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9911雑記草
991102更に単位の続き。匁(もんめ)は尺貫法の重さの単位で一貫の千分の一で約3.75g。この匁という字は「文」と「め」の合成字らしい。日本で作った漢字である国字は「峠」「裃」「畑」「笹」など色々あるが全て漢字の成り立ちに倣って漢字を組み合わせて日本で作った字である。しかし匁は漢字と平仮名である。これは珍しいと思う。他にあるのだろうか。だが平仮名も漢字が基になっているのだからそれ程凄くないか。漢字とローマ字だったら凄いことになるか。慶應*1を广K广Oと書くのは誰が発明したのだろう。
*1 慶應義塾ホームページ
991103アルファベットとローマ字との違いを長い間勘違いしていた。アルファベットとはABCのことでローマ字というのはローマ字表記の日本語を、例えばrohmajiというのをローマ字と思っていた。
アルファベットとはαβγとかABCだとかАБВとかギリシャ文字を基礎とした表音文字の表のことで、ローマ字はその中の一つでABCと書かれる表音文字のことである。外国人にとって日本語のアルファベットは「あいうえお」とか「いろは」なのだろうか。ところで日本語のローマ字表記の方法にはヘボン式と訓令式がある。ヘボン式*1はchiとかfuとかshiとか英語風に表記する方法で訓令式*2はti、hu、siとなる。
ヘボン式という言葉を聞いたとき「バスコ・ダ・ガマ」とか「モホロビチッチ*3」とかを聞いたときと同じ感覚を味わった記憶がある。
*1 Romanization
*2 ローマ字表記法(訓令式)
*3 地球内部を伝わる地震波
991104「後藤」をローマ字表記する場合、「Gotoh」としている。人によっては「Goto」だし「Gotou」である。英語圏の人が「ごとう」の発音で読んでくれそうな綴りは「Gotoh」ではないかと思っている。Gotoでは「がぅとぅ」だろうしGotouだと「がつぅ」の様な気がする。もともと日本語表記のみが正式だからどの綴りが正しいというのはないだろう。だからどれでもいいのだが、Gotohにしている。Reagan*1元大統領も「リーガン」と初めのうちは呼ばれていたし、Hepburn式だってヘボン式と読んでるし、どうでもいいことかも知れない。
*1 The Ronald Reagan Home Page
991105秩父三十四カ所観音霊場*1の第三十番札所瑞龍山法雲寺には「天狗の爪」が寺宝として安置されている。写真を見ると4cmぐらいの長さで先がとがっている。この爪は山中から出土した物と伝えられているそうだが、これはどう見てもサメの歯の化石*2である。山中から出土したというのも頷ける。
*1 踊る巫女の世界(秩父三十四所観音巡礼)
*2 化石のホームページ その他 サメの歯
991106ビートたけし*1の「結局分かりませんでした」という本を読んだ。ピーター・フランクル*2との対談でこんなクイズの話が出てくる。それぞれ違う病気を持った男女4人がお互いに病気を移さないように総当たり戦をする。この時最低何個のコンドームが必要か。
答えは3個。コンドーム*3を2枚重ねて使うのがこつで、まず最初に2枚重ねて使う。そして次に別の女性とは先に重ねて使ったコンドームの外側の方を外して使う。次に先程外した方のコンドームをもう一人の男性が装着して最初の男性の相手をした女性の相手をする。そして最後に残った3個目のコンドームをもう一人の女性で使う。
これを読んだとき、普通に考えると4個で、クイズの答えが3個というのはあまりにも意外性がないと思った。2個で出来るのではないかと考えた。消毒をして何度も使うと言うわけではない。それならば1個で十分である。
分かり易くするため男女2人に名前を付けよう。A男、B男、A子、B子とする。まず2枚重ねてA男×A子。次に1枚外してA男×B子。次は先程「A男×A子」の2枚重ねの外側のコンドームをB男が装着してB男×A子。そして最後にB男はA子で使ったコンドームを装着したままA男がB子で使用したコンドームを重ねて付けてB男×B子。従って2個で十分である。*1 OFFICE-KITANO WEB SITE
