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9909雑記草
990902リコーのGR1s*1をよく使っている。大変よく撮れる様な気がするのでよく撮れているのだろう。うまく撮れた写真はいいのだが、失敗もちょくちょくある。一つは絞り設定のダイヤルがちょっとした拍子で回転してしまいプログラムモードのつもりがマニュアル設定モードになっていることをシャッターを切ってから気付くことがある。もう一つはフラッシュ発光モード切り替えスイッチも知らぬ間によく動く。このフラッシュモード切り替えスイッチがスライドスイッチになっているのはGR1sの特徴の一つで他の多くのコンパクトカメラはオート発光がメインであとは切り替えられるとしても大抵は押しボタンで電子的に切り替える方式である。この方式だと電源を切ればメインのオート発光モードに戻ってしまうのでフラッシュを焚きたくないところでも、うっかり焚いてしまうということがある。
GR1sの場合その切り替えが機械的なスライドスイッチであるのでそのような失敗がないのだが、スイッチが少し緩いせいか、時たま違う設定になっていることがある。しかし非常に気に入っている。
*1 GR LENS 28mmF2.8 フードがついた高性能コンパクト
990903CD(コンパクトディスク)の直径とカセットテープ(コンパクトカセット)の対角線の長さはどちらも12cm。これは友人のS.K氏に教えてもらった。どちらもオランダのフィリップス社*1の発明品。
*1 Royal Philips Electronics
990904現行の五千円札*1にはモルワイデ図法で書かれた地図が描かれている。よく見るとハワイ、国後、択捉、奄美、沖縄、済州島がちゃんと書き込まれている。
*1 日本銀行 Bank of Japan (Japanese)
990906何気なく記憶している言葉や歌っている歌には意味不明のものがある。「かごめかごめ*1」はその代表格だろう。「夜明けの晩」とか「後ろの正面」とかなかなか謎が多い。
「せいくらべ*2」も謎がある。何故、柱の傷は去年でなくて「おととし」なのだろう。
魔法使いサリーの「マハリクマハリタ*3」ひみつのアッコちゃん*4の「テクマクマヤコン」「ラミパスラミパス」がある。「ラミパス」については逆から読めば「スーパーミラー」だから成る程と思う。それから小松政夫*5の「ニンドスハッカッカ、シチリキホッキョッキョ」も意味不明である。650年ぐらい前でも意味不明の謎の歌はあったらしい。徒然草 第百三十五段*6で『むまのきつりやう、きつにのをか、なかくぼれいり、くれんどう』と言う謎の歌が紹介されている。
*1 かごめかごめ、あるいは東天紅における転回
*2 「背(せい)くらべ」
*3 魔法使いサリー
*4 フジテレビ
*5 今週の徹子の部屋
*6 ベタテキスト版
990907「あいち平和のための戦争展」で予約注文しておいた昭和20年製版参謀本部名古屋第一号地図が手に入った。それを持って名古屋港*1の高射砲隊の跡を探しに行った。半時間ぐらい彷徨したがそれらしきものはなかった。やはりよく調べておかないと駄目だ。
*1 愛知県名古屋市港区潮見町付近
990908ケーシー高峰*1のギャグで印象深いものは「父ちゃんと母ちゃんが毎晩やることは? (1)セイコー(2)シチズン(3)オメガ」
*1 ケーシー高峰のふるさと訪ねて2
990909爆笑問題*1のギャグで印象深いものは「ヤマト、発進!」「扉にご注意下さい」
*1 タイタンホームページ
990910今日は「9」が連続する日だ。今から19年前に昭和55年5月5日と言う日があった。名古屋鉄道が5555記念切符セットを売り出していたので買った。確か価格は555円で5枚セットの切符の値段の合計が丁度555円になるようになっていたと思う。しかも記入されている駅名はすべて数字の付く駅名だったような気がする。「五ノ三*1」という珍しい駅名の切符が入っていた筈だ。
すべて硬い紙の切符であった。また5円単位運賃があるのも時代を感じさせる。
多分物置の中にまだあると思う。*1 愛知県海部郡佐屋町西保付近
990911ナオミと言う名前は世界(西洋)的な名前だというのを香川大工学部*1のある先生に聞いたことがある。Naomi*2を英和辞典で引いてみるとなるほど女子名で聖書*3に出てくる名前だとある。ということはモデルのナオミ・キャンベル*4は日本とは何の関係もないのだろう。
*1 知能機械システムエ学科
*2 ナオミ・キャンベル / Naomi Campbell
*3 礼拝メッセージ集
*4 Mr. Showbiz Celebrities: Naomi Campbell Profile
990912都道府県とは地方公共団体で最大の行政区画の総称である。しかし北海道*1は北海道で一つの単語だから「道」で代表させるのは何か変である。
江戸時代に蝦夷地と言われていたが、明治2年に北海道となった。命名は松浦武四郎*2。彼は蝦夷地の新しい名前の候補を六つ挙げていたが五畿七道の東海道、南海道、西海道に相応する北海道が選ばれた。他の都府県の名前とは違う成り立ちなのである。北海+道ではなく最初から北海道なのである。だから英語では愛知県はAichi prefecture*3であるが、北海道はHokkaido*4であってHokkai prefectureではない。ならば一都一道二府四十三県というのはおかしい。一都北海道二府四十三県か北海道都府県というべきであろう。
ところで東京都は英語で何というのだろう。Tokyo metropolis*5。かっこええなぁ。ちなみに東京都立大はTokyo Metropolitan University*6。東京大学はThe University of Tokyo*7。でも北海道大学はHokkaido University*8。
*1 試される大地 北海道
*2 北海道の名付け親
*3 NETAICH
*4 Welcome to Hokkaido.
