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9910雑記草


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991001

 東海村で臨界事故が発生した。ばらまかれた放射性物質は拡散され、放射能レベルが下がるのを待つしかないだろう。地域住民の不安は計り知れない。それは放射能拡散事故は癌を誘発させるので非常に恐ろしいからだ。核燃料を安全に処理出来る日は来るのだろうか。

 今回の臨界事故で現場の作業員は事故の瞬間「青い光」が急に広がったと証言しているらしい。これはどうもチェレンコフ光*1らしい。チェレンコフ光と言うと核燃料貯蔵庫の水槽が青く光*2っているあの青い光だ。荷電粒子(電気を帯びた粒子。電子や陽子など)が水の中で光の速度よりも速く運動するとあのような青い光を発する。光速より速く運動するものはないと言われているが、それは真空の場合。水の中やガラスの中では光の速度は真空のそれよりも小さい。従って粒子が光速より速くなることもあり得る。

 事故の瞬間に現場の作業員が見た青い光はまさにこのチェレンコフ光の可能性が強いらしい。それも眼球の水晶体でチェレンコフ光が発生して、それを知覚したというのだ。如何に強い放射線を浴びたかが分かる。

*1 Chelenkov Effect: Seeping away weird image
*2 武蔵工大炉の炉心部とチェレンコフ光

991002

 また光の話。真空中の光の速度*1は299792458m/sである。299792458.0001m/sでもなく299792457.9999m/sでもなくぴったり299792458m/sこの値である。なぜこんなきっちりとした値なのか。光の速度の測定誤差はないのか。

 真空中の光の速度の値には誤差はない。それは測定値ではないからだ。1983年に1メートルの定義が「光が真空中で299792458分の1秒間に進む距離」とされたので、真空中の光の速度は定義された値となった。

 それでは以前の1メートルの定義は何であったか。最初は地球の子午線の北極から赤道までの距離の1千万分の1の長さのメートル国際原器を作った。それを1メートルの長さの定義としたのが1889年。その後、1960年にはクリプトン86という原子が出す橙色の光の波長をもとに1メートルを定義した。この時の光の速度は299792456.8m/sから299792459.2m/sの間という誤差のある測定値であった。

*1 理科年表平成12年版・理科年表CD-ROM2000・気象データひまわりCD-ROM2000のご案内

991003

 今日は航空自衛隊小牧基地*1の基地祭に行って来た。小牧基地内には戦争遺跡が何件か残っていると聞いたので、自衛隊機を見るためではなく基地敷地内にあるこれら遺構を見るために出向いた。

 コンクリート製の掩体壕を初めて見た。飛行場でよく見る格納庫のコンクリート版である。飛行機一台用なので格納庫よりも小さい。現在はすべて基地内の物置として使われている。

*1 愛知県小牧市南外山無番地

991004

 梶井基次郎*1が死んでから50年以上経っているので、彼の小説の一部をここに記載しても著作権上問題*2はないだろう。作品「檸檬*3」の中でこんなことを書いている。

 何故だかその頃私はみすぼらしくて美しいものに強くひきつけられたのを覺えてゐる。風景にしても壞れかかった街だとか、その街にしても他所他所しい表通りよりもどこか親しみのある、汚い洗濯物が干してあったりがらくたが轉してあったりむさくるしい部屋が覗いてゐたりする裏通りが好きであった。雨や風が蝕んでやがて土に歸ってしまふ、と云ったやうな趣のある街で、土塀が崩れてゐたり家竝が傾きかかってゐたり――勢ひのいいのは植物だけで、時とすると吃驚させるやうな向日葵があったりカンナが咲いてゐたりする。

 同じ様な感覚の人は昔からいるのである。

*1 大正の文豪 梶井基次郎
*2 JASRAC
*3 檸檬 梶井基次郎

991005

 家には大小二つの福助*1の貯金箱がテレビジョン受像器の上に鎮座ましましている。この二つの福助は深々とお辞儀をしているので顔が見えず、ちょんまげ頭のてっぺんがこちらを向いている。二つとも岐阜県平田町*2お千代保(おちょぼ)稲荷*3で買ってきた。貯金箱の中身は年に一度正月に取り出してお年玉にするのが我が家の習わしとなっている。

*1 福助工業株式会社
*2 平田町/プロフィール/人口など
*3 平田町/観光ガイド/お千代稲荷神社

991007

 夜の八時半頃に家の外で飼っているミドリガメを覗いたら、水の中でまた気泡の鼻提灯*1をつけて寝ていた。明かりを点けても今度はなかなか起きなかった。しばらくすると半分だけ目を開けた。よく見ると水泡が少し小さくなった。そしてまた元の大きさになった。亀の鼻息に合わせて水泡が小さくなったり大きくなったりしているのだ。正確にいうと水の中だから鼻息ではなく鼻からの水流である。まさに漫画の世界の鼻提灯であった。完全に目が覚めると鼻提灯は亀の鼻から離れて水面で消えた。