*2 数学者、大道芸人。1953年、ハンガリーに生まれ
*3 HIV感染症診療の手引き_1章
991107学生時代に通っていた銭湯*1で背中一面に刺青*2をしていた人とよく一緒になった。近くの焼鳥屋さんの店員さんで顔だけみていると刺青などしているとはとても思えなかった。その人の背中の刺青は最初のうちは青い線の輪郭だけだった。月日が経つにつれ部分的に色が入っていった。数年かけて半分ぐらいまで色が入ってきたかと思っていたら、銭湯に来なくなった。
やはり一度に刺青を彫るのは体力と経済力が必要なのだろうか。
*1 祖師谷温泉21
*2 暴力団ミニ講座その21
991108インターネットで検索をしていたら通販ハヤシケイコ*1というのを見つけた。マツモトキヨシ*2の二番煎じだろうな。もしかしたら何らかの関係があるかも知れない。
*1 DHA/通販 ハヤシ・ケイコ
*2 マツモトキヨシ
991109インターネットを使った初めての買い物は耳掻き棒*1だった。「快太郎*2」という商品名で副題として「超快感耳掻き棒」とあった。こんなことを書かれるとどんな快感が得られるのだろうと思わず買ってしまった。
すす竹*3製のさじ耳掻きと梵天*4耳掻きの二本セットになっている。一本で片方がさじ、反対側が梵天という素人仕様ではない。床屋で使うような職人仕様である。そしてさじの部分の大きささじの厚さが絶妙な出来である。よく観光地の土産物にあるような片方に小さなこけしや達磨が付いた耳掻きとはわけが違うのである。特にさじの部分の厚さは耳垢を取るのに最適な厚さを実現し、なおかつ耐久性に優れている。普通に売っている耳掻きでは厚すぎて耳壁を何度も擦らないとうまく耳垢を取ることが出来ない。又金属製の耳掻きはさじの部分を最適の厚さにすることが出来るが、使い始めがひんやりとしていて真夏はいいが寒い季節は使いづらい。
とにかくこれを使ったら他の耳掻きは使えない。商品の説明書には梵天が主役であると書いてあったが、大きな耳垢がごっそり取れたときほど嬉しいものはない。これは湿った耳垢の人には分からないうれしさであろう。
医学的には*5耳垢は自然に排出されるので耳掻きは必要ではないそうだ。やりすぎは耳壁を傷つけるので注意が必要である。
*1 耳かきこしょこしょ
*2 Welcome to Futaba Web
*3 JPEG 画像 480x640 ピクセル
*4 快太郎と既製品比較
*5 ようこそ診察室へ
991110「加牟波理入道(がんばりにゅうどう)*1」という便所に住む妖怪がいる。「いる」という表現はちょっと変だが、昔はいたらしい。この妖怪が出ないようにするには大晦日の夜に便所で「がんばり入道ほととぎす」と唱えればいいらしい。何故「ほととぎす*2」なのか。呪文とはそういうものなのであろう。
*1 加牟波理入道(がんばりにゅうどう)
*2 日本の鳥シリーズ
991112各務原飛行場*1の航空祭が11/13にある。家族の予定と合わないため一人で行くか、諦めるか。
*1 岐阜県各務原市蘇原三柿野町付近
991113Yahoo!*1の「今日のおすすめ*2」に掲載されたら一気に一日でアクセス数が700以上増えた。それまでは1日15程度だったのに。おそるべしYahoo!。
*1 Yahoo! JAPAN
*2 GIF 画像 770x700 ピクセル
991114今日は9:00から始まる各務原飛行場の航空祭を見に行くため、7:30に家を出た。飛行場は名鉄 各務原線 三柿野駅*1の目の前にある。目的の三柿野駅までまだ1時間ぐらいかかる手前の駅からも脚立やカメラバックを抱えて乗り込んでくる人が沢山いた。そして三柿野駅に近づくとそんな人で電車内は埋め尽くされ、駅に着くとその人たちは全員降りた。凄い人気である。
