はもっと高い。今日の免許更新に来た人の数は32人以上はいたから必ず同じ誕生日の人の集まりは必ず出来る。それは集まった人の誕生日は31通りしかないからである。誕生日を過ぎて書き換えに来た人は除外する。

 確率を計算すると41人以上集まれば同じ誕生日の組み合わせが出来る確率は90%以上になる。学級には同じ誕生日の組み合わせが大抵いたはずである。366人集まれば必ず誰かと誰かの誕生日が同じになる。2/29生まれは除外する。
 ただし自分と同じ誕生日の人がいる確率は自分を入れて41人の場合、10%ぐらいでしかない。90%以上の確率にするためには840人以上必要である。上記の同じ誕生日の人の組み合わせと違って、何万人集まっても自分と同じ誕生日の人がいない場合も出てくる。

*1 自動車安全運転センターホームページ

000124

 更新前の運転免許は「優良」であった。今回の更新で「普通」になってしまった。

 3年ほど前に名阪国道*1で覆面パトカーに39km/h速度超過で捕まったからである。それまでは無事故無違反で警察署からも表彰されされていたし、金色のSDカード*2も持っている。オービス*3や覆面パトカーにはかなり気を配って運転していた。しかし名阪国道が覆面パトのメッカであることをすっかり忘れてその日はかなり速度を出していた。
 速度違反で捕まったとき警官に免許証とSDカードを見せた。SDカードを見せると許してもらえるという伝説をどこかで聞いたことがあったからである。

「ふーむ、優良運転者が速度違反はいけませんなぁ」

と言われただけでしっかりと青切符を切られた。SDカード伝説*4は嘘であった。

*1 Roads of Nara
*2 SDカードの見本
*3 全国オービス情報
*4 SD CARDのメリット

000125

 醤油味のプレーンオムレツ*1が好きなのだが、巷のレストランや食堂では見たことも食べたこともない。
 目玉焼きに醤油をかける人は沢山いるので醤油味のオムレツを美味しいと感じる人は結構いるかもしれない。

 卵二つ程度用意する。卵の黄身と白身をよくかき混ぜる。この時白身をよく泡立ててから黄身を崩して混ぜるとよく混ざる。そして少し色がとき卵に着くぐらいの量の醤油を入れる。あまり入れすぎると辛くなるし焦げやすくなる。
 よく油がなじんだフライパンや中華鍋に少し多めの油を入れる。油の種類はバター、サラダ油、ゴマ油何でもよい。ゴマ油がお薦めである。油を鍋全体によくなじます。なじます間は強火にしておいて、 ほぐした卵を注ぎ入れたら弱火にする。
 卵は鍋と接触した部分からはどんどん固まり薄皮が出来るのでそれを菜箸でまだ固まっていない真ん中の部分に集めていく。そうするとまだ固まってない卵が鍋の表面に触ってまた薄皮を作るのでまたそれを真ん中に集める。それを2、3回繰り返すと半熟と薄皮が半分ぐらいの割合になる。最後の薄皮がオムレツの皮になるように少し長めに熱して、その皮で全体を包むようにして鍋のふちまで転がしていき皿に移す。
 ポイントは半熟部分と薄皮が半々の状態になっていることである。

 このオムレツでご飯が何杯でも食べられる。

*1 ボブとアンジー プレーンオムレツ・ビーフソース

000126

 なぜ磁石*1は鉄や磁石を吸い付けるかを小学生にも解るように説明するのは難しい。
 大学生に説明するのも難しいと思う。何故磁石は鉄や磁石を吸い付けたり反発したりするのだろう。磁力線*2が出ていてその作用によると書いてあるものもあるが、吸い付ける説明に何らなっていない。では磁力線*3とは何か。それによる力とは何か。