*5 Welcome to TOKYO
*6 Welcome to TMU (Tokyo Metropolitan University)
*7 ME TO THE UNIVERSITY OF TOKYO'S WEB PAGE !!
*8 Welcome to Hokkaido University
990914外国人の名前をもじった名前は昔はよくあった。
谷啓*1はダニー・ケイ*2、益田喜頓*3はバスター・キートン*4、江戸川乱歩*5はエドガー・アラン・ポー*6。最近だとあんじ*7は、彼女の父親がローリング・ストーンズ*8のファンで彼らの曲のAngie*9にちなんだらしい。
この文章を書くに当たってペンネーム図鑑*10というホームページを見つけた。花登 筐(はなとこばこ。筐は「しょう」とも読むらしい)はバーナード・ショウ*11からというのは知らなかった。
*1 産経新聞
*2 CINEMA.POV A&AIndex (ダニー・ケイ)
*3 益田キートン
*4 Buster Keaton: The Damfinos Official Website
*5 本名 平井太郎
*6 Edgar Allan Poe NHS Park Brochure
*7 あんじホームページ
*8 stones
*9 悲しみのアンジー
*10 ペンネーム図鑑(近代日本文学)〜解説・参考文献
*11 マイ・フェア・レディ
990915オリンパス*1のMOドライバ*2のカタログに「上を向いて歩く」ことが自分たちの企業の性格である、と書いてあった。
社員が上をみて仕事をする、つまり上司の様子を伺いながら仕事をすると会社が傾くといわれているが、オリンパスが言いたいことは当然違う。目標を常に高いところに置いているということだ。*1 OLYMPUS Web Site
*2 OLYMPUS LineUp
990917先日、家で飼っているミドリ亀*1を夜中に覗いたら水の中で寝ていた。よく見ると小さな水の泡の鼻提灯を付けているではないか。蛍光灯を点けて見ていたのでしばらくすると目を開けて起きてしまった。その時、鼻提灯は消えてしまった。
*1 カメ目 - ヌマガメ科 - スライダーガメ属 アカミミガメ
990919コロコロコミック*1に連載中の「うちゅう人田中太郎*2」が面白い。田中太郎*3は突然転校してきた謎の宇宙人で巨大カエルのジェームスといつも何か事件を起こす設定である。オバケのQ太郎*4と同じような設定だが話の進行はオバQと違って不条理型である。ドクター秩父山*5に少し似ているかも知れない。秩父山にも半人半カエルのケロタンが出てくる。
*1 コロコロコミック公式HP「V-Coro」
*2 うちゅう人田中太郎 データベース
*3 田中本家博物館のご案内
*4 歌/石川進
*5 怖がることはない おじさんと一緒に あぶない世界へ行こうね
990921今日は愛知県知多郡美浜町古布*1にある河和(こうわ)水上機基地跡を見に行った。水上飛行機を海に下ろしたり陸に揚げたりするコンクリート製の緩やかな傾斜が3カ所ある。行く途中に気付いたのだが、丁度満潮だったので半分は海の中だった。失敗だった。広大な基地の中心部だったところには都築紡績河和工場が立っている。付近をあちこち何かないか探していたら、かなり古そうな煉瓦ブロック製の倉庫があった。屋根だけ葺き替えてあるようだ。もしかしたら基地関係の遺構か。
*1 愛知県知多郡美浜町古布付近
990922またカメの話。家で飼っているミドリガメにはテトラ社*1の餌二種類をやっている。テトラレプトミンというものとテトラガマルスというものである。レプトミンは配合飼料でガマルスは天然の小さな海老みたいな虫を乾燥させたものである。うちのミドリガメはどちらもよく食べるが、特に海老が好きらしい。二種類の餌を同時にやると海老だけ選んで先に食べる。親戚の子供に行動や仕草が似ていて面白い。
*1 TETRA WEB SITE
990924今度はカメラの話。CONTAX TVS3*1が出た。仕様はリンク先を見てもらうとして、デザインはほんと男のメカ心をくすぐる。まだ実際に手にとって見ていないのだが、何となく重そうだ。仕様を見ると電池別で320g。私のお気に入りのGR1s*1は180gだからちょっと重い。
欲しいけど結構な値段だから諦めることにする。
*1 160,000円
*2 GR LENS 28mmF2.8 フードがついた高性能コンパクト
990926中学生の頃、同級のM君はスキップ*1が趣味であった。彼は通常の前に進むスキップは勿論、後ろに進むバックスキップ、そして横に進むサイドスキップが華麗に出来た。そして彼の卒業文集の趣味の欄には「スキップ」とあった。