飛行場内に入った途端にジェット戦闘機が爆音を立てて水平8の字飛行を始めた。丁度オープニングだったのだ。「わー、わースゲー」と本当に叫んでしまった。人気の理由が分かった。そしてブルーインパルスの演技も素晴らしかった。詳しいことは多分他の多くのホームページで知ることが出来るだろう。キーワードは「各務原飛行場」か「航空自衛隊岐阜基地」で検索すればいい。しかしこれら飛行機が本来の目的で使用される時は、あの編隊飛行も恐怖以外のなにものでもなくなってくるだろう。
航空祭の見学は付録で本誌は飛行場内に残る遺構の探索である。ところが飛行場内で解放されている部分は非常に狭い領域で殆どの地域は立入禁止区域になっていた。小牧基地の基地祭の時と比較すると解放されている面積が極端に狭かった。そのせいか遺構らしきものがあまり見つけられなかった。
ただ飛行場には古めかしい格納庫が数多くあった。以前、小牧基地で出会った戦争遺跡研究会の人に、戦前戦中の軍関係の建築の窓枠は縦長が特徴であるということを聞いた。古そうな格納庫の窓枠はすべて縦長であったが、これに関して全然下調べをしていないのでどうなのかわからない。結局、遺構関係の収穫は殆どなかった。戦闘機の写真ばかり撮っていた。
話は変わって昨日のYahoo!の続き。「今日のおすすめ*2」でアクセス数が「遺構探訪」にとって爆発的に増えたためかカウンターが故障してしまい一旦「0」に戻ってしまったようだ。日々のアクセスログファイルを基に修正する予定である。
*1 三柿野駅
*2 GIF 画像 770x700 ピクセル
991115大漢和辞典*1の見出しの漢字5万字を全て一字残らず収録したB全紙ポスターがあることを知った。定価は1236円。
そんなポスターを買う奴がいるのだろうかと思われるかも知れないが、欲しくなってきた。でも13年前の本のカバーの折り返しの部分の広告なのでもう売ってないかもしれない。
*1 大漢和辞典 全15巻
991116練り歯磨きは美の友ナスハミガキクロ*1を使っている。歯磨き剤の色は黒。白い歯には白い歯磨きが連想されるが、この歯磨きはチューブから出した状態は真っ黒である。口の中に入れても黒いままである。黒色の理由は丸なすの黒焼きが入っているためで、服に付くとしみが残るので歯磨きの時は注意が必要である。塩味。
チューブには茄子の絵と「Binotomo ナス DENTIFRICE JET BLACK」の文字とが記されている。DENTIFRICEは歯磨き剤もこと。それでは「JET」とは何か。ジェットというとジェットエンジン*2かポール・マッカートニーの「Jet*3」だろう。この歯磨きの場合の「JET」は黒色という意味で「JET BLACK」で漆黒になる。
この歯磨きを使っている理由としてこの名前の格好良さもある。
*1 石けん、美容
*2 GE90ターボファンエンジン
*3 Tracks
991117偶然の本質は何か。偶然とはその出来事を偶然と解釈することによって初めて偶然となる。と言ったのは筆者であるが、偶然というのは非常に興味深い。赤瀬川原平*1氏が東京路上探検記という本のなかで偶然日記を紹介している。偶然の背後に潜む何かを探ろうとしてとりあえず「今日の偶然」という日記を付けはじめたという。
私も印象深い偶然の経験は色々ある。十数年前のことである。テレビ番組が全て終了した時間にそうとは知らずにテレビのスイッチを入れた。映ったのは雑音の画面であったので消そうと思った瞬間、臨時ニュースが始まりスペースシャトルの爆発事故*2を伝えはじめた。
まず臨時ニュースが始まるほんの少し前にテレビのスイッチを入れる偶然、そのチャンネルを選ぶ偶然、自分がテレビのスイッチを入れる前にスペースシャトル爆発の大事故が発生していたという偶然が重なった。
*1 赤瀬川原平プロフィ−ル
*2 スペースシャトル:チャレンジャー号
9911181以上の数のそれぞれの桁の自乗の和を繰り返していくと2種類のうちどちらかの循環に陥ってしまうらしい。