*1 亀の鼻提灯

991008

 秋になるといろいろと行事があって遺構を探訪する機会が減ってくる。しかし月末には戦争遺跡の宝庫「三浦半島*1」まで遠征する予定だ。現地では砲台跡研究のプロの方々と合流する予定である。

*1 三浦半島ビーチマップ

991009

 高山祭*1の夜祭りを初めて見た。あの屋台(山車)はいつ頃からあったのだろうか。最初は小さい屋台だったのが時を経る毎にだんだん高くなり今の電柱の電線に届くぐらいの大きさになったのだろう。あのような屋台は日本だけなのだろうか。

*1 日本三大美祭として名高い

991010

 お寺*1の掲示板にこんなことが書いてあった。「あなたが無駄に過ごした今日は、昨日病気で死んでいった人が生きたいと願っていた一日です」
 誰の言葉*2か知らないが、心にグサッと来た言葉であった。

*1 最低山極悪寺ホームページ
*2 一 生 涯 聞 法

991011

 日本の会社の形態は4種類ある。「株式会社」「有限会社」「合資会社」「合名会社」の4種類。最近、ベンチャー支援や独立起業が盛んになっており、会社を設立する人がかなり増えているらしい。そのかわり潰れる会社も多く、今年の8月の倒産件数は10ヶ月ぶりに1400件を超えた。

 大抵、会社を設立するときは「株式会社」か「有限会社」を設立するのだが、平成3年に施行された改正商法*1によりそれぞれ資本金が1000万円、300万円以上必要となったので簡単に設立することが出来なくなった。そこで見直されてきたのが「合資会社」であるらしい。株式会社や有限会社のような資本金の制限が一切ない。出資者は2人以上必要なので理論的には資本金2円で会社を設立することが出来る。この資本金の制限だけで合資会社が見直されているわけではないが、こういう側面も確かにあるようだ。

 合資会社の2人以上の出資者というのは一人以上は無限責任社員、そして一人以上は有限責任社員で構成される。ここで言う社員とは会社に雇われている人ではなく「出資者」の意味で社員という言葉を用いるらしい。合名会社の場合はこの社員は2人以上の無限責任社員で構成される。
 では無限責任とか有限責任とは一体何のことかと言うと会社の債務に対して直接的に無限に責任を負うことと間接的に出資の範囲内の責任を負うことである。つまり会社が潰れたら個人の財産も使い最後まで債権者に対して責任を持つのが無限責任社員、それに対して出資額の範囲で責任が終了するのが有限責任社員である。この責任範囲が法律により決められている。

 今まで個人で会社を設立するに当たって合資会社が敬遠されてきたのはこの無限責任社員をおかなければならない点であった。しかし有限責任社員で構成される株式会社や有限会社でも中小企業の場合、倒産のときには個人の責任は実質的には免れないので、その点では合資会社との差異は殆どない、と書いている本が多い。

 だがこれはおかしい。いくら有限会社が潰れてもその出資者の社長が私財をなげうって債権者に対して責任をとるのは道義上の問題であって、法的根拠はない。出資金の範囲だけでいい筈だ。いざとなれば開き直れるのである。ただし債務が社長自身の個人保証による場合は別である。しかし合資会社の場合はそれは通用しない。無限の責任があるからだ。だから簡単に「差異はない」と書いているが、雲泥の差があるという認識でないと合資会社は設立できない。

*1 施行 明32・6・16

991012

 自動車のエンジンオイルの交換は自分でやるようにしている。購入してから7年間で14万キロ走行した。大体1万キロに一回の割合でオイル交換しているから、もう10回以上は自分で交換している。

 以前の自動車のとき、ある自動車用品販売チェーン店*1でオイル交換をした。古いオイルがエンジンから抜け切れていない状態でオイルエレメント*2を外したらしく、そこからオイルがこぼれ出たらしい。店から黙って渡されて自動車を走らせているとオイルの焦げた臭いがする。自動車を止めてボンネットを開けるとオイルエレメントの周辺がオイルまみれになっていた。しばらくの間は自動車を走らせると焦げたオイルの臭いが車内に充満するという苦い経験をしたため、自分で交換するようになった。