 磁力線に限らず、電気力線*4万有引力*5核力*6など直接触らなくても力が作用する現象がある。どれに関しても直感的に原理を理解することは非常に難しそうである。

 ところが磁石や静電気による吸着や反発の現象そのものは身近にその力を観察することが出来るので親しみがわきやすい。一方、万有引力はあまりにも身近にありすぎてピンとこない。

 磁石の性質を持つものを磁性体といい、その性質を磁性という。磁性の起源は磁石を構成する元素や分子の原子核の周りを回っている電子の軌道の配置による。だから特定の元素や化合物にのみ強い磁性が発現する。特定の電子配置の時になぜ磁性が出てくるのかはよく解らない。私がよく解っていないだけで科学の世界ではその理由が明確に説明されているはずである。

 ところで磁石の「磁」の字はどういう意味があるのか。「磁」の字は「慈悲」の「慈」の字に通ずると言うことを磁性体の本で読んだことがある。磁石は磁石や鉄を吸い付けたりするので「慈しむ石」という意味があるというのだ。英語のmagnetの語源はギリシャのMagnesia*7地方で多く産出したことかららしいが、それと比べると大分違う語源である。
 「磁」の「茲」の字を調べてみると「しげる、草木がはびこる」という意味なので、もしかしたら磁石に砂鉄が吸い付く様を見て「磁」の字が出来たのかもしれない。磁石に砂鉄が付くと石に苔が生えたようになる。この苔の生える方向は磁力線の方向に従っている。古代の中国の人はこの磁力線を見て「磁」の字を作ったのかもしれない。

 全然関係ないけど小学生の頃はこの磁石に付いた砂鉄を取り除くのに苦労したものである。

*1 Magnet World 〜磁石を楽しむページ〜
*2 磁石(じしゃく)の同じ極(きょく)どうしは、どうしてくっつかな いの?
*3 磁石を理解するために
*4 等量の点状正電荷の作る電気力線
*5 Einstein's Relativity
*6 力の法則
*7 Refounding of Plato's ideal city, Magnesia

000127

 磁石の話題のついで。最近はかなり強い磁力をもった磁石が出回っている。 稀土類磁石*1と呼ばれる磁石は誠に強力である。
 稀土類*2とはScスカンジウム、Yイットリウム、Laランタン、Ceセリウム、Prプラセオジム、Ndネオジム、Pmプロメチウム、Smサマリウム、Euユウロピウム、Gdガドリニウム、Tbテルビウム、Dyジスプロシウム、Hoホルミウム、Erエルビウム、Tmツリウム、Ybイッテルビウム、Luルテチウムの17元素の総称である。
 大昔、日立*3のテレビは「キドカラー*4」と呼ばれていた。三原色を発するためのブラウン管の中に塗られている蛍光材料にこの稀土類元素が入っていることから名付けられた。  

 稀土類磁石でよく知られているものは「サマリウム・コバルト磁石」と「ネオジム・鉄・ほう素磁石」である。それぞれ名前にあげられている元素をある一定の割合で混ぜ合わせて作った磁石である。特に「ネオジム・鉄・ほう素磁石」は近年に発明された無茶苦茶強い磁力を持つことが出来る。  

 サマリウムとかネオジムという元素名はコバルトや鉄やほう素に比べると馴染みのほとんどない元素名である。大抵の外来語の元素は「〜ウム」なのに、「ネオジム」の場合は「ム」の前に「ウ」が無くて「ジ」の次が直ぐ「ム」となって、非常に落ちつかない。ヘリウムを「へリム」にしたみたいで気持ち悪い。  

 この感覚は多くの人が持っているようである。「ネオジム」に勝手に「ウ」を入れて「ネオジウム」という新語を使っている人が非常に多い。ネオジムの英語表記はNeodymium*5だから「ネオジミウム」ならまだいいが、「ネオジウム」では完全な間違いである。
 検索エンジン*6で「ネオジウム*7」をキーワードに検索すると磁石関連のサイト*8が沢山出てくる。  