例えば5。5の自乗は25。次は2の自乗4と5の自乗25とを足すと29。(2×2)+(9×9)=85。(8×8)+(5×5)=89。(8×8)+(9×9)=145。(1×1)+(4×4)+(5×5)=42。(4×4)+(2×2)=20。(2×2)+(0×0)=4。2×2=16。(1×1)+(6×6)=37。(3×3)+(7×7)=58。(8×8)+(5×5)=89。・・・。と、このように89→145→42→20→4→16→37→58→89と循環し出す。どの数から例えば「89」から循環するか「20」から循環するかは計算してみないと分からないが、どれかの数から循環し出す。
もう一つの例。23。(2×2)+(3×3)=13。(1×1)+(3×3)=10。(1×1)+(0×0)=1。1×1=1。・・・。このように1→1→1と1だけの循環。この2種類しかないらしい。ある数がどちらの循環になるかは計算してみないと分からないようだ。つまり法則性が見つかってないようだ。本当にこの2種類しかないのか分からないが、これ以外の循環は見つかっていないようだ。というよりも誰も見つけようとはしないのだろう。四色問題*1やフェルマーの大定理の証明*2と比べると知名度および知的ロマンの度合いが低すぎるのかもしれない。
*1 UEC Education System
*2 フェルマー最後の反撃
991119最近「1900年代最後の年」という言い方をよく耳にする。来年は「2000年代最初の年」「20世紀最後の年」。再来年は「21世紀最初の年*1」だろう。2010年から2019年は恐らく「10年代」という言い方になるかも知れない。しかし2000年から2009年は「何年代」と言うのだろうか。「2000年代」かもしれない。どうもしっくり来ない。
*1 2001: A Space Odyssey (1968)
991120子供の頃、巻き貝*1のてっぺんの渦はどうなっているのだろうと考えていたのをふと思いだした。頂点には無限に小さな渦が巻いているような気がしていた。
*1 群馬県立自然史博物館 収蔵情報 無セキツイ動物 巻き貝類
991121知人とこんな話をした。その知人は今の仕事を辞めて学生時代に専攻した原子核工学*1の知識を使って職人になりたいと言うのだ。それならば「臨界師」というのはどうだ、と言う話になった。
「臨界師」というのは濃縮ウランの転換作業を小さなステンレスバケツを使って短時間にこなす業師である。将来的には電力の配送の損失を減らす為に各家庭に小型原子炉を備えた発電器が設置されることになるだろう。燃料は当然放射性元素。しかし発電機が原爆にならないように濃度をうまく調整しなければならない。一般人にはとても危険な作業であるので「臨界師」なる専門家が必要となるだろう。
夕方になるとどこからともなく「りんか〜い、りんか〜い。ウラン、プルトニウムの転換作業はいらんかぇ〜」と言う臨界師の声が聞こえ、夏の風物詩となるかもしれない。
*1 名古屋大学 原子核工学専攻 & 量子エネルギー工学コース
991122横須賀の三笠公園*1に行った時、「海軍さんのカレー*2」をおみやげに買った。これがなかなかうまかった。なんか喫茶店で食べるカレーみたいで。そういえば喫茶店といえば、コーヒー豆の煎った匂いとカレーの匂いが漂ってくるのがいかにも喫茶店という感じがする。
*1 三笠公園
*2 横須賀三浦ベイエリア特産品
991123「ナイーブ」の意味を長い間、間違えていた。「彼女はナイーブだから」というのは「彼女は神経質だから」と言う意味に使っていた。ナイーブはnaive*1で天真爛漫だとか純真だとかと言う意味である。神経質はナーバスnervous*2である。
*1 Free Online Bidirectional English-Japanese Dictionary
*2 Free Online Bidirectional English-Japanese Dictionary