 一時期このチェーン店はエンジンの下からオイルを抜くから古いオイルが残らない、というようなことを言っていたが、エンジンのオイルパン*3についているオイルドレイン*4は地面と衝突しないようにオイルパンの一番低いところには付いていない。一番低いところよりも少し上に付いている。だからどうしてもオイルは残ってしまう。しかも粘りけがあるので短時間では当然抜けきらない。作業効率を考えるとこの抜く時間は短くならざるを得ない。さらに完全に抜きたいのなら車体を傾けたりしないと駄目である。むしろオイルゲージ差し込み口からオイルを抜く「上抜き」の方が完全に抜けるかも知れない。

 こう考えていくとこういう店にやってもらうのは折角新しいオイルを入れても古いオイルと混ざってしまって気持ちが悪い。 だからオイル抜きには時間をたっぷり掛けて車体をジャッキで傾けて納得のいくまでオイルを抜いてから、新しいオイルを注いでやるのである。その甲斐あってかエンジンはすこぶる調子がよい。本当は古いオイルと混ざっても別に支障はないのだろうが、気持ちの問題である。

*1 AUTOBACS.COM
*2 エンジンオイル交換
*3 オイル交換講座
*4 オイル交換講座

991013

 名古屋に「いば昇*1」という鰻屋がある。ここのうなぎはものすごくうまいが日曜が休みなので最近は全然喰いに行っていない。

*1 名古屋麺食い天国 名古屋名物 ひつまぶし

991014

 家で水棲動物を何種類か飼っている。鼻提灯のミドリガメ*1の話は何度も書いている。他にはタニシ、メダカ、ブルーギル*2オイカワ*3(?)、アメリカザリガニ、ドジョウ。メダカ以外は全て同じ水槽に同棲させていた。最近、アメリカザリガニがいなくなってしまった。恐らくザリガニの脱皮直後をミドリガメが狙って食べてしまったと思う。ザリガニは脱皮直後は体が柔らかい為あまり動けない。そこを亀に狙われたのであろう。

*1 亀の鼻提灯 (2)
*2 霞ヶ浦自然百科事典
*3 国立科学博物館

991015

 もうすぐ西暦2000年。首相*1二千円札*2を出すと10/5に言った。例えば現在の1万円札の雉のデザインは昭和59年9月に山階鳥類研究所*3の考証を経て発行はその三年後の昭和59年11月である。紙幣は国の信用であるから偽造防止の観点からも安易なデザインには出来ない。

 ということはかなり前から計画されていたのか、それとも西暦2000年に新札を出すというのは地域振興券発行程度に考えているのか。

*1 P-Kantei
*2 新しい紙幣の発行について
*3 財団法人 山階鳥類研究所

991016

 ついでに西暦2000年の話をもう一つ。もう2000年まで3ヶ月を切ったので、来年は「21世紀」だと勘違いしている人はそろそろ減ってきたと思う。キリストが生まれたとされた年(現在はキリストが生まれたのはB.C4年とされている)を西暦1年と決めたから1世紀もこの年から始める。だから西暦100年は1世紀で2世紀は101年からである。「西暦0年」と「0世紀」というのがないからこうなるのだ。従って21世紀は2001年からである。

 これからが本題。西暦2000年は閏年である。地球の公転周期は365.2422日なので4年に一度0.2422×4=0.9688日分を1日として公転周期と暦上の1年365日を合わせるのが閏年である。

 0.9688日を1日とするので閏年の度に0.0312日分余分に調整してしまう。 これを100回(400年分)続けると公転周期よりも暦が0.0312×100=3.12日分長くなる。そこで本来は4年に一度の閏年だが平年に戻す年が400年毎で3回必要となる。

 閏年は4で割り切れる西暦年になっている。そして400年毎の調整は100年の年に行う。1900年とか1800年は4で割り切れる年だが、平年にする。

 「400年毎に3日調整する」ので100年の年に毎回平年を入れると「400年毎に4日調整」してしまうことになる。そこで400年に一度、「閏年だが平年にするところをやはり閏年にする」年が来るのだ。その年は400で割り切れる西暦年なのだ。

 なんと2000年はその年なのだ。がっかりである。どう考えたって「閏年だけど平年の年」の方がいい。1900年は「閏年だけど平年の年」だったのだ。当時は「今年は前回の閏年とはちょっと違う」と言えたのだ。でも1996年と2000年どちらも閏年である。しかし「閏年→平年→閏年」の裏のウラ閏年なのだ。世間の殆どの人が2000年がいつもの閏年だと思っているのは残念で仕方がない。しかも現在の暦はグレゴリオ暦*1と呼ばれるもので1582年に制定されたものだ。だとするとこの400年毎の調整は1600年に1回目があって今回は2回目なのだろう。あぁ、それにしても残念だ。