*1 新分類による体育の指導例
990927今日、子供と実家の近くの川へ鮒を釣りに出かけた。途中の田圃の用水の中で甲羅の大きさが2cmぐらいの蟹が死んでいるのを見つけた。ここ*1は最も近い海から直線距離で20km程度離れており、更には一帯は平野になっているので蟹がいるとは信じがたい。川の蟹と言えば沢蟹が代表的だろうが、そんなものが棲めるほどここはきれいではない。
この蟹のことを実家で話したら昔は5〜6cmの蟹がよくいた、と言うのだ。調べてみたらどうもモクズガニ*2という蟹らしい。ザリガニしかいないと思っていたが、こんなものがいたとは。
釣りの成果は子供にとって初めての釣りであったにもかかわらず、鮒1匹、鯉2匹の大漁であった。
*1 愛知県岩倉市井上町付近
*2 小林博士のモクズガニ生態図鑑
990928藻屑と水雲(もずく)*1。モクズガニを調べていたとき、あの酢の物は「もくず」だったか「もずく」だったか不安になった。辞書でしらべたら、水雲は「もくず」ともいうらしい。でも普通「もくず」はもっと意味が広い。
このように文字の順番が入れ替わると別の言葉になり、記憶が曖昧になるものが他にある。筆者は雅鰤(わらさ)*2と鰆(さわら)*3とがどっちがどっちだったかいつも分からなくなる。でもイラク*4とイクラ*5を間違える人は少ないだろう。
*1 舌触りがさっぱり
*2 ぶり
*3 サワラ(サバ科)
*4 JPEG 画像 1033x1231 ピクセル
*5 イクラ製品の衛生的取扱いについて
990929地域振興券*1の使用期限が既に切れていた。そのことを何かで読んでいて思い出した。我が家の地域振興券はどうなったか。
振興券が配布され出したらすぐに役所にもらいに行った。すぐ次に日に使ってみるかとゴム製の「麻雀マット*2」を2000円分の券で支払った。麻雀マットを買った理由は子供達が日頃麻雀がやりたいと言っていたからだ。
麻雀牌は香港で10年ぐらい前に買ってきたものがあるので、必要なのはマットだけだった。香港製の麻雀牌には丁寧にそれぞれ数字が小さく彫ってある。漢字が分からなくても「伍萬」は「5」だということが分かる様になっているのだ。また「白發中」にも「WHITE」「GREEN」「RED」と書いてある。麻雀のやり方も簡単に英語で説明してある冊子が入っているから多分国際的なおみやげとして売られていたのだろう。牌は日本のものよりも少し大きめで背中の板の厚みが腹の方と同じである。日本製の牌*3は背中は腹の1/3〜1/4の厚さが普通である。
マットを買った翌日、振興券不使用を誓った人の話を新聞で読んだ。その人の主張は地域振興券の財源は税金や国債だから、最後には自分たちが払うことになるので素直に使う気になれない、と言うことであった。成る程と思い家族に、もう振興券は使わないことにしようと提案した。暫くは職場や近所で振興券の話題が出ると「うちは使わないことにした」と言っていたが、市井の人も振興券を話題にしなくなったところで、我が家の振興券のことはすっかり忘れてしまっていた。
今日、妻にそのことを聞いた。
「そういえば、振興券の期限切れたけど、何処にしまってある」
「全部使ったわよ」
「えっ?何に」
「全部食費!」
「あっ、そぉ・・・」*1 地域振興券推進本部を設置
*2 mat
*3 hai
990930「ざあます*1」と言う言葉を町中で聞いたことがないことに気付いた。辞書を引くと東京山の手の婦人の言い方とあった。でも世田谷の高級住宅街で本当に「そぉざあます」と言っている人がいるのだろうか。
サザエさん*2に出てくる金持ちの奥様は確かに言いそうである。ドラえもん*3のスネ夫の母親も「ざあます」だ。塩沢とき*4も「ざあます」役で名を馳せた。皆に共通するのはおばさんパーマで尖り眼鏡である。でもこれらの「ざあます」は実在していない。
今は絶滅しているとしても高度成長期の日本には存在していたのだろうか。
*1 FRENCH TECHNO POP
*2 原作 長谷川町子
*3 ドラえもん同好会
*4 TOHO ENTERTAINMENT OFFICIAL WEB SITE
10数年前、小田急*1新宿線の各駅停車に代々木上原*2から乗り込んできた美しい女性が忘れられない。その女性はガラガラの車内で椅子に腰を掛けた途端、鼻くそをほじりだした。当人は文庫本で顔を隠しているつもりなのか分からないが、わき目もふらずほじくり続けた。私は美人なのにもったいないなと思いながら、その様子を凝視していた。その美人は次の東(ひがし)北沢*3駅で降りてしまった。
*1 小田急電鉄ホームページ
*2 路線図
*3 路線図
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