991124あるホームページで日本人名をローマ字表記する場合、どうして苗字と名を西洋式に順番を入れ替えて表記しなければならないか、と憤慨している人がいた。このひとはクレジットカードを作る際に自分の名前のローマ字表記が日本式になるようにしようとしたらクレジットカード会社にそれは出来ないと言われ、結局カードを作らなかったらしい。パスポートでもこの主張をしたらしいが聞き入れてもらえなかった。しかしパスポートはどうしても必要だったので名、苗字の順番を受け入れたらしい。
この様に西洋式に迎合するのは日本だけだ、という。毛沢東*1をTse-tung Maoと書くなどと聞いたことがない。ヨーロッパでも日本式の名前の書き方をする国がいくつかある。非ユークリッド幾何学*2の創始者の一人にボヤイ・ヤーノシュ*3というハンガリーの数学者がいた。この人の苗字はボヤイである。ハンガリーではこういう順番らしい。
世界での少数派だから多数派にあわせる場合が多いのかも知れない。ボヤイの場合も本によってはヤーノシュ・ボヤイと書いてあるのがある。そういえばアグネス・チャン*4、ブルース・リー*5やジャッキー・チェン*6は西洋式だなぁ。これは英語名だからか。
*1 日中愛好協会(正統)
*2 お気に入りのページ
*3 『幾何学の起源について』初版
*4 Hong_Kong
*5 ブルース・リートップページ
*6 Hong_Kong
991125正月前後は泊まりがけで出掛ける事が多くなる。心配なのはミドリガメだ。餌をどうするか。自動餌やり機*1があるのだろうか。本来ならば真冬なので亀は冬眠しているはずだが、人工的な環境で冬眠させると餓死してしまう確率が高いらしい。従って現在は水槽にヒーターを入れて冬眠させていない。
あぁ、正月が不安だ。亀を連れて出掛けるしかないのか。
*1 YAMAHA 自動給餌機
991126夜間に道路の輪郭形状を示すデリニエータという反射板がある。高速道路や幹線道路のガードレールに付いている橙色の反射板のことである。これには大抵、風車のようなものが反射鏡の前に付いていて風が吹いているといつもクルクル回っている。この風車と反射板との隙間にはブラシが付いていて、自動車の排気ガス等による反射板の汚れをそのブラシで常に落とすようになっている。このようにして反射鏡の機能を低下せないようにしているのだ。
これは誰が発明したのか知らないが素晴らしい発明である。余分なエネルギーを使わずに機能を維持させるのは大した仕掛けだ。これと似たような仕組みの路上のキャッツアイ*1がある。キャッツアイというのは夜間に自動車のライトを反射して道路の中央を示すために自動車道路上に付いてるものである。夜間に自動車のライトで光る猫の目がこの装置の発明のきっかけとなった。最近は太陽電池を内蔵して昼間に電力を蓄え、夜間に赤く光る発光ダイオード*2を点滅させるものが増えている。
これも発光ダイオードの部分や反射部分が汚れてしまうと道路の中央を夜間の自動車運転者に知らせるという機能が低下してしまう。上のデリニエータのように余分なエネルギーを使わずに汚れを定期的に取り除きたいのだが、キャッツアイは常に自動車に踏まれたりする運命なので風車等を付けるわけにはいかない。
そこで考え出されたのが自動車に踏まれた時の力を利用することである。キャッツアイを地面に固定された枠の部分と自動車に踏まれると少し地面に沈む本体部分とで構成された二重構造にする。沈まない枠の部分にブラシを付けておいて、自動車に踏まれる度に発光ダイオードや反射部分を擦るようになっていてそれで汚れを落とす。この様な仕組みのキャッツアイはまだ日本にはないようだ。*1 CATSEYE REFLECTIVE ROAD STUD
*2 LEDの発行原理
991127最近はかなり減ってきたが、以前はクレジットカード*1を使うとき署名と電話番号を書いてくれと店員によく言われた。署名は本人を特定する為なので当然書かなければならないが、電話番号を書く意味が何処にあるのだろう。もし使われたクレジットカードが期限切れだったり偽造や盗難品であったとしたらその場で書かれた電話番号にどれだけの信憑性があるのだろうか。