 このように他の言葉や単語の類推で、ある単語の綴りが変化してしまうというのは英語にもある。

 「island」や「isle」(どちらも島の意)の発音されない「s」は長い年月の間に発音が省略されたわけではなく、最初から発音されていなかったようだ。ではなぜ「s」があるかというと島を意味するラテン語の「insula」に「s」が入っているので勝手に綴り字に入れてしまったらしい。
 まだある。canの過去形「could」は原形canの綴りには「L」が無いのに過去形になると突然出てくる。これはwillやshallの過去形が「would」「should」になるからcanもそれに倣って過去形は「could」にしてしまったらしい。  

 それにしても学術用語でこのような言葉の変化は珍しいのではないだろうか。厳格に定義されるべき科学の世界において間違った言葉を使い続けることは少しカッコウが悪いことである。

*1 ♪希土類磁石のすすめ。(株)二六製作所♪
*2 ♪希土類磁石のすすめ。(株)二六製作所♪
*3 HITACHI
*4 遷移金属元素
*5 Jean-Ell Enterprise Co., Ltd.
*6 インフォシーク
*7 金属鉱業事業団
*8 モ−タ用異方性ネオジウム系フレキシブル磁石を開発

000128

 赤道*1というものがある。青道というものもある。それぞれ「あかみち」「あおみち」と読む。

 赤道(せきどう)*2黄道(こうどう)*3白道(はくどう)*4と音読みすれば天文分野になるが、訓読みだと地上の「道」のことになる。赤道や青道は俗称で正しくは「国に所有権または都道府県に管理権がある法定外公共道路」のことらしい。青道の場合、道ではなく公共の水路のことである。簡単に言えば赤道は国道、都道府県道、市町村道でもなく、かといって私道でもない道である。  

 その赤道の真上に家を建ててしまっている人が結構いるらしい。道の上に家を建てるのは法律上の問題はともかく、心情的になかなか出来るものではないと思う。もともと獣道みたいなものだから宅地の開発や造成の途中で道の存在があやふやになってしまったのだろう。法定外ということで関係者以外知られることもなく道自体が無くなってしまい、そのまま売られてしまったのかもしれない。
 この話題を提供して頂いたある読者によれば、赤道が家のど真ん中を通っている家が近所にあるらしい。赤道は国や地方公共団体の持ち物なので、その家は赤道の部分の返還を迫られているのだ。  

 しかし問題はそれだけではない。道そのものはなくなっても古くからある道なので道の「気」だけは残っているようなのだ。毎年八月十日の夜、家の中の赤道を小人の葵祭*5の行列が通るらしい。背丈が10cmぐらいの牛車を伴った全長1m程度の行列だという。家の壁からふっと現れ、赤道に沿って歩き、反対側の壁に消えていくというのだ。丁度、少し小さ目の雛人形の行列といったところか。
 そこの家の人は毎年のその日の夜が恐ろしくて眠れないらしい。

*1 赤道(あかみち)
*2 帝国書院
*3 黄道と白道
*4 黄道と白道
*5 葵祭

000129

 現在発行されている紙幣には偽造防止のためマイクロ文字*1が印刷されている。大抵のカラーコピー機*2ではこのマイクロ文字が潰れてしまって忠実に複写することが出来ないらしい。

 このマイクロ文字は比較的簡単に印刷できて偽造防止効果が高いので各国の最近の紙幣にも多く採用されているようだ。
 日本の紙幣に書かれているマイクロ文字は「NIPPON GINKO*3」というローマ字である。千円、五千円、一万円にそれぞれ何個のマイクロ文字「NIPPON GINKO」が印刷されているか。数えてみると千円札では9個、五千円札では7個、一万円札では34個であった。
 最高金額の一万円は34個もマイクロ文字が印刷されているが、二番目の五千円は7個と千円の9個よりも少ない。何故、このような順序が出来たのだろう。偽造防止効果とマイクロ文字の数とがあまり関係なければ、どうして一万円は極端に多いのだろうか。今度の二千円札にはマイクロ文字は何個印刷されるのだろうか。謎は多い。