*1 雑学博学(西洋の暦:東洋の暦)

991017

 スケルトンという外来語のような言葉がある。最近はスケルトンモデルと称して中身が透けて見えるパソコン*1や家電製品が多く発売されている。自分がそういう語感を持っているから思うのだが、「透けるトン」と思っている人は結構いるのではないか。英語ではskeleton と綴る。意味は骨格とか骸骨という意味で別に透ける透けないは関係ない。

 かつてマンネリmannerismを「万練り」だと思っていた時期がある。「サボる」や「ダブる」も何となく純日本語と感じてしまうこともある。

*1 アップルコンピュータ

991018

 森永*1のチョコボールで銀のくちばしか金のくちばしが出ればおもちゃの缶詰がもらえる。昔は箱の印刷の微妙な色の濃さでそのくちばしを90%以上の確率で当てることが出来た。
 最近、久しぶりに買ってみた。印刷の色が少し濃いのが当たりの筈だが、全然区別がつかない。20個ぐらい買ってみたが一つも当たっていない。

*1 ようこそ!森永製菓へ

991019

 ある製造業会社の技術者には若ハゲ*1が多い。さぞ頭を使う仕事をしていることだろうと思われるかも知れないが、ハゲは後天的原因は少なく、その殆どが遺伝的原因であるらしい。

 では何故、遺伝的な原因なのにある会社の技術者に多いのか。その会社は親族ばかりなのか。または技術の伝承が世襲制になっているためか。どれも違う。技術者には責任感か強く真面目な性格の人が多い。この様な人ははげる人が多いのではないか。ハゲと真面目との関係を最もよく表している職業は「執事」だろう。執事といえばハゲ、ハゲといえば執事というくらい、ハゲの似合う職業は執事以外にはないくらいだ。真面目さを特に要求される職業は執事の他に技術者ぐらいだろう。

 つまりハゲるから技術者になったのである。

*1 失敗しない育毛の知識/東洋医学育毛研究所

991020

 執事のついで。かなり昔、NHKのドラマ番組かなんかで井上順*1が執事に扮していたことがあった。その時の彼のおきまりの台詞は「執事の八木でございます」であった。

*1 Artist Information -OH ENTERPRISE-

991021

 判官贔屓*1紺屋の白袴*2。「ほうがんびいき」と「こうやのしろばかま」。「はんがん」でも「こんや」でもいいらしい。もともとは漢字の読みからすると「はんがん」と「こんや」だと思うが、どちらも撥音が長音に変化している。変化する原因は発音しやすいからだろうが、それ程発音しやすくなったとは思えない。むしろ「人の家(うち)」が「人んち」に訛るように「ん」が最終形の様な気がしていた。「ん」が更に伸ばす音に訛るのは何か人間の性のようなものを感じる。

*1 こばしの判官贔屓
*2 ことわざ辞典

991022

 「巨泉(大橋巨泉)*1前武(前田武彦)*2ゲバゲバ90分」の話題になった。こんな歌があったのを覚えているか、と言って出てきたのがこれである。
 「言いたいこと言ってらぁ、シェイシェイ(セイセイ?SAYSAY?)。言いたいこと言ってらぁ、シェイシェイ(セイセイ?SAYSAY?)。言いたいこと、言いたいこと、言いたいこと、言いたいこと、ねぇ、おっしゃってぇ」
 今日の夜からいよいよ戦争遺跡の宝庫「三浦半島」へ遠征に出かける。夜行バス*3を使うので現地到着は明朝である。

*1 Kyosen Oohashi 大橋巨泉 (おおはし きょせん Mr.OK)
*2 前田武彦
*3 京急 バス情報 / 高速バス

991023

 8時半頃に横須賀に到着した。横須賀に来たのは初めてであった。JR横須賀駅の前には横須賀本港があり、そこで初めて潜水艦を見た。しかも動いていた。横須賀市民にとっては当たり前の風景だろうが、愛知県民にとっては非常に珍しい光景であった。
 そこから歩いて記念艦三笠がある三笠公園まで歩いていった。ここから猿島*1への定期船が出ている。これに乗って猿島の要塞を見に行った。島全体が戦争遺跡になっている。詳細は本文*2にて。
 そしてその夜に関東地区の砲台跡研究の大家であるネーモン氏*3と合流した。明日は砲台研究の重鎮H.S氏と一緒に三浦半島の砲台群を探訪することになっている。