一度、ある店で店員と以下の問答をしたことがある。
「どうして電話番号を書かなければならないのか」
「万が一の場合にお客様に連絡するためです」
「万が一とはどんな時のことだ」
「お客様が電話番号をお書き頂けないのでしたらカードでの決済はご遠慮願います」
「だからどういう場合だ」
「お客様にはご迷惑をお掛け致しませんのでご安心を」
理屈が通らぬ店員に対して腹が立ったが、この時は現金の持ち合わせがなかったので渋々電話番号を書いた。支払いの順番を待っていた次の客は怪訝な顔をしていた。
実際「万が一」というのはどういう場合なのだろうか。カードによる支払いは「店」と「カード会社」との取引であって、「カードを使う人」と「店」との取引ではない。「カードを使う人」は「カード会社」との契約に基づいてカードを使っているのである。だから店がカードを使った人に連絡をとる筋合いはない。この頃は面倒なので言われたら電話番号を素直に書くようにしている。電話番号を書けと言うが、カードの裏の署名と伝票の署名とを照合しない店もあるので、何を考えているか分からなくなってくることもある。
*1 商品コラム - カード不正使用検出支援システム PRISM
991128愛知県蒲郡(がまごおり)市*1に西浦温泉*2という温泉がある。そこの富士見荘*3というホテルに泊まった。
その名の通り空気が澄んでいる冬に富士山が見えるという。*1 愛知県蒲郡市元町付近
*2 国観連(中部)西浦温泉(ガイド)
*3 国観連中部/西浦温泉(冨士見荘)
9911293年ほど前だが、夏のある日の朝、自宅の前のコンクリートの道を甲長15cmぐらいのイシガメ*1がのそのそ歩いていた。朝の出勤前だったので亀を捕まえて急いで家に戻り、バケツに入れて、それから出勤した。恐らく近所のどこからか逃げ出した亀だろう。
次の日の休日、近くの池にそのイシガメを逃がしに行った。水辺に腰をおろして亀をゆっくり水の中に入れてやった。すると亀はばたばたと手足を動かして一目散に池の中に潜っていった。やはり爬虫類だな、と思いながら亀が見えなくなった池を見つめていた。
すると先程の亀が水面に上がってきてたのだ。しかもこちらを見ている。こちらに首を向けているのだから確かにこちらを見ているのだろう。こちらを見ていたのは10秒ぐらいだろうが、かなり長く思えた。とても珍しい経験をしたと思い家族に興奮しながらこのことを話した。今年の春からミドリガメを飼いだした。どうも亀が人間を見つめるのは習性のようだ。
*1 マルヤマズーガイド-爬虫類館-イシガメ
991130一年生の息子が「これはなんという漢字*1か」というので見てみたら、見たこともない字が書いてあった。「サボテン」と読むらしい。自分で発明した漢字だという。「次、これは」と見せてくれた字は甲虫に似ていたので「カブト虫か」といったら、そうだという。さらに「これは最初のカブト虫という漢字」と見せてくれたのは先程の字よりも更にカブト虫に近い形をしていた。
恐らく学校で漢字の成り立ちという話を聞いたか、本を見たのだろう。小さなところでも歴史は繰り返しているようだ。
*1 和製漢字の辞典
最近の写真はGR1s*1ばかり使って撮影している。35mmフィルムであるがワイシャツのポケットに入る大きさなので気軽に持って出掛けられる。しかし少々値段が高かったので、心配なのは落として壊してしまうことだ。色々細かい設定できるかわりに、プログラムオートのつもりで前のマニュアル設定のまま次の撮影をして失敗することもある。そこでプログラムオートしかないが、レンズはGR1sと同じというGR10*2が欲しくなってきた。これはGR-1sのほぼ半値で買えそうだ。
*1 Ricoh Camera Website
*2 Ricoh Camera Website
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