 ところでマイクロ文字は紙幣のどの部分に印刷されているのか。お手元の紙幣で探してみて下さい。ただし紙幣の番号が茶色のものにしか印刷されていません。

*1 偽造防止対策
*2 リコーおもしろ科学館
*3 豊橋信用金庫 おもしろQ&A

000130

 最近、パソコンのキーボード*1の調子がおかしい。「s」のキーが他のキーよりもほんの少しだが深く押さないと入力できない。だから「〜です」がよく「〜でう」になったりして何度も打ち直すことがある。
 どうして何度も打ち直すかというとキーボードを見ながら打っているので、「s」がちゃんと入力されたかどうかは何文字か入力した後、モニタを見て初めて気付くからである。

 キーボードを買い換えるか、キーボードを見なくても入力できるようにするか。それが問題である*2

*1 DIATEC Corpotation
*2 DIATEC Corpotation

000131

 以下の文章は公序良俗に反する*1恐れがあるので伏せ字*2を用いている。ご了承願いたい*3

 ○○○○○公営ギャンブルの○○○○勝券○○○予想○○○○情報を提供する○○○○○○商売がある。○○○○○入会金や○○○○会費はただで「○○○○貴重」な情報を○○○○○○○○提供してくれる。ただし、その受け取った○○○○○○○情報が的中した○○○○○○○時のみ○○○○○○情報料を支払う○○○○○○○○○仕組みである。
 これは○○○○○競馬や○○○○競輪をやるよりも○○○○○○○○儲かる○○○○○やり方で○○○○○ある。

 例えば○○○○○○情報を受け取る○○○○○○会員それぞれに○○○○○○○○そのレースの○○○○○○組み合わせの○○○○○○全てを的中○○○○○○○予想情報として○○○○○○提供するのである。つまり○○○○○○○会員A○○○○○には1-2、○○○○会員Bには○○○○○○1-3、会員○○○○○cには1-4○○○○○○、・・・を今度の○○○○○○○○レースの○○○○○○○○予想であるとするのである。
 全ての○○○○○○○○組み合わせを○○○○○○○○情報として提供している○○○○○○○○○のでだれかは○○○○○○○必ず当たる。従って必ず○○○○○○○○○○情報提供料は○○○○○入金する訳である。○○○○○○情報○○○○○提供者は一切○○○○○○馬券や○○○○○車券を買わず○○○○○○情報提供するだけ○○○○○○○だから必ず○○○○○利益がある。

 この○○○○○○商売の○○○○○○○ポイントは○○○○○○会員を如何に○○○○○○集めるか○○○○○である。○○○○○情報が○○○○○的中したときのみ○○○○○○○情報料を支払う○○○○○○という○○○仕組みは○○○○○情報を提供される○○○○○側は十分○○○納得できる。あとは○○○○○的中率が○○高いという○○○○印象をどのようにして○○○○与えるかである。○○○○○的中率が○○○○○○低ければ○○○○情報料を○○○○払わないで○○○○○済むので○○○○その点では損はしないが、○○○○○○ギャンブルでは余分な○○○○○○○投資をしているので○○○○○○○会員は離れていってしまう。しかしある程度○○○○○○予想が○○○○○的中○○○○○出来れば○○○○○○会員離れも○○○防ぐことが○○○○○出来るだろう。

 残る○○○○○○問題は○○○○○情報が○○○○○○○的中したときにどのように○○○○○○情報料を○○○○○回収するかである。金融○○○○○機関の自動引き落としを○○○○○○使えばいいかも知れない。○○○○○○○情報料の○○○○○設定も○○○○○○鍵である。一律とするか○○○○○○払戻金に○○○比例させるかその○○○○○混合型にするかも○○○○○課題となる。

*1 『公序良俗』と男女差別
*2 日本表現規制史年表
*3 反骨のジャーナリスト・宮武外骨と戦争



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