*1 神奈川県横須賀市猿島付近
*2 遺構探訪
*3 945年(昭和20年) 米軍のコロネット作戦に対する日本軍の防衛

991024

 朝8時にH.S氏と合流する予定だったが、手始めに高麗山*1の砲台を見てからH.S氏宅に向かったため8時半となった。
 合流してからは日没までぶっ続けで見て廻った。江ノ島*2稲村ヶ崎*3武山*4三崎*5剱崎*6三戸*7黒崎*8の順で廻った。昼飯は16時頃、黒崎の浜辺で途中の店で買い込んだ物を自動車の中でささっと食べただけであった。
 このように無茶苦茶な行程であったがネーモン氏とH.S氏の両氏は嫌な顔一つせずに付き合ってくれた。どうもありがとうございました。
 探訪の成果は猿島同様本文*9にて公開予定である。

*1 神奈川県平塚市万田付近
*2 神奈川県藤沢市江の島2丁目付近
*3 神奈川県鎌倉市稲村ガ崎1丁目
*4 神奈川県横須賀市武3丁目付近
*5 神奈川県三浦市南下浦町金田付近
*6 神奈川県三浦市南下浦町松輪付近
*7 神奈川県三浦市初声町三戸付近
*8 神奈川県三浦市初声町入江付近
*9 遺構探訪

991025

 三浦半島探訪の写真が出来てきた。露光不足と手ぶればかりで使える写真があるかどうか不安である。Velvia*1がISO50であることをすっかり忘れていたためである。失敗だった。

*1 Velvia(RVP)の特長と用途

991026

 三浦半島の武山*1砲台跡でくじいた足首がまだ痛い。くじいた時にグキっと大きな音がしたのでこれは長引きそうである。

*1 神奈川県横須賀市武3丁目付近

991027

 画像データ加工用のソフトPhotoshop*1の動作を改良するためにRAMdiskを仮想記憶用HDの代わりにしてみた。

 仮想記憶に回せるRAMがあるならばPhotoshopに割り当てるメモリを増やせばいいかもしれない。しかしその様な設定にすると画像処理時に頻繁にHDにアクセスするようなるのだ。仮想記憶用HDメモリはPhotoshopに割り当てたRAMが足りなくなったときに使われるのだが、この仮想記憶メモリの容量と割り当てのRAMの容量とは関連があり、仮想記憶の容量がRAMより小さいといくらPhotoshopにRAMを割り当てても仮想記憶の容量分しかRAMを使わなくなる。

 例えばPhotoshopにRAMを100MB割り当てていても仮想記憶用のHDの空き容量が30MBしかないとPhotoshopはRAMを30MBまでしか使えなくなるのだ。従って仮想記憶HDはRAM不足の時のための非常用とはいえ、常にRAMと関連し合っていると思われる。そこで仮想記憶用のHDをRAMで代用する方法を採ってみた訳である。

 処理時間の差を測ってみたら全然変わらなかった。

*1 Adobe Photoshop

991028

 三浦半島の遺構探訪の時はネーモン氏に自動車を出して頂いた。50年以上前の旧軍の施設が取り壊されずに残っているということはその場所の開発が殆ど進行していないということである。従って道路も整備されていないところが多い。しかしネーモン氏はどんな悪路でもどんな細い道でも車で入っていった。武山*1では山頂までの道は全く舗装されておらず、何度となく自動車の底を擦った。あまりにも擦るので心配になった私とH.S氏は自動車が擦りそうな大きな凸凹の場所で車高を上げるため自動車を降りた。といっても下りの時に一度だけしか降りなかった。ブレーキラインは大丈夫だろうか。因みにネーモン氏の自動車は5ナンバーのセダンである。

*1 三浦半島ハイキングコースガイド

991029

 電気の抵抗の単位はΩ(オーム)である。電気の通り難さを表した単位である。逆に電気の通り易さの単位はモー。mhoでモーである。これはohmオームを反対から読んだだけである。電気の通り易さは通り難さの逆だから単位名も逆にしたのだ。さらに記号もΩを上下逆さまにしたものだ。一体いつ頃誰がこんな単位を命名したのだろう。恐らく自然科学分野の単位名でこんな語源を持つものはモーだけかも知れない。しかし国際単位系SI*1ではモーではなくS(ジーメンス)が採用されている。OhmもSiemensもドイツの学者の名前である。

*1 国際単位系-計量研究所

991030

 単位の続き。自然科学の分野で日本人名が単位名の語源となっているのは一例しかないと思う。YukawaでたしかYと略されたと思う。長さの単位で10のマイナス13乗cm。しかし世界的にはこの長さの単位は湯川秀樹*1と同じ分野で活躍したエンリコ・フェルミ*2の名前からのFermiの方が有名らしい。

*1 湯川秀樹が中間子論を発表
*1 ローマ生まれの物理学者



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